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動詞の形に騙されない!準動詞の使い方

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はじめに

英文を読む上で最初にするのが、動詞を探すという作業です。動詞を見つければ、主語や時制、さらには文全体の構文まで一気に理解することができます。

ですがそんな作業を邪魔するのが「準動詞」たち。動詞と同じ単語なのに、動詞ではない使われ方をする単語のことです。

ここでは、そんな準動詞の中でも、特に頻出である不定詞の使い方について見ていきましょう。

to不定詞について

おそらく一番使用頻度が高いのが、to不定詞です。

to不定詞は、「to+動詞の原形」という形で作られる準動詞で、名詞、形容詞、副詞の役割を果たします。

1: to不定詞が名詞で使われるとき

「(動詞)すること」などの意味で使います。名詞ですので、主語になったり目的語になったりします。

例文)To play tennis is fan.(テニスをすることは楽しい)

例文)I like to play tennis.(テニスをすることが好きです)

上の例文ではto play tennisが主語に、下の例文では目的語になっています。


準動詞も目的語や補語を取るなど、普通の動詞と同じような働きを文の中で取ります。目的語や補語までまとめて「準動詞句」です。

2: to不定詞が形容詞で使われるとき

to不定詞が名詞を修飾する形で使われます。不定詞の意味上の主語や目的語が不定詞の修飾する語になることが多いです。

例文)Grandfather gave me a chicket to fly to Paris.(おじいちゃんはパリまで行くためのチケットをくれました)

上の文は、Grandfather gave me a chicket.とA chicket fly me to Paris.という二つの文が組み合わさっている形になっています。chicketを主語とする動詞flyをto不定詞にすることで、文を一つにまとめることができます。

to不定詞を形容詞として使うとき、訳文としては、「〜するための」「〜すべき」という意味になることが多いです。

3: to不定詞が副詞で使われるとき

to不定詞が動詞や文全体を修飾する副詞として使われることもあります。訳文としては「〜するために」という意味になることが多いです。

例文)I have to go now to do homework.(宿題をするためにもう行かないといけません)

上の文では、to do homework(宿題をするために)という部分が、have to go(行かなければならない)という動詞を修飾しています。

4: to不定詞の意味上の主語について

以下の三つの例文を見て見ましょう。

1.The song is difficult.

2.The song is difficult to sing.

3.The song is difficult for me to sing.

一番上の例文では、「その歌は難しい」と漠然と述べているだけですが、二番目では不定詞を使って、「(一般人にとって)歌うのが難しい」という言い方になりました。三番目は「その歌は私にとって歌うのは難しい」と、さらに詳しくなりました。

不定詞to singは、2.の例では特に不定詞の主語が示されていません。こういう場合は、ここでのように漠然とした一般人か、あるいは文の主語や目的語と一致します。

文の主語とも目的語とも一致しない語が不定詞の主語になるときには、3.の例のようにforを挟んで意味上の主語をはっきりさせましょう。

5: toを使わない不定詞、原型不定詞について

なぜto不定詞とわざわざtoをつけて表すのか不思議に思った人もいるかもしれませんが、不定詞にはtoを使わない、原型不定詞という物もあります。

その名の通り、動詞の原形をそのまま使います。

それじゃ述語動詞との見分けがつかない!と思われるかもしれませんが、大丈夫、原型不定詞は組み合わせる動詞の種類が決まっています。

  • 使役動詞(make, have, let)
例文)The noisy sound by construction made me get up early.(工事の騒音が私を早く起こした)

使役動詞は、上の例のように目的語に「(不定詞)をさせる」という意味になります。文型としては第五文型で、原型不定詞のほかに、現在分詞や過去分詞も取ることができます。

使役動詞は上の三つだけです。左側にある単語ほど、「強制」の意味が強い単語になります。

  • 知覚動詞(see, look, hear, feel, smellなど……)
例文)He watched a prisoner escape from the prison.(彼は囚人が監獄から逃げるのを見た)

これも第五文型で「〜(文型の目的語)が〜(補語=不定詞)しているのを見た、聞いた、感じた……」という意味になります。知覚動詞はその名の通り見たり聞いたり触ったりといった知覚に関する動詞です。

こちらも不定詞の代わりに分詞を使うことができます。

使役動詞や知覚動詞が出てきたら原型不定詞に注意

おわりに

準動詞にはほかにも分詞や動名詞がありますが、まずは不定詞の用法さえ覚えてしまえば、あとは似たような物です。

動詞がいくつもある、と惑わされるのではなく、しっかり正体を見極めて英語の構文をつかめるようにしましょう。

(photo by 足成)

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