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    冬の洗濯物をはやく乾かす合理的な方法

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    ここがおすすめ

    編集部からのポイント

    • 冬のナゾ解明

      肌は乾燥するのに洗濯物が乾かないのは「飽和水蒸気量」のせい

    • 飽和水蒸気量って?

      寒いと空気が抱えられる水の量が減って、洗濯物の水分を引き取れない

    • 風通しがカギ

      まだ水を抱える余裕のある空気を、洗濯物のまわりに送り続けよう

    • 冬の空気は乾燥して肌はカサカサ…なのに洗濯物が乾かないのはなぜ?

      ここでは、洗濯物が乾かない理由から、そんな冬の条件でも洗濯物が乾きやすくなる方法をご紹介します。洗濯物がはやく乾くと、気になる生乾き臭もしにくくなります。

      冬に「肌は乾燥するのに洗濯物が乾かない」のはなぜ?

      冬は乾燥注意報まで出ていても、洗濯物が乾きにくい。それは気温が低いと、空気が抱えられる水の量が少なくなることに関係しています。

      冷たい空気は水分を抱えにくいから乾燥する

      空気には水分を抱える働きがあります。空気中に含まれる水蒸気の量がわかりやすいように、ここではこれを「水タンク」と例えて説明します。

      空気が冷たくなると水タンクが小さくなり乾燥する

      温かい空気の水タンクは大きく、たくさんの水分を抱えられます。しかし、冷たい空気の水タンクは小さくなり、少ない量の水分でもすぐにいっぱいになります(※飽和水蒸気量)。

      これによって、空気中の水蒸気量が少なくなり空気が乾燥します。

      ※飽和水蒸気量とは?
      1㎥の大気中に存在できる水蒸気量のことです。気温によって大きく変化します。気温が高いと飽和水蒸気量は多くなり、低いと少なくなります。

      空気が乾燥していても水タンクが満タンだと乾かない

      冷たい空気の水のタンクは小さいので、濡れた洗濯物のまわりの空気はすぐに満タンになってしまいます。水のタンクがいっぱいになると、それ以上水分を入れることができないので、洗濯物から水分が蒸発しません。

      つまり、空気が乾燥していても、水タンクが小さくてこれ以上水分を抱えきれないので乾きません。

      水タンクから溢れた水分は結露になる
      気温が低くなり、水タンクが小さくなると、満タンになってしまい抱えきれなくなった水分が溢れ出てきます。余分な水分は水として周囲の物に付着し、物が湿ったり、結露が現れたりします。
      濡れた状態が続くことが生乾き臭の原因
      濡れた状態が続くと、洗濯物の繊維に残っている菌やカビが繁殖します。それが嫌なニオイのもと。洗濯物をはやく乾かして雑菌を増やさないようにすることが、生乾き臭を防ぐコツ。

      体温で温まった空気が肌を乾燥させる

      水タンクの仕組みがわかると、冬に洗濯物が全然乾かないのに肌はとても乾燥する理由も理解しやすくなります。

      肌に接している空気は冬でも体温で温められるため、水タンクの大きさは周辺の冷たい空気と比べて大きくなります。つまりその分、水分が多く抜けていくようになり、肌は乾燥してカサカサになるのです。

      • 肌:肌に接している空気が温まって水タンクが大きくなる…乾燥する
      • 服:水タンクの大きさは変わらず、空気が冷たいので小さい…乾かない

      これが、冬は洗濯物は乾かないのに肌が乾燥する理由です。

      夏の肌は同じように乾燥しないの?
      夏は体温と気温の差が小さいので、肌に接している空気の水タンクもそれほど大きく変化しません。水タンクが抱えられる量も増えないので、夏は冬のように肌が乾燥しないのです。

      水タンクを入れ替えればはやく乾く

      洗濯物のまわりの空気をどんどん入れ替えて、水タンクを交換しましょう。まだ水分を抱えられるタンクを洗濯物の周りに届ければ、洗濯物がはやく乾きます。

      また、空気自体を温かくして水タンクを大きくするのも乾きやすくする方法のひとつです。

      水タンクを入れ替える方法

      • 外に干すなら風通しの良い場所に干す
      • 室内ならエアコンや扇風機で風をあてる
      • ヒーターや布団乾燥機などの温風をあてる

      部屋干しには便利グッズを活用しよう

      室内に洗濯物を干す場合、風をあてながら干せる場所がないこともあります。ここでは、お値段以上の働きをしてくれる便利グッズをいくつか紹介します。

      カーテンレールには干さない方がベター
      カーテンレールに洗濯物を干すと、水を含んだ衣類の重さに耐えられず、グラつきが出て外れたり壊れたりすることも。衣類にもホコリがつき、カーテンのカビの原因にもなるので避けましょう。

      エアコンに引っ掛けるハンガー

      平安伸銅 エアコンハンガー ACH-1|Amazon

      • 部屋を暖房で温めながら、洗濯物も乾かせて部屋も加湿できる。一石三鳥!
      • 蒸し暑い梅雨時でも素早く乾かせる

      鴨居やドア枠に干し場所を作るハンガーキャッチ

      レック 室内 物干しキャッチ 2個組|Amazon

      • 100円均一でよく売っている。安価だから部屋干しグッズの初めの1つに
      • ドア枠にハンガーを直接かけると落ちる!でもこれなら落ちずに移動もしやすい
      • シャワーフックやドアにかけられるものなど種類が豊富。お部屋に合わせて

      つけ外し可能な室内物干しかけ

      付け外し簡単!室内物干し掛け|Amazon

      • 壁に穴を開けないから賃貸でも安心して使える
      • 設置に工具は不要。ワンタッチで付け外し可能
      • 1つならハンガーや小物干しに、2つなら物干し竿もかけられる

      乾きにくい衣類は干し方に工夫を

      普通に干すと布が重なって乾きにくい衣類は、風をまんべんなくあてると乾きやすくなります。布地が重なる部分をなるべく減らすような干し方をしましょう!

      パーカーのバンザイ干し

      フード付きの冬パーカーは、そのままハンガーにかけて干すと、フードと背中の布が重なった部分や脇の下が乾きにくいもの。逆さまにしてバンザイの形で干すと、どちらも風があたるようになり乾きやすくなります。

      ズボンの裏返し干し

      ズボンを裏返して内側のポケット部分を外側にすると、風があたる部分が増えて乾きやすくなります。

      布と布の間をあける

      風がよく通ると、乾きやすく生乾きのくさいニオイを防げます。布と布の間はあければあけるほど乾きやすくなるので、なるべくそれぞれを離して干すようにしましょう。

      生乾きのニオイを取るには

      衣類についた悪臭が消えない…。そんなときは、「逆性石けん」を使ってみましょう。食品衛生の現場でも使われていて、殺菌効果があります。数百倍に薄めて使うのでコスパがよく、1本用意しておくだけで長く使えます。

      衣類に残った雑菌をやっつけてニオイのモトを断ちましょう!

      冬の空気の特性を知って効率的に乾かそう!

      • 温かい温度にする
      • 空気の入れ替わりを助ける
      • 適度な間隔があけられるグッズを活用する
      • 風にあたりやすい干し方をする

      ポイントをおさえれば、衣類が乾きにくい冬の空気でも効率的に乾かすことができます。洗濯したらすぐに干し、素早く乾かして、嫌なニオイとさよならしましょう。

      このライフレシピを書いた人