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庭で安全に害虫発生を抑える「ニーム」の楽しみ方

素敵な庭をつくるには、花と緑が欠かせませんよね。しかし花も緑も、木になるのが「虫」の対策です。害虫の発生は嫌なものです。

「虫」にも、いろいろな種類がいます。ここで言う「害虫」は、放置しておくと花や緑を枯らしてしまうものです。「毛虫」のなかには、毛虫の「毛」そのものに毒があって、庭いじりのときに手をかぶれさせてしまったり、激痛を引き起こすものもあります。

クスリの散布に頼らずに、人体に安全無害な、安全に害虫発生を抑える方法をご紹介します。

ニームとは

ズバリ、その名も「ニーム」です!ニームとはインド原産の木で、忌避効果が抜群の植物です。しかも、嬉しいことに、ニームは人間や家畜に対して無害です。ミミズなどの益虫を殺すこともありません。

基本的にニームは殺虫剤ではないからです。殺虫剤でないのに、いわゆる「害虫」が嫌がる成分が含まれているので、ニームのエキスを散布することで、害虫避けになります。

害虫避けになるので、害虫が寄らなくなり、卵が植えつけられてしまうことも減ります。「毛虫」の大半は、成長して蛾になります。たとえ卵が残っていて蛾に成長したとしても、蛾が庭を嫌がってしまえば良いのです。もう蛾は、ニームの撒かれた庭に卵を植えつけようとしませんから、年々、害虫は減っていきます。

1:ニームオイルを薄めて使用する

ホームセンターの園芸コーナーで市販されているのが、「ニームオイル」です。ニームオイルは、天然のニームから作られています。ただし、ニームオイルは濃縮されている状態と言っていいほど、とても濃いものになっています。使用は水で薄めてからです。

冬など寒い時期には、ニームは固まってしまいます。低温下で凝固してしまう性質があるためですが、温めれば再び液状になります。ニーム容器ごと、湯煎すればすぐにニームは溶けます。

空のペットボトルを利用

空のペットボトルを利用します。空のペットボトル500mlのものであれば、水に対して1~3滴で充分です。よく振って、混ぜあわせます。水が白っぽく濁ればOKです。これを、さらに薄めて使用していきます。

2:葉っぱにスプレーする

ニームオイルを薄めた液体を、葉っぱにスプレーしましょう。念のため、手にはビニール手袋や軍手をしてください。これはニーム対策というよりも、庭仕事に対して言えることです。

庭仕事では、思いもよらぬ敵が現れます。しっかり管理された庭ならば安全ですが、これから「害虫対策をする」という場合には、葉っぱに付着している「毛虫の毛」も要注意です。

虫の姿が見えないとしても、「体毛」「死骸」の毒で、手がかぶれてしまったり、赤く腫れて痛くなったりします。

じょうろの水で薄める

じょうろに水を汲みます。汲んだ水に、空のペットボトルで作っておいた「ニームオイルのボトル」から、適量を注ぎます。そのまま低い庭木に撒きます。葉っぱからかけて、庭土に自然に滴り落ちるように撒くのがポイントです。

霧吹きを使用する

霧吹きを使用します。霧吹きに水を入れて、そこへ空のペットボトルで作っておいた「ニームオイルのボトル」から、少し注ぎ込みます。ニームは、低温下で「固まる」性質があり、霧吹きの「目」を詰まらせないためにも、薄めて利用します。

3:土に撒く

ニームは肥料ではありませんが、肥料としての栄養効果もあります。ニームを撒くことで、害虫が寄り付きにくくなりますし、ニームのエキスを吸った植物は元気になるのです。花には直接かけないようにして、鉢植えの土に撒きます。水を、たっぷり吸って成長する夏のサンパチェンスには、とくにオススメです。花のつぼみが増えますよ。

4:ニームオイルでゴキブリ対策

家の低い場所に換気口があれば、ニームをスプレーしましょう。冬から春の間にニームを庭じゅうに撒いておけば、初夏には虫が寄り付きにくくなっています。そこて安心せずに、ときどきニームを撒くようにしましょう。

定期的にニームを撒き、庭の植物と土に、浸透させ続けるのです。とくにオススメなのはゴキブリ避けの効果です。ゴキブリって、意外と外から侵入してくるもの。夏のゴキブリは家の中で困るものですが、外から侵入してくることもあるのです。ニームを撒いておくことで、ゴキブリの侵入を防げます。

ニームオイルを薄めた液体を、「玄関扉前」「排水溝」「換気口周辺」に撒きます。霧吹きでスプレーしておくだけで効果があります。ただし効果の持続時間は長くありません。ニームオイルを割り箸にしみこませ、そのまま気になる場所に置くのも効果的です。効果の持続時間が長くなります。

番外編:ニームの苗を育てる

ニームの木は、観葉植物としても人気があります。日当たりのいい場所に置いて育てれば、すくすくと元気に育ちますよ!夏は屋外で、玄関近くに置いておくと、外部からの虫の侵入を予防する効果も期待できます。屋内なら窓辺で育てましょう。

秋から冬にかけて、一部が落葉しますが、この葉っぱ、捨てないでください!枯葉にも忌避効果があります。そのまま乾燥させれば、美しい黄金色になります。そのままドライフラワーのようにインテリアとしてリビングなどに置いておくと、ダニ避けになります。

おわりに

ニームは殺虫効果がありませんが、忌避効果に関しては絶大な威力を発揮します。冬から春の間にニームを庭じゅうに撒いておけば、初夏には虫が寄り付きにくくなっています。そのまま定期的にニームを撒くことで、植物も元気になります。

害虫を予防できて、家への侵入も抑えることができて、しかも植物は元気になる。ニームは、本当に重宝できますよ。

(image by 筆者)

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