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政治オンチでもわかる「内閣不信任決議」って何?

2011年6月1日、菅直人内閣に対する内閣不信任決議案が提出され、2日に採決・否決されました。

そもそも、「内閣不信任決議」って、一体どういうものなのでしょう。当記事では、内閣不信任決議の基礎知識について解説します。

内閣不信任決議=国会から内閣に対するダメ出し制度

内閣不信任決議について理解するためには、まずは三権分立について知っておくといいでしょう。

三権分立の三権とは、「立法(国会)」「行政(内閣)」「司法(裁判所)」です。権力というのは暴走しやすいので、お互いに抑制し合っている仕組みが三権分立です。

内閣不信任決議もこの三権分立の一環で、国会が内閣に対し、「あんたのやっていることはおかしいので行政を任せられないよ」と物申す制度です。

内閣不信任決議の流れ

上で解説したように、内閣不信任決議とは、国会から内閣に対するダメ出し制度です。ただ、やたらめったらこれを認めていては混乱を招くので、具体的には以下の手順が必要です。

STEP1:決議案を提出する

まずは、衆議院議員50人以上で決議案を衆議院に提出します。2011年6月のケースだと、自民、公明、たちあがれ日本の野党3党の議員で決議案をまとめました。

STEP2:衆議院で採決する

決議案について、衆議院で採決をとります。出席議員の過半数の支持が得られて(可決して)初めて内閣不信任決議の効力が発生します。

可決されるとどうなるか?

では、内閣不信任決議が可決すると、そのあとはどうなるのでしょうか?可決後は、2つのルートがあります。

その1:内閣総辞職

内閣が信任されないことを受け止めて、内閣が総辞職。つまり、内閣総理大臣もその他の大臣も全員辞任するというのが1つ目のルートです。

その2:衆議院解散

内閣不信任決議は、国会から内閣に対するダメ出し制度ですが、内閣側にも反撃の余地があります。それが衆議院解散です。

「内閣不信任決議をしたおまえらのほうこそおかしい。国民の意見を問い直すべきだ」ということで、内閣総理大臣が衆議院を解散してしまい、国会議員を選び直すというルートです。

過去の内閣不信任決議

これまでに不信任案が可決された内閣の一例として、1993年の宮澤内閣が挙げられます。このときは、宮澤内閣は衆議院解散のルートを選びました。

このときの解散は、俗に「嘘つき解散」と称されています。なぜそう呼ばれるようになったのか、経緯は不明ですが、一説によると「宮澤首相が改革を実現すると言っていたのに、実現しなかった」という理由ではないかと言われています。

おわりに

内閣不信任決議の基礎知識についてご理解いただけたでしょうか。ぜひテレビや新聞でニュースを見るさいの参考にしてください。

(image by amanaimages)

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