\ フォローしてね /

マネーに強いIT企業に聞く!「法人カード」を使うメリットとは

個人のクレジットカードを持っている方は多いはず。ネットショッピングや公共料金の引き落とし、ちょっとした買い物にもカードを使ったことがあるのではないでしょうか?小銭を探す手間が省けたり、割り引きになったりとお買い物を便利にしてくれますね。

企業でも、「法人カード」を持つことができます。キャッシュレスな支払いが可能になると、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。

今回は法人カードについて、知っておいて損はない情報をまとめてみました。また、マネーに関するビジネスを展開しているIT企業で、法人カードのメリットや、経費を扱うときのコツなどを教えていただきましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

本記事は、2015年11月の取材情報をもとに執筆されたものです。

法人カードの基礎知識

そもそも法人カードとは

法人カードとは、法人名義で作ることができる法人向けのクレジットカードのことです。

最近では、株式会社や有限会社などの法人に加え、個人事業主やフリーランスでも申し込めるところが増えてきています。社用経費を個人で立て替えることなく、キャッシュレスで処理するため、煩雑な手続きや、経費が削減できることが特徴です。

「法人カード」「コーポレートカード」「ビジネスカード」など異なる呼称を見かけて混乱するかもしれませんが、カード会社に異なるというのが実際のところです。申込みを検討しているならば、まずはカードの対象(大企業・中小企業・個人事業主など)を確認しましょう。

個人カードとの違い

個人カードでは、申し込んだ本人の信用が審査された結果、クレジットカードが発行されます。

これに対し、法人カードでは会社(事業主)として申し込んだ会社の信用が審査され、発行された会社の役員・社員が利用するという違いがあります。

支払い方法

法人カードの使用方法は、個人カードと大差ありませんが、支払い方法が異なる部分があります。支払い方法には大きく分けて次の2つ。

  • 法人の指定した口座から一括で支払うもの。
  • 法人カードを付与された各個人の口座から引き落とす

後者の「各個人の口座から引き落とされる」では経費精算の業務が発生するため、メリットが少ないようですが、それでもカード明細が社員で統一されるので全体の作業効率は上がるようですね。

審査が厳しい

個人カードに比べて、審査が厳しく年会費も高いという特徴があります。気になる審査基準は、カード会社により異なるため、明確な基準はありません。しかし、「会社設立3年以上・2期連続黒字決済」としている会社が多いようです。

企業での使用例

では、実際に企業ではどのようにカードを活用しているのでしょうか。マネーに関するビジネスを展開している、​​freee株式会社さん・株式会社BearTailさんの2社に、お話をうかがってきました!

​​freee株式会社 KTさん

「freee」は専門知識がなくても、決算書・会計帳簿を作成できるクラウド会計ソフト。銀行やクレジットカードを登録するとインターネット上の明細を取得し、会計帳簿や決算書を自動で作成します。運営会社である、freee株式会社のKTさんに法人カードのメリットをお伺いしました。

KTさん「支払いと会計が簡単になる、これに尽きると思います。
  
1つめのメリットとしては、支払が簡単なこと。ネットショッピングはもちろん、最近ではコンビニなどのお店でもレジでカードを渡すだけで、サインしなくても支払いが終わります。わざわざ小口現金を管理する必要もありません。
  
また、2つめのメリットには、会計が簡単なことがあります。クレジットカード会社の多くは利用明細をWEBで確認する事ができます。さらに、クラウド型の会計ソフトを利用すると、その明細と連携して、経費仕訳の自動的入力ができます。領収書を整理して取っておく必要はありませんし、入力の手間が省けてミスもありません」

キャッシュレス・ペーパーレスにすることで、無駄なトラブルや作業を無くしていくことができるのですね。カード処理をするときは、何か意識していることやコツなどありますか?

KTさん「カード処理では、使い道(担当者・部署)ごとに複数枚のカードを使い分けています。利用明細は後からみても、『これ何に使ったかな?』と思い出すのに悩むことがあると思います。また、従業員が増えて複数人で同じカードを使うと、経理担当者には何がなんだかわからなくなってしまいます。そこで、カードを
・備品用
・交際費用
・マーケティングチーム用
などのように複数枚用意しておくことで、迷わず会計処理を進めることができます」

最後に、経費精算をするときに気をつけるとよいことを教えていただきました。

KTさん「経費精算をするときでは、従業員に会計データを直接入力してもらっています。一般的な会計ソフトだと、従業員が書類を作成して、経理がその書類内容を会計ソフトにもう一度打ち直す必要があります。しかし、クラウド会計ソフトを使うことによって、従業員に会計ソフトに経費精算の情報を直接入力してもらい、それを会計データとして利用することができるので、同じデータを複数回入力する必要がなくなります」

株式会社BearTail 黒崎賢一さん

スマホカメラでレシートを撮影するだけで家計簿がつけられるアプリ「Dr.Wallet」。どんな形状のレシートでもデータ化、自動カテゴリ分類してくれます。そんな「Dr.Wallet」を運営する株式会社BearTail代表、黒崎賢一さん(以下、黒崎さん)に、お使いの法人カードを教えていただきました。

黒崎さん「利用しているのは、『クレディセゾン・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』です。理由は、スタートアップであっても、与信枠が大きかったからです」

調べてみると、こちらのカードは会社設立1年目であっても審査に通ることがあるようです。審査が厳しめの法人カードにおいては、うれしい特長ですね。法人カードをお使いになって、特にどのような点がメリットとなったのでしょうか?

黒崎さん「Amazonなどでの物品購入、AWSなどのサーバー代の支払いがスムーズに行えるようになりました。なにより、個人での立替が不要となったところが大きいです。一方で、経費申請においては、クレカの明細だけでなく、レシート原本も提出する必要があるので、法人カードで支払ったところで管理負荷が残ってしまいますね」

最後に、経費精算の際に実践しているコツについてもお伺いしてみました。

黒崎さん「1週間に1度くらいの頻度で、会社のレシートと個人のレシートを財布から取り出し、別々のクリアファイルに分けて保存するようにしています。会社のレシートの裏には、使途をメモで記載しています。もちろんですが、個人のレシートは Dr.Walletで撮影しています!」

法人カードでストレスを減らそう

経費に関わる作業負担をかなり削減している法人カード。ポイントシステムや空港でのラウンジ使用など、カードによってさまざまな特典がついていることも見逃せません。

お勤めの会社の法人カードをお持ちでしたら、使い方や特典について一度見なおしてみては?

(image by 写真AC)

このライフレシピを書いた人

編集部にリクエスト!

「こんなライフレシピがほしい」や「ここがわかりにくかった」などをお送りください。