はじめに
就職活動に限らず、礼状は鮮度が命。時間がたつほど、[まだ、出していない…」という焦りはストレスとなり同時に億劫さが増し、相手には「礼儀知らず」「恩知らず」と思われ、ついには「関係したくない人間」に仕分けされてしまいます。
スピーディに礼状を書いて、自分はすっきりし、相手とは今後も相談できる関係を維持するのがベターです。
素早いお礼は、そのまま、あなたの感動と誠意と礼儀、行動力を雄弁に語ってくれるのです。
まず状況に感謝をする
あなたのことを、具体的に気遣ってくれる人がいること自体がうれしいですね。
とくに就職難のこの時期、就職のアドバイスや紹介などでお世話になる人は、あなたの人生にかかわる重要な力添えを与えてくれる特別な人物です。
お礼は手紙が正式
メールは便利ですが、改まった礼状にはなりません。メールは略式と心得ましょう。とくに目上の方へのお礼状は手紙の方に限ります。
就職活動のお礼文のポイント
相手の力添えが十分に就職活動に役立ち、感謝していることを伝えます。
また紹介者としてはどういういきさつになったのかが気になりますので、本文で経過を添え、結びの言葉で今後ともに良い関係が続くようにまとめます。
構成は前文・本文・末文
前文から感謝の心をダイレクトに書く
拝啓 このたびは私の就職のためにご尽力いただき、誠にありがとうございました。
または
拝啓 このたびは○○のご紹介、ありがとうございました。
本文はシンプルに書く
相手の力添えがどのように役立ったのかを簡単に述べ、自分の気持ちも添えます。
紹介していただいた以上、○○さんのご迷惑にならないよう、ご尽力にお応えするよう一生懸命がんばります。
または
本日、○○会社○○さまを訪ね、面談させていただきました。
関係を続かせる結びを書く
今後の経過は、正式な連絡をいただき次第にまた、ご報告します。 敬具
または
取り急ぎ、お礼とご報告を申し上げます。敬具
終わりに
とにかく礼状は、早めに。すばやい礼状が、人間関係をより確かにしたり、先の世界への扉を開いてくれる切り札になります。