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「使い切れないかも?」はこれで解消!プロ直伝・ワケあり食材活用法

「ワケあり食材」とは、明太子の「切れ子」のように、見た目や大きさの問題で安く売られる商品のこと。味・品質に正規品との差はないので、慎重派のあなたにもおすすめです。今回は、そんなワケあり食材の活用方法をプロの方に教えていただきました。いつもの食卓にプラスするだけで、手軽にリッチな気分が味わえるようになりますよ。「独身だから量が多いと賞味期限が心配…」「たくさんあると途中で飽きちゃうよ」そんなふうにお悩みの人は必見です!

「ワケあり食材」とはどういうものか、ご存知ですか?切れ端で見た目が悪かったり、大きさが不ぞろいのために安く売られたりする商品のこと。味・品質は普通のものと変わらないのに、見た目のちょっとした問題で安く売られているのです。

今回は、そんなわけあり食材のおいしい活用方法を、料理研究家の梅原けいさん(以下、梅原さん)に教えていただきました。いつもの食卓にプラスするだけで、手軽にリッチな気分が味わえるようになりますよ!

「肉」のおすすめワケあり食材

和食・洋食どちらでもメインとなるお肉。切れ端やサイズの不ぞろいなどで、ワケあり品になるようです。梅原さんがおすすめするお肉のワケあり食材には、どのようなものがあるのでしょう。

ベーコン(切れ端、破れたものなど)

うまみがぎゅぎゅっと凝縮されたベーコンは、幅広い料理に使えるお役立ち食材。

ベーコンビッツ

いつものサラダにベーコンビッツをのせるだけで、おいしさがグレードアップ。面倒な手間はいらない上に、既製品をわざわざ買ってくるよりも経済的です。

梅原さん「ベーコンがたくさんあるときに作っておくと便利ですね。耐熱容器にキッチンペーパーをしいて、みじん切りにしたベーコンをのせ、500Wのレンジで3分ずつ様子を見ながら、カリカリになるまで加熱します。みじん切りのベーコンなので、もとの形は全く気になりません」

細切りにして炒め物、スープ

また、細切りにしておいてもいろいろな料理にさっと使えて便利です。

梅原さん「形が気になるベーコンは、そのまま出さず、細切りにして使います。味は普通のものと変わらないので、炒め物やスープ、グラタン、パスタソースなど幅広く使用できます」

ローストビーフの切り落とし(切れ端、サイズ不揃いなど)

お家でイチからローストビーフを作るのは、ちょっと大変そう。そんなときは、ワケあり品でお得に入手しましょう。

ローストビーフサンド

ディナーにもいいですが、たまにはサンドイッチでカジュアルに食べるのもおすすめ。

梅原さん「野菜と一緒にパンに挟んで、サンドイッチにします。パンで挟むので、切れ端やサイズが不揃いでも、気になりません。高価なイメージのローストビーフサンドですが、ワケありで入手すれば、贅沢にたっぷり使用できて、お得感が楽しめます」

ローストビーフのユッケ風

グレービーソースに飽きたら、ぜひ試してほしいのがこちらのユッケ風ローストビーフ。

梅原さん「レア感のあるローストビーフは、細切りにしてユッケ風にいただくのがおすすめです。細切りにしたローストビーフに、焼肉のタレを絡め、生卵をのせ、白ごまをふりかけます。細切りにするので、もとの形が悪くても問題ありません。お酒のおつまみや、ごはんのおかずにぴったりです」

「魚介・甲殻類」のおすすめワケあり食材

ワケあり品には魚介・甲殻類もたくさん出ています。安くたくさん買えるからこそ、いつもとは違うレシピを試してみてはいかがでしょうか。

明太子(皮の破れ、大きさ不揃い)

明太子は端が切れてしまったものを「切れ子」といい、贈答用には向かないためワケあり品として出荷されるようになります。もちろん味付けは高級品と変わりません。

明太子マヨネーズ

ご飯にのせる以外にも、おいしい食べ方があるんです。洋食にも合うめんたいマヨはいかがでしょうか。

梅原さん「明太子の身を腹から取り出し、明太子マヨネーズを作ります。身を取り出すので、皮の破れや大きさは気になりません。野菜と和えたり、蒸し鶏のソースにすると美味しいです。グラタンやパスタソースにも使え、料理のバリエージョンが広がります」

明太子フレーク

たくさんあって食べきれないかも…そんな明太子は加熱してフレークにすると、保存がきいておすすめなのだそうです。

梅原さん「明太子2腹分をラップで包み、500Wのレンジで1分加熱したら、上下を逆さにして再び1分加熱し、火を通します。冷めたら皮をむいて身をほぐし、ジップロックに入れて保存します。ごはんにかけたり、おかずのトッピングにも重宝します」

カニ(殻や爪の割れ、大きさの不揃い)

続いておすすめなのが、カニ!漁場近くでないと安く手に入らないと思われがちですが、そんなことはありません。家で食べるのなら、重視するのは大きさよりも味ですもんね。

カニ鍋

これからの寒い季節にぴったりなのがカニ鍋。カニの身そのものはもちろん、シメのお雑炊までおいしく食べられる料理です。

梅原さん「大きさが不揃いのカニは、殻ごと食べやすい大きさにハサミで切って、鍋に入れます。殻ごと鍋に入れることで、カニの出汁をしっかり感じられる、贅沢な鍋が作れます」

身をほぐしてパスタソース、サラダ

カニカマではない、本物のカニを普段の料理に使えるのもぜいたくな感じがしますね。見た目にも華やかで嬉しい一品になります。

梅原さん「パスタのソースやサラダに足すだけでも、リッチで美味しい料理になります。ごはんの上にたっぷりのせて、海鮮丼にするのもおすすめです」

「果物」のおすすめワケあり食材

りんご(軸割れ、果皮の傷、色むら、斑点、変形、押し傷など)

赤く熟したりんごはとてもおいしいですが、毎日むいて食べるのは飽きてしまいそう。どう料理するのがおすすめなのでしょうか。

自家製りんごジャム

痛みやキズが気になるようであれば、煮詰めてリンゴジャムにするのがよいそうです。自分で作るなら、甘さを調節できるのもうれしいですね。

梅原さん「パンにのせたり、ヨーグルトに入れたりと、日持ちもするので便利です。ワケあり食材で大量にりんごを入手したときは、作っておくと重宝しますよ」

生りんごジュース

また、純粋なりんごジュースをいつでも味わえるのも、ワケあり品で大量に手に入るからこそ。

梅原さん「ジューススタンドなどで買うと高価な生りんごジュースですが、ワケあり食材を使えば作りたての美味しさをお得に楽しめます。痛みがあるりんごは、その部分を取り除き、水と一緒にミキサーに入れて、撹拌します。りんごの栄養がしっかり摂れて、体にも嬉しいジュースです」

みかん(傷、色むら、黒点、小ぶり、サイズ不揃い、熟れすぎ)

冬にテレビをみながら、こたつで頬張るみかんはこの上なくおいしいもの。一度にたくさん食べられないときは、次のように調理・保存してみてください。

皮ごと焼いて焼きみかん

焼きりんごがあるのなら、焼きみかんもあるのです。初めはあつあつのみかんに違和感を覚えるかもしれませんが、そのおいしさに病みつきになりますよ。

梅原さん「皮の色むらや黒点が気になるみかんは、皮ごとトースターに入れて、7~8分焦げ目がつくまで焼きます。焼いたみかんは、甘さも増して、果汁がジューシー。いつもと違ったみかんの食べ方が楽しめます」

皮をむいて冷凍みかん

給食で食べたという人も多い、冷凍みかん。冷たさと甘さが絶妙で、よいデザートになります。

梅原さん「熟れすぎたみかんが大量にある時は、皮をむいて保存袋に入れ、冷凍します。皮をむくことで、傷や色むらがあっても気になりません。保存が効いて便利なことはもちろん、熟れたみかんは甘みが強いので、冷凍みかんにぴったりです」

手軽にぜいたくを味わって

味はおいしいのに、サイズや見た目で安く売りだされるワケあり食材たち。リーズナブルに品質の高いものが手に入るとあれば、利用しない手はありませんね。

プロのアドバイスを参考にして、今までなじみのなかった人も、ぜひ毎日のお料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

取材協力

梅原 けい さん

フードクリエイティブファクトリー所属 料理研究家、栄養士、フードコーディネーター。

「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、企業や飲食店へのレシピ・メニュー開発、栄養監修、執筆、メディア出演、セミナー講師として活動。ブログでは米粉の研究経験を生かして、米粉やグルテンフリーの食材を使用した「ヘルシースイーツ」を紹介されています。

(image by 写真AC)

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