「DISる」(ディスる)という言葉を聞いたことがありますか?
ネットの世界で流行り出した言葉が、そのまま流行語になっていくことも多い昨今ですが、この「DISる」もそんな言葉のひとつです。
「DISる」の意味と使い方を覚えて、さっそく使ってみるためのレシピです。是非参考になさってみてください。
「DISる」の意味
DISるという言葉は、「軽蔑する・馬鹿にする」というような意味で使われています。
「respect」(尊敬)という言葉に、否定を意味する接頭辞「dis」をつけた、「disrespect」から発生した言葉です。
「DISる」の起源
ネット語のように使われている「DISる」ですが、もとはと言えばヒップホッパー達が使っていたスラングです。
他のアーティストの音楽性などを批判する内容の歌を「DISった」「DISり」などのように使います。DISられたことに対して答える歌を「アンサーソング」と呼びます。
日本では、練馬のラッパー集団「練マザファッカー」がこの言葉を流行らせるきっかけを作ったとも言われています。
そこから転用して、ネットスラングのように気軽に使われるようになってきました。
「DISる」の使い方
意味・起源がわかったところで、それではそろそろ実際に使ってみましょう。
その1:ネットの掲示板で意見を書き込んだら叩かれた
「私のことDISった?」
その2:通りすがりの人がこっちを見て笑った
「なんか今DISられたみたいなんだけど」
その3:映画の内容を批判している人に対して
「何DISっちゃってんの~?」
その4:友達と口げんかになった時
「あんまりDISらないでよ!」
その5:友達と喧嘩して落ち込む友人に
「DISられたらDISり返しだよ」
おわりに
言葉は生き物です。特に流行語になると、元の意味とは少しずつ離れて、その言葉でしか表現出来ないニュアンスが出来てきたりもします。
「DISる」もかなり市民権を得て来ている今、軽蔑する、馬鹿にするという元の意味とは少し離れて、もうちょっと軽めの意味になってきているように感じます。
ネットのみならず、日常的に気軽に使ってみてはいかがでしょうか?
(image by 筆者)