ある日、見たこともない野鳥を見つけて興味を持つようになったり、変わった鳴声を聞いて興味を持ったりと、今まで全く興味がなかったのに、ちょっとしたきっかけで夢中になってしまうのが野鳥かもしれません。
野鳥は、山・海・川・里・都会など、とっても身近にいる野鳥だけど、あまり知られてないのも事実です。
興味を持ち始めると、野鳥ってこんなにも種類があるんだ!と驚く人もいます。中には、気に入った野鳥ばかりを追いかけて写真撮影を楽しんでいる人もいます。
「バードウォッチングには興味があるけど、どうしたらいいかわからない」とか「なにか趣味を持ちたいけど・・」という人のために、初心者向けのバードウォッチングの楽しみ方を紹介しましょう。
用意するもの
- 双眼鏡
- 野鳥図鑑
- 筆記用具
やり方
場所を決める
どこでも見ることの出来る野鳥ですが、野鳥が集まる場所というのもあります。木がたくさんあって、水場があるようなところに野鳥は集まります。自然公園などは多くの野鳥と会えるのではないでしょうか。
自分の家の近くでバードウォッチングができそうな場所を、インターネットで探してから行くのもいいし、野鳥観察会などをやっているところもあるので、そういった場所へ出かけるのもいいと思います。
野鳥を探す
場所が決まったら、野鳥を探してみましょう。ただ闇雲に探してもなかなか見つからないと思います。まずは、どこかで鳴いていないか耳を澄ましてみます。鳴声が聞こえたら、双眼鏡でのぞいて見ましょう。
鳴声がしなくてもどこかに必ずいます。根気よく探してみましょう。
野鳥の特徴を見る
野鳥を見つけたら、よく観察してみましょう。
観察のポイントは、姿・色・大きさ・鳴声などで、それから細かく観察していきます。細かく観察するときは、頭・背中・胸・くちばし・尾の長さ・足の色や長さ・模様などを見ていきますが、下のような図を描いて書き込んでいくといいです。
例えば、下の野鳥(ヤマガラという鳥)を見つけたとします。
分かる範囲でいいので、野鳥の特徴を図に書き込んでいきます。
上の図のように色をつけてると分かりやすくなりますが、色鉛筆などを持っていくのは大変だと思いますので、自分の分かりやすいように、文字だけを書き込んでも構いません。
このようにメモをしておくと、あとから図鑑で調べるときに役に立ちます。
おわりに
バードウォッチングは、慣れてくると街を歩いているだけで野鳥が目に入ってくるようになります。
名前は分からなくても、観察しているだけでも楽しめます。尾の動かし方やどんな動きをするのかなど、野鳥によってもさまざまです。そして、季節によっても見られる野鳥が変わってきます。
近くで、バードウォッチングをしている人を見かけたら、声をかけていろいろ教えてもらうのもいいと思います。ただ、野鳥撮影の人に声をかける場合は、写真を撮っていないようなときに近づいて行き、声をかけましょう。
バードウォッチングの心得として、「大きな声をださない」「音を立てない」「動き回らない」ということに気をつけてくださいね。
Photo by moonreika