1. コミュニケーション
    2. 「名もなき家事」の分担リストで夫婦の不満を解消する方法

    「名もなき家事」の分担リストで夫婦の不満を解消する方法

    「名もなき家事」をご存知でしょうか?

    料理を作る、洗濯を干すといったわかりやすい家事ではなく、食べ終わった後のテーブルを拭いたり、布団を整えたり、洗った食器をしまったり…。そういう、名前もつかないような地味な家事が「名もなき家事」と呼ばれているそうです。

    「俺、すげー家事やってる!食器洗いとかゴミ出しもするし…」

    なんていう自称「協力的な夫」ほど、この名もなき家事の存在に気がつかず、妻をイラつかせているという現状があります

    これ、共働きで家事を分担しているカップル・夫婦の間でも荒れるテーマなのです。

    そこで、今回は筆者が夫婦愛を深めるべく「見えない家事」をリスト化して見える化し、夫婦で分担して2週間で家事の効率化に成功した体験を紹介します。

    「名もなき家事」は「名がある家事」よりもしんどい

    たとえば、家事のひとつとして取り上げられる料理。簡単に「夕飯を作る」とは言いますが、夕飯を作るなかにも次の名もなき家事が盛りだくさんです。

    【料理の「名もなき家事」】

    • メニューを考える
    • 冷蔵庫の中の食材を把握しておく
    • 足りない食材をスーパーに買いに行く
    • 料理を作る
    • 生ゴミを捨てる
    • 調理器具やコンロを洗う

    買い出しや後処理を終えるとこまでが「料理をする」ということ。単に作っただけでは「料理をしている」とは言えないのです。

    さらに、「洗濯をする」という家事には次の名もなき家事も含まれます。

    【洗濯の「名もなき家事」】

    • 洗濯物を集めて洗濯機のスイッチを押す
    • 洗濯物を干す
    • 洗濯物を取り込む
    • 洗濯物をたたむ
    • 洗濯物をしまう

    洗濯をするということは、洗濯ものを干すだけではありません。乾いた洗濯物をとりこんで、たたんで、しまう。ここまで完了して「洗濯をした」ということになります。

    夫が家事をしなくなる理由

    というわけで、名もなき家事を放置すればするほど、「いつも私ばっかり!」と不満になる妻と、「何をやればいいのかわからない」と戸惑う夫との間に軋轢が生まれます。

    せっかく夫がお風呂場のカビ掃除をしても、「今やってほしいのはカビ掃除じゃなくて、食器洗いと食材の買い出しなんだけど…」と妻はイライラしてしまう…。「カビをとったくらいで家事をやった風な顔をしないでよね!」と腹が立ってしまう。

    これも、名もなき家事を共有できていないからこそ陥る罠なのです。

    妻の機嫌が悪いまま家事をやっていると夫は「何も言わなくても妻のほうが先に家事をやっちゃってて、やったらやったで文句言われる。もう何をやればいいのかわからない」と、ますます家事欲が削がれていきます。

    家事分担リストを作って「名もなき家事」を可視化した結果

    「私ばかり家事をしている!」と不満な妻と、「俺だってやりたいけど何をすればいいのか…」と悩む夫。この問題を解決するには、家事分担リストを作って名もなき家事を可視化するのがオススメです。

    我が家では、エクセルで月曜日から日曜日までの家事リストを作って印刷をし、家事をやったほうが蛍光ペンでマークしていくことにしました。

    家事リストはとにかく細かく!名もなき家事として、「カーテンを開ける」や、「布団を整える」、「食事後のテーブルを拭く」などもきちんと載せることにしました。

    <家事分担リスト使用1週間目>

    (妻→青/夫→黄)

    これまで我が家では、妻である筆者が料理担当、夫が掃除と洗濯を担当となんとなく決まっていました。ゆえに、もともと家事のできる夫でしたが、家事分担リストを作ったことで、毎日の掃除の流れをルーチンワーク化し要領よくやってくれるようになりました。

    目標を立てて、家事と家計の振り返りをする

    さらに、毎週木曜日は「夫婦会議の日」と称して、その週の家事や家計を振り返ることに。会議ではお互いに感想と反省をし、翌週の目標を立てます。

    妻:「自分が作ってない料理を食べたいなぁ」

    夫:「じゃあ、平日1日と休日1日は俺が料理作るよ」

    妻:「あと、食材をダメにしちゃったりすることがあって無駄な出費が多いなって。1週間ごとにその週のメニューを決めて、まとめて食材を買い出したい」

    夫:「じゃあ木曜日と日曜日に一緒に買い出しに行こう」

    ということで、『夫が料理を作る日』と、『料理のまとめ買い』をすることにしました。

    <家事分担リスト使用2週間目>

    (妻→青/夫→黄)

    ちなみに休日に夫が作ってくれた料理は、モツ煮。圧力鍋で作ってくれたのでめちゃくちゃ美味しかったです!

    1週間のメニューを決めて節約に成功!

    1週間のメニューを先に決め、食材の買い出しは木曜日と日曜日だけと決めたので、無駄な食材の出費が減りました。2週間でかかった食費は2人で5000円ほど!(お昼ご飯は各自。帰宅時間によっては夫が夕飯を食べて帰ってくることもあります)。

    小さな掃除の積み重ねできれいな部屋に

    また、毎日床掃除やカーペットの毛をとるというのを習慣にしているので、住み心地のいい綺麗な部屋を維持できています。部屋が綺麗だとどんどん「綺麗」の基準が上がっていき、休日は窓を拭いたりカーテンを洗ったりと大きい掃除に精を出せるようになりました

    家事分担リストを作ったことで愛が深まる♡

    家事分担リストを作り、夫と共有したことで生活の質と満足度がかなり上がりました。ざっくりとメリットをまとめるとこんな感じになります。

    妻のメリット

    • 「名もなき家事」の存在を夫に知ってもらえる
    • やってほしい家事を伝えられる

    夫のメリット

    • やるべきことが明確になる
    • マーカーで塗りつぶせるのでゲーム感覚で家事を楽しめる

    結果、夫婦のメリットとして「お互いに協力し、感謝し合えるので愛が深まる!」ことになりました。夫婦とは一緒に生活を築き上げていくもの。誰だって憎み合ったり、不満を溜めたくて一緒に暮らすわけではありません。

    毎日を機嫌よく、明るい気持ちで過ごすためにも、見えない家事を可視化して共有する「名もなき家事分担リスト」を心からオススメします。

    (ライター:小林リズム)
    (image by 小林リズム)

    このライフレシピを書いた人