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肉たらしい程美味いやつ。濃厚ミートソース・スパで一汗かいてきたぞ!

肉とパスタが両方味わえる「ミートソース・スパゲティ」。美味しいもので胃袋を満たしたいという欲求を確実に満たしてくれる頼もしいやつですよね。

最近巷では「ミートソース専門店」「ボロネーゼ専門店」と名乗るパスタ屋さんが増えその味を競っています。そこではソースだけではなく麺にもこだわり、他では味わえない唯一の美味しさが続々と誕生中。そんな新機軸のお店が繰り出すボロネーゼから老舗のすごい飛び道具ミートスパまで美味しすぎる店を食べ歩き。

食の醍醐味の一つに「ムラ」があります。単調な味が延々続くのではなく、舌の逃げ処があったり、濃い味と淡い味が交互に出たりと、その味の違い味の濃淡が食にリズムを生み、次々と口に運ぶモチベーションになっていきます。ナポリタンのピーマンがそれですし、ミートソースやボロネーゼでは肉の大きさにメリハリをつけたり、そもそもミートソースではソースと麺が混じってないので味のムラを任意に産み出すことが可能。そんな事を考えながらフォークをクルクルと回して口に美味いヤツを運びます。

年間500食以上外食する僕が、気になった味、お店を少しお蔵出し!相変わらずお金は無いのでお財布にも優しいよ!

東京でとにかく美味しいミートソース・スパをただただご紹介

阿佐ヶ谷 ミート屋のミートパスタ

茹で上げ生パスタと濃厚ミートソースの組み合わせの「ミート屋」は、世界中の人が憧れる街、吉祥寺の超人気店「スパ吉」の姉妹店。吉祥寺ディープゾーンのハモニカ横丁にあるスパ吉は常に大行列で食べるのにも一苦ですが、このミート屋もいつも行列の人気店とはいえスパ吉ほどではないので、並んでる時間を考えれば中央線に乗って食べて帰ってで充分お釣りが来る程。余った時間は井の頭公園で三流パフォーマーの芸を鑑賞するチャンスです。

リングイネよりは若干幅広い生パスタは仕上げにバターが絡めてあり、麺自体が美味しく軽い塩気でそれだけでも食べ続けられるほど。お店の推奨では「ソースとよく混ぜて!」とあるのですが(実際混ぜると美味しい)、それをするのは後半戦で、まずは麺、ソース、ソースと麺と色々なプレーンの味を確かめるのがお薦めです。

ミートソースは苦みと酸味が絶妙で、見た目ほどの濃厚さは感じません。モチプルの中太平打ち生パスタとの絡み具合は計算された丁度良い濃度に仕上がっています。普通盛りではきっと足りなくなる(ほど美味い)ので、最初から大盛りをお薦めです。ペロリーヌですよ。

テーブルにはタバスコやデスソースなど4種の辛味調味料とブラックペッパーとチーズがおいてありますが、ここはレッドハバネロソースで決まり。辛さと甘さと野菜の旨味が渾然一体となった絶品ですので、味変タイミングになったら遠慮なくわしわし掛けましょう。

神田 寿-Kotobukiの牛の濃厚ボロネーゼ

新橋に並ぶサラリーマンのアフター5の聖地、神田にある「寿」は昼はボロネーゼ専門、夜はボロネーゼ+BARも営む二毛作のお店です。神田バル横丁という飲み屋コンプレックスの一角にあるので、ボロネーゼを食べた後は他店でランチのハシゴを…と思うかもしれません。が、寿のボロネーゼは素晴らしいボリュームと味で満足すること必至なのでそれは無理な相談なのです。

生パスタの特徴は茹で時間が短いこと。通常2分程、生フェットチーネでも3分程度ですが、ここ寿で使っているビゴリは何と4分。それでいて食感は驚く程しっかりしており、乾麺のアルデンテとも違う、標準的生パスタのモチモチ感とも違う、(良い意味で)ごわモチした力強い食感が特徴でもあり魅力でもあります。

和えられているソースも水を使わず赤ワインと野菜と肉で産み出されたいわゆるすげぇ美味いやつ。肉の切り方にも工夫が加えられており、サイズの異なる肉をソースに加えることで食べる際のリズムとムラを産み出しています。

テーブルの上にはオイル漬けのフライドガーリックと同じくオイル漬けになった複数種の刻み唐辛子。このイタリア風ラー油が素晴らしい刺激と旨味を持っています。最初は控えめに、徐々に好きなだけ…。

一見ボリュームも少なく見えますが、上げ底ならぬ下げ底の深い皿に茹で上げ重量380gのごわモチ麺とソースがたっぷり。味とボリュームのベストバウトは神田にありました。

三越前 レストラン桂のスパゲティミートソース

コレド室町の対面、やや再開発に乗り遅れた感のある一角にあるのが「レストラン桂」。TOHOシネマズ日本橋で間違って新デスノートを見てしまったなど、意気消沈した時は美味しい洋食を食べて元気になりましょう。

老舗の洋食屋で提供されるスパゲティミートソースはなんと驚きのポット入り。ちょっと気の利いたカレー専門店では時々見掛けるこのポットになんと大量の、本当に大量のミートソースが!洋食屋が時間を掛けて仕込んだ濃厚デミグラスソースがベースになっており、甘い苦い美味しいという三段論法が成立した素晴らしい仕上がりです。あまりの多さに持て余す可能性もあるので、別途鮮魚フライ等を注文してディップして食べるのも全然アリな作戦です。

麺は見たとおりの茹で置き麺。老舗洋食屋にあるまじき振る舞いと怒り狂うなかれ。このナイデンテのパスタはビーフシチューの付け合わせにも、ケチャップと和えてランチセットのお供にも、そしてメインにもと大活躍な万能パスタ。アルデンテだけがパスタじゃない。だらしなく死にかけた麺の最後の輝きを味わうのも、食べる人に課せられた大事な任務なのです。そして申し訳程度に乗せられたグリーンピース。最高じゃないですか!

ディ・チェコの12番は9分45秒で仕上げるのがベスト

日本人は麺が大好き。地球上で麺に拘るのはイタリア人と日本人しかいないと聞いたことがあります。ならば、日本人が考えたイタリアの麺料理=スパゲティこそ最高の筈じゃないですか。今日も明日も炭水化物。麺を食べてエネルギーチャージだ!ジャリコを親方でおねしゃす!!

(image by 筆者)

TOP画像は表参道「ビストロ バロンス」の焼きスパ・ミートソース風。ビストロなのに焼きスパ、しかも家庭風ミートソース。美味しさの掛け算に限りは無いですね。

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