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初めてでもカンタン!綺麗な星空写真の撮り方

星の撮影は難しいイメージがあるかもしれませんが、コツを知ってしまえば誰にでもできる簡単なものです。

肉眼で見える星より暗い星がたくさん写るので、初めて自分で撮影した写真を見た時にはきっと感動することでしょう。空気が澄んでいくこれからの季節、晴れた夜にぜひ試してみてください。

用意するもの

デジタルカメラ

マニュアル設定で10~30秒程度の長時間露出ができるもの、もしくは"Bulb(バルブ)"と呼ばれるシャッターボタンを押し続けているあいだシャッターを開けっ放しにできる機能が付いているものが必要です。

一眼レフデジタルカメラであれば大丈夫ですが、コンパクトデジタルカメラでも可能なものがありますので、カメラに付属の説明書を確認してみてください。

三脚

なるべく丈夫なものを用意しましょう。少し風が吹いただけで揺れてしまうものはNGです。また縦横方向の固定ネジがしっかりと締まり、カメラから手を放した時に勝手に動いてしまわないかどうかも確認しましょう。

遮光版

シャッターボタン操作時のカメラの揺れを防ぐために使用します。黒い折り紙を張った厚紙や黒く塗った厚紙で大丈夫です。黒く塗った団扇があると持ちやすく便利です。

レリーズ

カメラ本体に手を触れずにシャッターを切ることができる装置です。ケーブル式と赤外線式があります。押すとシャッターが開き、再度押すとシャッターが閉じる仕組みです。

手動でシャッターの開閉を行う場合に必要ですが、カメラ側で10~30秒程度の露出時間を設定できる場合にはなくても大丈夫です。

星座早見盤

適当な方角にカメラを向けるのではなく、せっかく撮影するのですから○○座、○○星というように星座や特定の星に向けて撮影してみましょう。

最近ではGoogle SkyMapのようにスマートフォンのアプリで代用できるものもありますので、それらを用いても良いでしょう。

撮影の準備

撮影場所

周辺に人工的な灯りのない山奥などがベストですが、都市部の住宅のベランダからでもOKです。工場や商業施設などの灯りをなるべく避け、空が暗い方角を選びましょう。撮影時には懐中電灯や部屋の明かりは全て消してください。

カメラの設定

以下ではニコン製のカメラの写真を例に説明しています。
  • 撮影モード

露出時間やF値を自由に設定出来る"マニュアル"に設定します。

  • レンズ

ズームレンズの場合はなるべく広角側に設定します。望遠では星がブレやすくなりますので、焦点距離にして50mm程度までを目安にしてください。

  • F値

空の暗いところでは最小の値(F2.8、3.3など)、人工の灯りの影響で空の明るいところでは最小から2~3段程度しぼったF5~8程度に設定してください。背景の空が明るく写ってしまうのを防ぎ、星がより引立つようになります。

露出時間30秒、F3.3に設定した例

  • 露出時間(シャッタースピード)

撮影前にカメラ側で長時間露出を設定できる場合は、まずは30秒で試してみましょう。手動でシャッターの開閉を行う場合には"Blub"に合わせます。レリーズがない場合はセルフタイマーに設定します。

  • ISO感度

一番高い感度(1600~)に合わせてください。

  • フォーカス

無限遠(∞)に合わせます。オートフォーカスの場合はマニュアルに切り替えて手動で無限遠に合わせます。

  • ノイズ低減

ノイズ低減機能が付いている場合は必ずONにしておきましょう。

カメラの設置

三脚にカメラを取り付け、写したい方角に向けます。ファインダー内に明るい星があればそれを目印にします。真っ暗で何も見えない場合はカメラの側面に目を合わせておおよその方角を定めましょう。

撮影の手順

STEP1

カメラレンズの前を遮光板で覆います。

STEP2

セルフタイマーもしくはレリーズでシャッターを切ります。

STEP3

カメラや三脚に手を触れない状態で3秒ほど数えてから遮光板をレンズの前から素早く外します。

STEP4

ケーブル式レリーズもしくはカメラに手を触れてシャッターを切る場合には再び遮光板でレンズの前を覆います。

STEP5

シャッターが閉じて撮影終了です。

綺麗に写すコツ

空が明るく白っぽく写ってしまう場合

露出時間を半分程度に短くするか、レンズのF値を大きな値に変えてください。またISO感度を400に下げて試してください。

星がブレている場合

撮影中にカメラか三脚に触れてしまったか、風などで揺れてしまった可能性があります。設置の状態を確かめて再度試してください。

真っ暗で何も写っていない場合

フォーカスが無限遠になっていないか、露出時間が短すぎる可能性があります。設定を確かめてもう一度試してください。

地上の景色も入れて撮影したい場合

露出時間が長いと地上の景色が明るく目立ち過ぎて、星の存在が霞んでしまいます。露出時間を調整して、地上の景色がやや暗い程度に写ると味わいのある写真になります。

バッテリーについて:長時間露出はカメラのバッテリーを多く消費します。一晩じっくり何十枚、何百枚と撮影する場合は予備のバッテリーを用意しておいたほうが良いでしょう。
最初の1枚は空が明るすぎたり、星があまり写っていなかったりするかもしれませんが、露出時間やF値を変えながら数枚繰り返してみてください。上手に撮れたらブログやSNSで公開しましょう!

おわりに

2013年3月にパンスターズ彗星、11月にはアイソン彗星と呼ばれる彗星が太陽に接近し、肉眼でも見えるほどの明るさになると予想されています。本記事で紹介した方法でも十分に撮影が可能ですので、是非チャレンジしてみましょう!

(Photo by 筆者)

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