大学2年生からの3年間、地方都市の近郊ベッドタウンの駅前の本当に小さなパン屋さんでバイトとして働かせていただきました。
当時の著者の父と同年代の男性パン職人さん1人とパートのお姉さん、そして男性の著者の3人メンバーのパン屋さんです。
そのパン職人さんがオーナーさんでした。仕事以外のことも含めいろいろ相談に乗っていただいたりで本当に大切にしていただきました。
その楽しかったバイト時代の良かったところ、大変だったところを振り返ってみます。
良かったところ
1:パンは食べ放題でした
出勤(早朝です)しましたらまず前日の売れ残ったパン(ただし調理パンはありません)をいただいて仕事スタートです。
そして学校へ登校する時間(退勤時)に朝食として焼きたてパンをいただきます。さらに昼食用にサンドイッチなどをいただいてパン屋さんから登校していました。
2:早起きの習慣
出勤時刻は早朝4:00でしたのでその1時間前の3:00には起床していました。
当時独り暮らしでしたのでバイトを始めて1年間くらいはかなり大変でしたが、社会人になってこの習慣が極めて役立ちました。
社会人になって「遅刻」というのは記憶している限り一度もありません。
3:ちょっとした調理の技の体得
サンドイッチなどの調理パンは包丁を使ったりと調理をする必要があります。
トマトの輪切り、ポテトサラダ用のジャガイモの皮むきなどです。現在の調理テクはここで学びました。
4:新商品開発
アイデアを出して新しい商品を考えるのはとても楽しいことでした。またこれがヒットすればうれしいことでした。
5:お客さんとの交流
早起きの人に悪い人はいないのか、お客さんにも大変よくしていただきました。
また、駅前でしたので通勤通学のお客さんが多く、特に女子高生さん女子大学生さんが多くとても幸せでした。
大変だったところ
1:やはり早起きです
筆者は早起きが苦手だったのでバイトを始めた当初は早起きがつらかったです。また徹夜で遊んでそのまま出勤といったこともありました。
2:かなり忙しいです
たまに見かけますが、開店時にほとんど商品が出ていないお店があります。
これはダメです。開店時刻(朝6:00でした)にはお菓子パンよりも調理パンを優先して出すようにしていました。調理パンは時間がかかりますので忙しかったです。
3:レジ打ち
焼きたてパン屋さんは、お客さんが棚からパンを選んでこれをレジに持ってきていただくのですが、ビニール袋などに入れたりとけっこうな手間がかかります。
筆者の仕事時間帯は出勤・登校時だったのでお急ぎのお客さんが多く、もたもたしていたらお客さんに迷惑をかけてしまいます。慣れるまでかなり大変でした。
バイト中に心がけていたこと
1:清潔な身だしなみ
これはとても気を付けていました。服装も清潔さをアピールできるようにしていました。髪型も刈り上げ短髪にしていました。
よくちょっと汚れたエプロンをしている店員さんの店がありますがエプロンは毎日洗っていただいてました。また予備も何枚かありました。
レジ打ちで接客もありましたので当然でしょう。
2:食中毒は絶対に出せない
これもお店では特に気を付けていました。今でこそ手の消毒ポンプを良く見かけますが当時も厨房に入る場合は必ず手の消毒をしていました。
また毎月給料日は「身体検査」の日でもありました。
3:接客
常連のお客様との楽しい会話もある程度大切ですが、それほど常連ではないお客様への配慮は大切だと思いました。また普段と同じように明るいテンション・態度を心がけました。
おわりに
今考えれば「ああすればよかった」「こうしたらよかったのに」といった後悔がいっぱいです。
しかし、バイトのでの体験が社会人になってとても役に立っていると考えます。
現在、筆者は結構な年齢で部下といえる若い人たちと一緒に仕事をしていてほんとうに思います。
「オーナーさんはほんと我慢強い人だったんだなー。」
パン屋さんのバイト、幸せでした。
(photo by http://www.ashinari.com/2011/12/30-355395.php )