野菜を初めて育てるなら、すぐに育って収穫の喜びが味わえる「ベビーリーフ」はいかがでしょうか?
ベビーリーフは、レタスやルッコラ・ホウレンソウなどの葉野菜のやわらかい若葉のこと。芽を出してから1カ月以内に収穫できるスピード野菜です。
しかも小さな容器で、場所も時間もとらずに栽培できるのが魅力。かわいい入れ物で育てれば、キッチンのインテリアにもなりますよ。
用意するもの
- 容器(10センチ以上の深さがあるもの)
- 受け皿(室内で育てる場合のみ)
- 野菜用の土
- ベビーリーフのタネ(レタスミックス・ベビーリーフミックスなどの名前で販売されているもの、またはスプラウト用のタネ)
ベビーリーフの育て方
STEP1
容器に水抜け穴があることを確認し、穴がない場合はキリやカッターナイフを使って穴を開けます。
5センチ程度の深さまで土を容器に入れます。普通の野菜より土が少ないのは、少ない土でも育つから。たっぷり入れても問題ありません。
STEP2
タネが重ならない程度に、パラパラとまきます。
市販されているタネの種類はいろいろですが、おススメは数種類をミックスしたもの。味が良いうえに、育てるときにも彩り豊かで可愛いらしいです。
STEP3
薄く(2~3ミリ)土をかけ、たっぷりと水を与えます。土をかけすぎると芽が出にくくなることがあるので、タネがかくれたかなー程度で大丈夫。
芽が出るまでは日陰において、土が乾かないように気をつけましょう。
STEP4
3日から1週間で芽が出たら、明るい窓際やベランダに移します。たっぷり日光を浴びて元気に育ちます!
土の表面が乾いたら、底から水が流れるまでたっぷり水をあげましょう。
STEP5
10センチ程度に伸びたら収穫できます。
収穫する時のコツは、混んでいるときは間引くように取ること。すると残ったものが大きく育ってくれます。
そして、残りのベビーリーフが大きくなってきたら、今度は外側の葉から収穫しましょう。こうすると、長く楽しむことができますよ。
使い終わった土をどうする?
収穫し尽くした鉢には、根がびっしり生えています。このままでは使えませんが、一度で捨ててしまうのはもったいないもの。著者は新しい土と混ぜて再利用しています。
簡単な方法は日光消毒。ある程度乾かした使用済み用土をフルイにかけ、根と土を分けます。天気の良い日に、新聞紙や段ボールなどの上に薄く広げ、日光消毒します。
こうして消毒した土を、1/3程度新しい土に混ぜて使います。
ベビーリーフの食べ方
美味しく、栄養価も高い食べ方は生食。加熱しないから、ビタミンやミネラルを丸ごと無駄なくとることができます。摘みたてをさっと洗ってどうぞ!
- サラダ
- パスタや麺、冷ややっこにトッピング
- サンドイッチの具
- 卵焼きやオムレツの具
- ピザにトッピング
おわりに
ベビーリーフは、短期間で収穫できるので失敗も少なく、初心者にもおススメです。室内で育てられる野菜なので、ベランダがない方もプチガーデニング気分が味わってみてくだらいね。
(イラスト by 著者)