「ペーパードリップ」に「ネルドリップ」「サイフォンコーヒー」…。珈琲の抽出方法は様々ですが、家庭で一番シンプルかつ手軽に出来る方法が「フレンチプレス」です。
フレンチプレスは、ペーパーを使わずに金属のメッシュフィルターで抽出します。ペーパーを使わないためゴミを出さず環境に優しく、プレス機と粉、お湯さえあればいつでも気軽にコーヒーを飲むことができます。
コーヒーの美味しさは豆に含まれる油分の中にあり、そこに味や芳香も一緒に含まれています。ペーパードリップではこの油分が抽出の際に奪われてしまうのですが、フレンチプレスはそれら全てを逃さずに抽出出来るのがポイントです。
と言うわけで、家庭でも美味しく飲めるフレンチプレスの淹れ方を、筆者がよく行く恵比寿の「猿田彦珈琲」さんで聞き、実際に作ってみました。
美味しく淹れるコツ
- 豆は高品質の物を
→「油分の中に味や芳香も含まれている」と書きましたが、豆本来の良い部分も悪い部分も全て出てしまうのがフレンチプレスです。使用する際は、なるべく高品質な豆を用意しましょう。
- 豆は中挽き~粗挽きを使うと良い(可能であれば淹れる直前に挽く)
→お店で「フレンチプレス用で」と言えば挽いてくれます。
- コーヒー粉はお湯100ccに対し5g前後が適量
- お湯の温度は95度前後で
用意するもの
分量は1人分です
- フレンチプレス(ここでは容量350ccの物を使用します)
- コーヒー豆(350ccに対して18g)
- 熱湯(350cc)
フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方
フレンチプレスにコーヒーの粉を入れ、お湯を半量入れて30秒待ちます。
残りのお湯を、こぼさないように全て入れます。
スプーンなどを使い、軽く混ぜます。
タイマーをセットし、4分間待ちます。
時間が来たらゆっくりとプレスをします。
カップにそそいで出来上がりです。
気軽に作れるのがフレンチプレスの良いところ。是非ご家庭で、ちょっぴりスペシャルなコーヒーを楽しんでみてくださいね。
(photo by 著者)