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    仏像入門・仏像の種類と見分け方

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    はじめに

    皆さんは仏像の種類や込められた意味をご存知ですか?

    仏像といってもいろいろ形がありますし、いろいろな意味があります。

    ここでは仏像の種類とその特徴などをご紹介します。見仏に行く際の参考にしてみてください。

    仏像の種類と見分け方

    仏像は大きく以下の4つに分けられます。

    如来(にょらい)

    如来は、サンスクリット語でタターガタと呼ばれます。

    釈尊とおなじく生死輪廻を解脱した真人、悟りを開いた人のことです。その悟りを開いた人が偶像化されたのが如来です。

    如来というと阿弥陀如来とか薬師如来といったようにいろいろな如来がありますが、当初は釈尊を偶像化したものが如来だったわけで、それが釈迦如来です。

    如来には大日如来のように仏法そのものを名づけたものもあります。

    【代表的な如来の種類】

    • 釈迦如来(しゃかにょらい)
    • 大日如来(だいにちにょらい)
    • 薬師如来(やくしにょらい)
    • 阿弥陀如来(あみだにょらい)

    菩薩(ぼさつ)

    梵語のボディーサッタの音写(菩提薩タ)の略です。

    仏の悟りを目指しながらも人々の救済を第一とする修行者のことですが、釈迦三尊の脇侍である文殊菩薩・普賢菩薩は、釈迦の補佐や代務をするわけですから逆に仏そのものということもできます。

    仏教は釈迦入滅後に、ひたすら仏道修行に励むことに対して人々の救済が第一とする考え方が生まれ、後者は大乗仏教として竜樹(150〜250 年頃のインド大乗仏教中観派の祖で、空の思想を基礎づけました)によって理論確立されます。

    前者は上座仏教や南伝仏教といいます。日本の仏教は全てこの大乗の流れを汲んでいます。そこで登場するのが菩薩です。

    菩薩像の特徴は、如来が袈裟のみを身に着けているのに対して当時のインド貴族のいでたちを基本にしています。さまざまな装身具をつけています。

    三尊像としては、釈迦如来の脇侍として、普賢菩薩、文殊菩薩。薬師如来の脇侍として日光菩薩、月光菩薩。阿弥陀如来の脇侍として観世音菩薩、勢至菩薩などとなります。

    【代表的な菩薩の種類】

    • 聖観音菩薩(せいかんのんぼさつ)
    • 勢至菩薩(せいしぼさつ)
    • 十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)
    • 准胝観音菩薩(じゅんていかんのんぼさつ)
    • 千手千眼自在菩薩(せんじゅせんがんじざいぼさつ)
    • 如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)
    • 文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
    • 普賢菩薩(ふげんぼさつ)
    • 日光菩薩(にっこうぼさつ)・月光菩薩(がっこうぼさつ)
    • 馬頭観音菩薩(ばとうかんのんぼさつ)
    • 弥勒菩薩(みろくぼさつ)
    • 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

    明王(みょうおう)

    「明」は密教で唱える「真言」のことです(仏の真理のことで、言葉では完璧に表現できないけれど言葉として発したもの)。

    仏像の特徴としては、怒りの表情以外に、手に武器、背中に火炎、怒りに燃え盛る焔髪、上半身は裸、下半身には短い裾をつけているのが基本です。

    【代表的な明王の種類】

    • 不動明王(ふどうみょうおう)
    • 降三世明王(ごうざんぜみょうおう)
    • 軍茶利明王(ぐんだりみょうおう)
    • 大威徳明王(だいいとくみょうおう)
    • 愛染明王(あいぜんみょうおう)
    • 孔雀明王(くじゃくみょうおう)

    天(てん)

    サンスクリット語で「デーヴァ(輝くもの)」という意味で、古代インドの神の世界の総称です。

    仏教成立以前に民間で信仰されていたバラモン教やヒンズー教などの神々を仏教が吸収し、仏法と仏教世界の守護の役割を担っています。

    梵天、帝釈天、四天王は比較的早く仏教に取り入れられました。時代とともに増加したため、全体を統一する特徴があまりありません。

    【代表的な天の種類】

    • 四天王(してんのう)
    • 吉祥天(きっしょうてん)
    • 帝釈天(たいしゃくてん)
    • 梵天(ぼんてん)
    • 弁財天(べんざいてん)
    • 大黒天(だいこくてん)
    • 金剛力士(こんごうりきし)
    • 十二天(じゅうにてん)
    • 八部衆(はちぶしゅう)
    • 十二神将(じゅうにしんしょう)

    さいごに

    非常に奥深い仏像世界を少しはお分かりいただけましたでしょうか。

    各仏像の意味や仏像同士の関係を知るとより楽しむこともできます。ぜひ調べてみてください。

    (Photo by 足成

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