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初めての油彩に必要な道具と基本的な描き方

水彩画に比べると、個人で始めるには少し敷居の高い油彩画。今回はこれさえあればとりあえず油彩を始められる、という最低限の準備を紹介します。

個人的な趣味の範囲で楽しむレベルを想定しています。本格的に始めたい人は専門の方にきちんと習ってくださいね。

用意するもの

  • キャンバス:初めてならA4~B4位のサイズがいいでしょう。値段は3000~5000円位です。アクリルボードという代用品もありますが、とにかく枚数をこなしたい人向けかもしれません。

  • :コシのある、油彩用のものを選びましょう。柔らかい筆だと絵具のべたつきに筆が負けて思うように動きません。太さや形を変えて3~5種類位あると便利です。

  • 絵具:12色入りのセットを買うのが無難です。

私が一番最初にあてがわれたのが、上の写真にある『ホルベイン』の絵具です。水にも(頑張れば)溶けるという不思議な絵具です。服に付いても、乾く前なら洗濯で落ちる優れ物。完全に乾くと水を弾きます。ただし耐久性は本物の油絵具より劣ります…。
  • オイル:絵具を溶くための油です。上の写真だと左上にあるもの。

  • 筆洗い用の洗剤:ホルベインの絵具なら水でも落ちるのでなくても可。

  • ウエス:要するにボロ布です。筆や手を拭ったり、キャンバスを敢えて擦って効果を出したり…。タオル地よりはTシャツのような素材の方が使いやすいです。

  • 新聞紙:慣れないうちは気付かないうちに絵具があちこちに付いてしまうので、周りに敷いておきましょう。

予算は合計2万円位でしょうか。ネットだともっとお安く揃うかもしれません。

では描いてみましょう!

STEP1 下地塗り

キャンバスにいきなり絵具を塗ると、絵具を全部吸い取られちゃいます!なので、予め下地を塗っておきましょう。キャンバスの表面を滑らかにする目的もあります。マニキュアのベースコートみたいなものと考えてください。

専用の材料があるんですが、淡い色の絵具をオイルでサラサラになるまで溶かして、刷毛で全体にひと塗りするだけでも大丈夫です。

乾かないと次の下書きが出来ないので、たっぷりとは塗らない方がいいです。あくまでも薄ーく塗りましょう。

STEP2 下書き

下地が乾いたら下書きをしましょう。どんどん絵具をのせていくので線は濃くなっても大丈夫です。あとからいくらでも修正出来るのが油彩のいいところですよ。

こんなに雑でも大丈夫。

STEP3 色塗り

ではいよいよ絵具を塗っていきましょう。水彩絵具と違って、色を重ねても透けないのでいくらでも修正が効きます。怖がらずに塗ってみましょう!

筆は撫でつけるように動かすのではなく、ペタペタと点描を重ねるイメージで。絵具を「塗る」というより「のせていく」感覚です。

はみ出しても気にしない気にしない。

やっぱり違う色にしよう、と上から重ね塗りしてもOK!

油絵具は丸1日置いても完全には乾きません。完全に乾ききるまでは取り扱いに注意しましょう。

おわりに

油彩画はどんどん絵具を塗り重ねることで味わいが出てきます。敢えて絵具を綺麗に溶かず、ダマのあるまま塗るのも1つの表現。

私は作品展に間に合わない時にチューブから直に筆にとっていたこともあります…。展示中も乾いてない状態ですし、写真のようにボコボコになって、埃も溜まってしまいますが個人的には結構満足してます。

失敗しても大丈夫、どころか重ね塗りで修正していくことで却って絵具の層が厚くなって深みが増すのが油彩です。のんびりコツコツ出来るので、まずは最低限必要な道具を一式揃えてみませんか?

(photo by 著者)

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