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    これだけは知っておきたい日本酒の楽しみ方

    日本酒離れが日本人の間で進んでいるとよく言われます。しかしスッキリとした飲み口のもの、若い女性にも親しみやすいフルーティな風味のものも増え、若い日本酒の愛好家もしっかり増えています。

    この日本が世界に誇れる伝統のお酒には、どんな種類があるでしょうか。また、どんな飲み方をしたらいいでしょうか。基礎的なことをご紹介していきたいと思います。

    ポイント1:甘口と辛口

    日本酒の種別として、特選・上撰・一級・二級に始まり、よく甘口と辛口、芳醇と淡麗といったラベル表記がされています。その区別はどこから来ているでしょうか。

    これらの区別は、味覚による判断だけでは非常に曖昧で個人差も大きく、たとえば甘い辛口酒、辛い甘口酒もあるといわれます。

    甘口と辛口との基本的な違いは、米の養分とアルコールとの比重の違いによって生まれます。米の養分に対してアルコールの割合が高く、サラリとした感じのものが辛口になります。

    糖とアルコールが余分に加えられたため、口の中にくどい甘さが残る質の悪い酒が、昔は大量生産されていました。それが日本酒のイメージを悪くしていたのです。

    糖とアルコールで3倍かさ増ししていたため「三増酒」と呼ばれました。現在でも一部で作られているようです。

    今は甘口といっても糖度は関係なく、米の旨味を濃く残した上品な甘さのお酒が主流です。「旨口」とも言い換えられます。

    ポイント2:吟醸酒について

    吟醸酒とは文字通り、吟味して醸造されたお酒のことで、一品一品が酒造り職人のこだわりの技術と製法で作られた、最高級のお酒です。

    品質表示としては、以下の8段階が存在しています。

    純米大吟醸酒

    米と米麹のみを原料にしていて「精米歩合」が50%以下のお酒です。精米歩合というのは、原料のお米を削る割合を示す言葉です。

    なぜお米を削るかというと、酒米の中でも中心部にある「心白」と呼ばれる部分が特にお酒に適していて、心白以外を少なくした方が美味しくなるからです。

    大吟醸酒

    米と米麹、そして醸造アルコールを原料にした、精米歩合が50%以下のお酒です。

    吟醸酒

    米、米麹、醸造アルコールを原料に、精米歩合が60%以下の(つまり酒米を40%以上削っている)お酒です。

    特別純米酒

    米、米麹のみを原料にした、精米歩合60%以下のお酒。

    純米酒

    米、米麹のみを原料にした、精米歩合70%以下のお酒。

    特別本醸造酒

    米、米麹、醸造アルコール(米から作ったものに限定)を原料にした、精米歩合60%以下のお酒。

    本醸造酒

    米、米麹、醸造アルコールを原料にした、精米歩合70%以下のお酒。

    普通酒

    上記以外のものをすべて「普通酒」といい、原酒、にごり酒、生酒、低アルコール酒なども含まれます。

    ポイント3:燗酒について

    お燗の温度は今はほとんどぬる燗・熱燗のみに分かれ、どちらの飲み方が合っているかがだいたい表記されていますが、厳密には5度刻みでちゃんとした呼び方があります。ご紹介しましょう。

    • 日向燗:約30度
    • 人肌燗:約35度
    • ぬる燗:約40度
    • 上燗:約45度
    • 熱燗:約50度
    • とびきり燗:約55度以上

    またお燗の仕方も、本来は湯煎で行なうのが一番いいです。電子レンジを使う方が手っ取り早いですが、その場合はお銚子に、割り箸かマドラーのようなものを1本立てておくといいです。

    棒を1本立てることで、お酒の熱の伝わり方が変わり、味が格段に良くなります。

    熱燗の場合も、冷めてくるとどうしても風味が落ちてきますので、早目に飲むことをお勧めします。

    おわりに

    飲み過ぎはもちろんダメですが、適度のお酒(特に質のいい日本酒)は健康効果を高め、悪酔いも少ないことがよく知られています。

    まだ「日本酒はとっつきにくい」と思う方も多いかもしれませんが、居酒屋へ行く機会などがあったら、ぜひ試してみてください。きっとファンになりますよ。

    (Photo by 足成:日本酒

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