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株価が下がると儲かる?「信用売り」の仕組みとは

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株式取引は、「株価が上がりそうな株に投資し、利益を得る」というのが基本です。しかし、株価が下がることで儲けることができる「信用売り」という取引方法があります。

ここでは、株式投資における信用取引の基礎知識と信用売りについてご説明します。

本記事は、楽しい株主優待&配当のご協力により、2012年に執筆されたものです。

信用取引とは

信用取引とは「自分を信用してもらい、持っている資金以上に株式投資を行うこと」です。つまり、「自分の資金・有価証券などを担保にして、証券会社からお金を借りて投資すること」になります。

例えば、一般的な株式取引(現物取引)では100万円しか持っていなければ、100万円分の取引しかできません。しかし、信用取引を行えば3倍の300万円分の取引ができることになります(レバレッジ効果)。

レバレッジ効果のため、リスク・リターンともに3倍となります。

したがって、信用取引には現物取引とは違ったルールがいくつかあります。

違いその1:6ヶ月以内に清算しなくてはいけない

借りたお金は返さなくてはいけません。原則として6ヶ月以内に返さなくてはいけません。

最近は、無期限信用取引(一般信用取引)という返済期限なしの信用取引も出てきています。

お金を借りているため、金利は発生します。

違いその2:売りから取引に入ることができる

現物取引では、必ず「買い」から入ります。安く買っておいて、のちに株価が上がったところで売ります。

信用取引においても「信用買い」であれば、現物取引と似たような考え方になります。しかし、「信用売り(空売り)」は逆の発想です。なんと株価が下がればもうかるのです。

詳しくは後ほど説明します。

違いその3:追い証が発生することがある

追い証というのは、「追加で保証金が発生すること」です。信用取引という性質上、信用がなくなった(信用買いの場合、株価が下がった)場合には「もっと担保を口座に追加してください。」というものです。

株価が下がったことで株の担保価値が下がってしまったのです。もしこれに応じることができない場合は、証券会社が自動的に決済してしまいます。

信用売りの仕組み

説明したように、「信用売り」は株価が下がれば儲けることができます。

株価が1000円の『nanapi』の株を借りたとして、信用売りの仕組みを簡単に説明します。

1.証券会社から株を借りて、すぐに成行売りをする

証券会社からnanapiを借りて、同時に売りに出します。株価が1000円のnanapiを売ったので、手元には現金1000円が残ります。

2.株価が下がったら、もう一度買い戻す

その後、nanapiの株価が900円まで下がったとします。

このタイミングでnanapiを買い戻します。すると、手持ちの1000円から900円を支払うので、差し引き100円が残りました(1000円-900円=100円)。

3.証券会社に株を返す

買い戻したnanapiの株は証券会社に返却するので、最終的に100円が残り、これが利益となります。

実際の取引は、証券会社のサイトなどを通じて行います。

おわりに

ここでは、株式投資における信用取引の基礎知識と信用売りについてご説明しました。通常の株式取引(現物取引)にはないメリット・デメリットがあります。よく理解して株式投資に活用しましょう。

(image by amanaimages)
(image by 筆者)

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