英語を話したいけどなんていってよいかわからない。語彙が少ない。といった悩みは多いと思います。
今回は、外国人の友人と英語で日常的な会話をするコツを紹介します。
日常会話のほとんどは中学レベル
会話をするといった時、多くの人が勘違いをしているのが語彙が難しい、と思っていることです。しかし、ネイティブの人も日常的な会話では日本人からしても基本の語彙がほとんどです。ただ、あまり一般的でない意味があったりします。
つまり、中学の単語でもなじみのない語法が、理解の妨げになっているのでしょう。
一例ですが覚えておくといいものを紹介します。
get
getは「取る」と覚えると思いますが、いろいろな使われ方をします。たとえば
- I got to go- 意味「私はーに行かなければ行けない」
- I got mad at you 意味「(君に対して)怒っている」
- I got tired 意味「疲れてしまった」
これを見ていてわかるように、be動詞のような使われ方をします。
up
前置詞「上に/え」が基本の意味ですが、これも意外な使われ方をします
- What's up? 意味「よ、元気か?」(挨拶)
- What are you up to, tonight? 意味「今夜、何する予定?」
down
これも、「下に」の意味以外に使われたりします。
- Down this street,and turn left. 意味「この道を真っ直ぐ行って、左です」(道を訪ねた時に)
会話するために
上記を踏まえて今度は会話のコツを見ていきましょう。
相手の話を理解するために
まず相手の言っていることを理解するためには動詞を聞き取れなければ全く意味は理解できないでしょう。
特に、口語では日本でテキストで習わない使い方をするような語は注意が必要です。特に上記の単語は頻繁かつさまざまな用法で使われるので、話している状況をしっかり考えて聞かなければいけません。
また、会話では、英語のネイティブスピーカーであっても難しい構文や文章構造は好まれません。ですからほぼ必ず話初めに来ます。要するにSVの形がほぼ必ず守られます。
また、動詞の種類によって後に話すことを予測できます。
It seems ・・・
ときたら・・・の部分は伝聞や推測
I doubt that・・・
ときたら・・・の部分は直前に聞いた意見などに反対しているなどです。
話を続けるコツ
会話を続ける、そのような姿勢を見せる上で大事なことはまず躊躇わないことです。
日本人の会話する時の問題として有名なのは、「正しい英語を使おうとして考えている内に時間が過ぎる」ということです。しかし、会話の場合、文法が正しい、正しくないということはあまり気にされません。
ですから、会話するときは文法を考えて間が空くぐらいなら、文法事項が正しくなくても主語、動詞、目的語がしっかりしていれば意味は伝わるので、この三つの要素をしっかりいうようにしましょう。
また、文章は短く切ると文を作るのが簡単になり、しゃべりだしも早くなります。たとえば、「今日は図書館に行って、本をかり、その後カフェに行ってずっと勉強していました」
といいたいとき正しい英語は
I went to library to borrow some books and after that, went to cafe and have been studying
などです。これを
I go to library today. And I borrow some books. I went to cafe to study.(文法ミスあり、文章短く)
などと言っても会話の状況から意味は伝わるはずです。
終わりに
日常会話が難しいと感じるのは、おそらくこういったイレギュラーな使われ方を知らないからだろうと思います。
そして、日常よく使われるこういった簡単な語彙には、このように様々な使い方があります。
こういった物を覚えておくことで、難しい語彙を覚えることなく、砕けた会話をすることができるようになるでしょう。
また、長い文章はかっこよくしゃべろうとせず、短く切って、テンポよく話していきましょう。
(photo by 足成)