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牛と豚だけを食べて生きて行く。肉好きが選ぶ肉好きの為の肉料理7選+1

トンカツにステーキ、ビーフシチューに厚切りベーコン。肉は姿を変え形を変えて胃袋を全力で狙っています。全部食べたいけど、胃袋が耐えてもお財布が耐えられないから…なんて心配、いつだってありました。あの頃、量が多いお店が良いお店だって、高校生の僕が言います。値段が高いお店が憧れのお店だって、社会人なりたての僕は言ってます。美味しいものへの夢の抱き方はどんどん変化していきます。そして辿り着いたのが、食べたいと思った時に食べられる、そんなささやかな夢がかなうお店が一番美味しいお店。ちょっとだけ頑張れば全部食べられる程の財布に優しい肉料理の数々、ご紹介しますね!
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毎月29日は肉の日。いつの間にか日本では定着し、月に一度、久しぶりの肉でカロリーを摂取しようとお店に殺到する光景さえ今では風物詩となりました。最近では、デパートの催事でも屋外のフードフェスでも肉料理イベントが目白押しになっています。

でもちょっと考えてみましょう。肉と言われて思い付くのは大体ステーキか焼肉、ハンバーグといった何故かすべて牛肉のお料理。いやいや、肉にはもっと美味しい料理が山ほどあります。そこで今回は豚肉の美味しいやつも加えて牛豚対決。年間500食以上外食する僕が、気になった味、お店を一挙お蔵出し!でもとっておきのお店は秘密だから直接聞いてね!

西新宿 あるでん亭のアーリオオーリオ・ベーコン添え

アリタリア航空のクルーも足繁く通うパスタ屋の名店。アルデンテの商標登録を持ち、パスタのゆで加減に拘るあまり専用に麺茹でマシーンを発明した「あるでん亭」。首都圏では銀座、銀座、西新宿の三店を構えていますが特にお薦めなのは西新宿。ランチタイムは、こんなに並んでたら食べる前に昼休みが終わるやん!と思うほどの大行列ですが、食べる価値はあります。

最適な茹で加減の麺は美しいカーブを描き、その上には厚切りのベーコンが4枚も。ベーコンの焼きは西新宿店は若干甘く、銀座店ではクリスピーな食感を生む良く焼きなのでお好みでどうぞ。

このアーリオオーリオ、後半の味変に粉チーズと胡椒をたんまり掛けて食べるのがお薦めです。

成増 道頓堀のおつまみちゃあしゅう

ラーメンブームが巻き起こる遙か以前から東京の果て成増で素晴らしいラーメンを提供し続けてきた「道頓堀」。魚介の効いたスープはパツンパツンした中太麺のいやらしい喉越しと相まって、今の考えすぎたラーメンの方向は本当にこれで正しいのかと思ってしまう程の極上の一杯になっています。

これだけラーメンが美味しいのならチャーシューだって美味いのは当然。どんな舌を持っているのかも判らない芸能人達は「ほろーり!」「やわらかーい!」「口の中で溶けるみたい!」とまるで柔らかいチャーシューでなきゃあかん!口を揃えて言ってますが、道頓堀のチャーシューはそれとは正反対、肉の香りと繊維の歯ごたえと脂身の甘さ、そしてその繊維に閉じ込められた肉本来の肉汁。豚肉の美味しさを最大限に引き出している傑作です。

ラーメンはマスト、そしてこのおつまみちゃあしゅうもマストで食べて下さい。成増へようこそ!

公式サイト

大門 のもと家の特選厚切りロースかつ定食

トンカツにいきなりソースどばどば掛けてる奴はどこのどいつだい!と死語もそこそこに「のもと家」の特選厚切りロースかつ定食です。このお店はラードの薫り高いトンカツに叩いた茎わさびを乗せて、鹿児島産甘露醤油につけて食べる唯一無二の味。でもそこに辿り着くには簡単ではありません。

すべてのトンカツは3度美味しく食べるタイミングがあります。まずは何もつけず向かって右から3きれ目程の一番美味しい部分をプレーンでそのまま身の部分を一口。次に塩を軽く掛けて脂身の残った部分を。塩の力で脂身の甘さが一層際立つはずです。この際、塩をキャベツにも振りかけて軽く混ぜておきましょう。次に、トンカツの切れ目の部分を寝かせて、その身の部分に茎わさび(か芥子)を乗せて、衣を極力濡らさないように、そして他のカツに零れないないようにそっと甘露醤油(かソース)を少しだけ掛けていただきます。つまりプレーン、塩、甘露醤油(ソース)というステップです。残りのカツは美味しかった食べ方をリピート、つまりひつまぶしと同じ食べ方ですね。

一時期は無菌のSPFポークを使ってとことんレアで仕上げるレアトンカツが一世を風靡して、確かにそれは生で食べる豚という未知の味で美味しかったんだけど、一周して、今は火が入った豚に夢中。最高の和食、それはトンカツです。

西荻窪しんぽのビーフカツ

予約必須の人気店銘店がひしめき合う西荻窪で魚と言えばここ「しんぽ」です。目を奪われる豪華な刺身の盛り合わせは当然のマストメニューですが、しんぽで忘れてはならないマストメニューがもう二つだけあります。

その一つがベシャメルソースよりカニの身が多いカニクリームコロッケ、そしてもう一つがこのビーフカツです。A5の和牛を鮮やかな赤身が残るように丁寧にフライ。複雑に入ったサシが溶けて衣を濡らします。塩胡椒がしっかり効いているのでここではソースも芥子使わずに、そのままの味を存分に味わって下さい。

魚が美味しいお店が魚に負けない位美味しく調理したピカイチの和牛。ワインもいいけどここでは少し辛口の日本酒でもいいかもね。

横浜中華街 安記の酢豚

足を延ばして横浜は中華街。メインの通りから曲がった細い香港路にあるお粥の銘店、それが「安記」です。出汁の効いた中華粥は食欲が無い時でもするする入る中華4000年の歴史が誇る健康食。しかしここ安記ではもう一つ是非食べて貰いたい一品料理があります。

それは何の変哲も無い酢豚。下味をしっかり付けてからりと揚げた豚肉と油通しをしてしゃくしゃく感を残した玉ねぎとピーマン(時にはサヤエンドウになる時も)だけのシンプルな構成。黒酢や赤酢といった最近のこじらせ酢豚じゃなくて、米酢で味付けした爽やかな酸味にホンの少しのケチャップで色とコクをプラスしたトラディショナルな酢豚は誰の口にも合う万能な仕上がりです。

甘酢あんを纏っていても衣はそのクリスピー感を失わず、安心の味と共に食感も嬉しい安心の完璧酢豚を是非味わって下さい。

公式サイト

新宿 はやしやの昭和のプレート

昭和の街、新宿には昭和の味がよく似合います。「はやしや」でいただく大人のお子様ランチとも言えるこのお料理、これに加えカレーかハヤシまで付いてくるのですから完全に大人を殺しにきていますね。

これだけ色々な種類が一皿に載っているのですから若干冷えてるとかそんなんはご愛敬、文句なんてあるわけありません。あれもこれもと欲張って食べたい夢が一発で叶う昭和のプレートはゲームセンターの上にひっそり佇むレストランでいただけます。

内装も店員さんの立ち振る舞いもメニューも何もかも昭和。30年も経っていないのにすでにそれはもうノスタルジーなのです。

浅草 フジキッチンのタンとビーフのミックスシチュー

老舗がひしめき合う洋食の紛争地帯、浅草で敢然とその地位を保っている「フジキッチン」。江戸っ子丸出しのマスターとマダムの緊張感溢れる接客から提供されるビーフシチューは、輝きと照り、コクと苦み、旨味と脂、あらゆるものが渾然一体となったハレのお料理です。

今日は頑張るぞ!とおめかしした高校生が入店して、メニューを見ると同時に間違えました…とそそくさと退店するほどのお値段と空気ではあるものの、その価値は十分にあります。

時間と経験と仕事だけが生む出す間違い無い味。ソースを1滴も残さぬよう、パンと指を全力で働かせましょう!

公式サイト

台北 長白の酸菜白肉火鍋

海を越えてオマケの一店、飛行機で3時間ちょっとも乗ればそこは台北です。そこに知らないとなかなか入れない、知ってても言葉が通じないから結局入りづらい「長白」はあります。

酸菜白肉火鍋とは文字通りすっぱい白菜とお漬け物と肉のお鍋。白肉とは、茹でて蒸して冷凍してスライスした豚バラ肉。余計な脂はすべて抜け落ちて、脂の抜け殻は即ちもう旨味だけの塊なのです。これらをこれって具材?と思うほど大ぶりのワタリガニや干しエビなどの海鮮取ったお出汁で鍋にするわけです。これを6種類前後のタレをブレンドして自分だけどオリジナルつけだれを作って食べる…この至福。手間暇はそのまま味に転化されます。シンプルでトラディショナルだからこそ安心出来るこの味。

台湾にはLCCも数多く就航しています。ほれ、その意識の高い焼肉屋に行く予算で台湾まで行って鍋喰って帰ってこれますよ。寒くなるこの季節、美味しい鍋と肉を食べてエネルギーチャージしましょう!

次の肉の日は何を食べようかな

そもそもお肉を嫌いな人、シン・ゴジラの庵野秀明監督と宗教上の理由の方と以外ではそんなに聞いたことないですよね。美味しい料理って、文字通り美しい味の料理。美しい味に出会うチャンス、つまり人生で食事する絶対数って限られているんだから可能な限り美味しい料理を食べていきたい!そう思うでしょ?

(image by 筆者)

記事内で紹介されてない一番上の赤々しくて(生だけに)艶めかしい肉画像は、恵比寿「ロウリーズ」のプライムリブです。ステーキよりも喉越しがいい"飲める肉"に感動するのでこちらも是非(ちょっといいお値段するけど)!

(image by 筆者)

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