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「伝わる写真」を撮るときの構図の作り方のコツ

写真の構図の話になると、よくダメだと言われがちなのが「日の丸構図」です。

日の丸構図とは、日本の国旗みたいに、ポイントとしたい部分をどまんなかに配置して撮影することを言いますが、それにより写真がダメになるかというと、必ずしもそんなことはありません。

フレームのどまんなかというのは、カメラにとって、ピントを合わせるのがとても得意なところ。

そして、写真は「いい!」と思った瞬間を残すことが重要です。タイミングを逃したセンスのいい構図の写真よりも、一瞬を捉えた日の丸構図の方が、写真としてはインパクトがあります。

構図なんてどうだっていい!と割り切って撮影することも、ときには大切です。
本記事は、kodomocameraのご協力により、2010年に執筆されたものです。

どういう構図がいいの?

ダメと言われがちの代表例に日の丸構図があるように、イイとされる構図の代表に「三分割法」というのがあります。

これは写真のフレームの中に、縦を三分割する線と、横を三分割する線を引き、その交差する点にポイントを合わせると、イイ写真になりやすいという方法のこと。

この三分割法はなかなか覚えやすく、効果も高い方法の1つですが、ピント合わせが難しくなるというデメリットもあります。

オートフォーカス(AF)のポイントがカメラのまんなかに集中しているので、半押ししてピントを合わせたまま、少しだけ構図をずらして、全押しして撮影といった、すこしややこしい手順を踏む必要があります。

この手順を踏まないで撮影してしまうと、背景にピントが合って人物がぼけてしまう写真になりやすいので、気をつけましょう。

心の動きを伝える構図

ある日、ふと見ると、お昼寝から起きた我が子がおとなしく1人で絵本を読んでいます。起きたのに泣かないで、しかも1人で読んでいるなんて、こんなのは初めてのこと!!写真を撮ってパパに報告しなくては……。

こんなときはどういう構図がいいのでしょう。三分割法?日の丸構図?

まず大切なのが、絵本をきちんと入れてあげることです。あまりの出来事に感動して、顔のアップを撮ってしまっては「絵本を読んでいたこと」が伝わりません。

じゃあ絵本を読んでいたことがよく分かるように、フレーミングいっぱいに絵本を読んでいる姿にしてしまうと、今度は「1人で読んでいたこと」が伝わりにくくなってしまいます。「1人で読んでいたこと」を伝えるためには、周りも入れてあげることが重要です。

写真を見た人に伝えるためには、なにが必要かなと想像しながら、近寄ったり、離れたり、空間をあけたり、フレームいっぱいに写したり……。

構図を決めるときに大事なことは「こうすればいい!」という形から入るのではなく、自分が伝えたいことのために形を変えることです。

実例はこんな感じです。

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(text & photo by Ai Nakamura)
(イラスト by にしだたまみ)

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