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5分で分かる!国語・文法「動詞」の学び方

5分で文法の「動詞」を学びましょう。まずは、実力チェック。

【問題1】次の文から「動詞」をさがし、言い切りの形で答えなさい。
・ジャイアンが転んだので、みんなが笑った。

【問題2】次の文から「動詞」をすべて抜き出しなさい。
・ドラえもんが何も言わないので、ぼくはカードをやぶいた。

答え合わせです。【問題1】の答えは、「転ぶ」と「笑う」の2つです。言い切りの形とは、辞書に出ている形(終止形)のことです。

【問題2】は、「言わ」と「やぶい」です。「言わない」の「ない」は動詞ではありません。問題に「抜き出しなさい」とあるので、正解は「言わ」となります。

そして、もう1つ。「やぶい」も動詞です。「た」まで抜き出すと、バツになります。

どうですか。できましたか? 下記の文章を読むと、5分で自信を持って答えることができます。

「動詞」とは?

漢字を見ると分かりますね。「動詞」とは、「動き」に関係あるのです。人間が朝起きてから「すること」をイメージして下さい。寝るまでに何をしますか?

  • 起きる
  • あらう
  • 着がえる
  • 入る
  • すわる
  • きばる
  • ふく
  • 流す
  • 出る ・・・など

すべて、辞書に出ている形(言い切りの形)で答えましょう。

「動詞」を声に出して読んでみます。言葉の最後をのばすと、すべて「ウ」の段で終わりませんか。これが「動詞」のポイントです。

「動詞」は、動きに関係がある言葉
言い切りの形が、「ウ」の段で終わる

「動詞」のポイントは?

「動詞」のポイントは、実は「動詞」にはあらず。ここがポイント。次の呪文(じゅもん)を唱えてみて下さい。

「ない、う、ます、た、まる、こと、ば、!」

10回唱えると、覚えられますよ。

覚えましたか。では、次のステップです。動詞のポイントは「活用する」ことです。動詞を活用させることはできますか。ここでは、例として「歩く」を活用させてみます。

さきほどの「呪文」につながるように「歩く」を活用させます。

1: 「ない」につなげる

・「歩く」+「ない」・・・・・「歩くない」(×)⇒(○)「歩ない」

2:「う」につなげる

・「歩く」+「う」・・・・・「歩くう」(×)⇒(○)「歩う」

3:「ます」につなげる

・「歩く」+「ます」・・・・・「歩くます」(×)⇒(○)「歩ます」

4:「た」につなげる

・「歩く」+「た」・・・・・「歩くた」(×)⇒(○)「歩た」

5:「まる(。)」につなげる

・「歩く」+「。」・・・・・「歩。」(○)

6:「こと」につなげる

・「歩く」+「こと」・・・・・「歩こと」(○)

7:「ば」につなげる

・「歩く」+「ば」・・・・・「歩くば」(×)⇒(○)「歩ば」

8:「!」につなげる

・「歩く」+「!」・・・・・「歩く!」(×)⇒(○)「歩!」

太字」の部分が、活用している部分の最後なので「活用語尾」といいます。

「ない、う、ます、た、まる、こと、ば、!」は、あくまで呪文ですので、動詞ではありません。したがって、呪文の前までが「動詞」なのです。

「動詞の呪文」を覚えよう。呪文は「動詞」ではない。

「活用の種類」とは?

動詞(「歩く」)を活用させると、「か」「き」「く」「け」「こ」と変わりましたね。この活用の仕方(種類)を「五段活用」と言います。

動詞「歩く」の「活用の種類」は、「五段活用」となります。

「活用形」とは?

「未然形」「連用形」「終止形」「連体形」「仮定形」「命令形」と6つあります。これは覚えておきましょう。

「未然」「連用」「終止」「連体」「仮定」「命令」と、10回も言えば覚えられるはず。

先ほど、動詞の呪文を使って「歩く」を活用させました。

「歩く」の「活用形」

「ない」につながる形が、「未然形」・・・・(歩かない)

「う」につながる形が、「未然形」・・・・(歩こう)

「ます」につながる形が、「連用形」・・・・(歩きます)

「た」につながる形が、「連用形」・・・・(歩いた)

「まる(○)」につながる形が、「終止形」・・・・(歩く。)

「こと」につながる形が、「連体形」・・・・(歩くこと)

「ば」につながる形が、「仮定形」・・・・(歩けば)

「!」につながる形が、「命令形」・・・・(歩け!)

どうでしょう。理解できましたか?では、最初の問題にチャレンジしてみて下さい。

【問題2】次の文から、「動詞」をすべて抜き出しなさい。
・ドラえもんが何も言わないので、ぼくはカードをやぶいた。

正解は、「言わ」と「やぶい」の2つです。動詞の呪文を唱えると、「ない、う、ます、た、まる、こと、ば、!」の「ない」につながる「言わ」と、「た」につながる「やぶい」の2つとなります。

動詞の呪文に注目して、その直前までが「動詞」である。

どうですか。この本質部分が理解できると、あとは大丈夫です。自分の参考書や問題集を使って練習してみて下さい。

「動詞の呪文」の 「応用編」

さきほどの「動詞の呪文」は、あくまでも基本編です。すべてに対応できるわけではないのです。そこで、すべてに対応すべく「動詞の呪文」の応用編です。

「未然形」の呪文の追加

未然形は「ない、う」だけではありません。「さ、せ、(ら)れ、よ(う)、な」も合わせて覚えておくと便利です。

「連用形」の呪文の追加

連用形は「ます、た」だけではありません。「た、て、ます、てん(、)」も合わせて覚えておくと便利です。

「連体形」の呪文の追加

連体形は「こと」だけではありません。「連体」の「体」は体言のこと。つまり名詞の仲間ならなんでもよいのです。

体言から、「連体詞」について、学びたい方はこちらの記事をチェック!

「発展編」

【問題3】次の文から、「動詞」をすべて抜き出し、「活用形」をそれぞれ答えなさい。
・のび太がおこったが、みんなにげようとしない。

正解は、「おこっ」と「にげ」と「し」の3つです。「おこっ」は、「連用形」です。「にげ」は、「未然形」。そして、「し」も、「未然形」です。できましたか。

おわりに

「か」「き」「く」「け」「こ」は、カ行五段活用ですが、「歩いた」の「」は、カ行ではありません。これを「イ音便」と言います。

「カ変」「サ変」「音便」など、文法用語には、まぎらわしいものもありますが、この文章が理解できていれば、取るに足りません。自身の問題集を解き進め、自信を持って取り組んで下さい

(photo by 足成)

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