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外壁サイディングの種類と特徴

サイディングはボード状の外壁材です。工場生産のため品質が均一で、下地となる胴縁に釘で打ち付けたり、専用の金物で留めたりするだけと施工性の高さが特徴となります。

性能や価格、デザインのバリエーションが多く、好みによって選択の幅が広がります。

既存の壁の上に貼ることのできるリフォームに特化した製品も販売されており、新築・リフォームを問わず多く取り入れられている建材です。

サイディングは使われている素材によって「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「木質系サイディング」「樹脂系サイディング」に分けられます。

本記事は、外壁塗装駆け込み寺トソコにより、2015年に執筆されたものです。

窯業系サイディング

セメントなどを主原料に、繊維質の木片や無機物を混ぜて強化、プレス成形したもので、現在一般的な住宅では最も多く使用されている材料です。硬質で密度が高いので、耐熱性、耐火性、耐水性などに優れており、遮音性や耐震性能も併せ持っています。

外観の見栄えはタイル調や石目調、レンガ調、石積調などデザインが豊富で表情も多彩なので、様々なバリエーションを楽しむことができます。工場で塗装処理を施したもののほかに、無塗装のものもあり、現場でお好みの色に塗装をかけることも可能です。

また、表面に光触媒の塗装を施したり、親水性のコーティングを用いたりなど、メーカーそれぞれの工夫を施し防汚性に特化したものもあります。

最近はサイディングの継ぎ目のシーリング材をほとんど使用せずに、見た目にスッキリした上でシーリング切れによる漏水を防ぐ商品も出ています。

金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼鈑とアルミ合金製が主流で、素材の耐候性が高く凍害にも強いですが、断熱性と遮音性は窯業系のほうが高くなります。軽量で施工しやすく、既存の壁に重ね貼りしても建物に負担がかからないこと、ひび割れや凍害・紫外線に強いこと、断熱材を充填したものであれば断熱効果も高くなる等の特徴があります。

10年以上前のものであればありきたりなデザインしかなく、選ぶ幅が狭いのがデメリットでした。現在ではシャープでモダンな雰囲気を持つデザインやレンガ調、石積調などのデザインもあり、商品バリエーションが豊富になってきたので徐々に人気が高まってきています。

セルフッ素コート品として塗膜の耐候性を強化することで日光による色あせを防ぎ、セルフクリーニングもできる商品もあります。塗膜15年保証が付いた商品も販売されて話題となっています。

木質系サイディング

木質系サイディングは木壁の板のことで、天然木などに塗装を施しているので自然の風合いが魅力となっています。環境にも優しく、耐候性は劣りますが、定期的にメンテナンスをすることで、長持ちします。耐候性のある木材を使用したものは、そのまま仕上げにすることもあります。

防火性能を持つ商品も開発されています。

樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂が原料の北米で生まれたサイディングです。耐久性や耐候性に優れ、劣化や退色もほとんどありません。

それは、ほかのサイディングは表面に塗装をかけているのに対して樹脂系サイディングは材料自体に顔料が練りこまれているからです。長期間使用しても色があせたり、色落ちしたりしません。

また、樹脂サイディングはコーキングをしないオープンジョイント工法なので、外壁の内外圧力差が小さく、隙間から雨水が入りにくくなっています。万が一、樹脂サイディングの裏側に水が回っても通気層があるので、雨水が壁内にしみ込む前に乾燥してしまいます。

さらに軽量なので建物に負担がかからず、リフォームにも適しています。

準防火地域や22条区域での使用は、建築基準法により規制されるため、各メーカーが個別に認定を取得した商品を使用することになります。

建物の外壁材をサイディングで考えているなら、具体的なメンテナンスや保証について十分に説明を受けた上で、ランニングコストも検討しながら選ぶことをオススメいたします。

(image by 筆者)

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