英語圏の海外旅行でカフェに行く時、何と注文していますか?「coffee please.」もちろん間違いではありません。しかし、現地の人は何と言っているでしょう?聞き耳を立ててみて下さい。
大体の人は「Can I have a coffee?」「Can I get a coffee?」そう、「Can」を使っています。「Can」この言葉は英語に自信がない方をパワーアップさせてしまう、魔法の言葉なのです。
筆者の英語スキル
筆者も最初は全然英語が話せませんでした。2年前に渡米し、アメリカ・ニューヨークで生活を始めましたが、恥ずかしさと通じるかの心配で、一言も言葉が口から出なかったのです。言いたい事が言えない、話したい事が話せない…まるで赤ちゃんに戻ったかのようで、情けなさと悔しさを体感したのを覚えています。
そんな私に魔法をかけてくれたのが「Can」。この言葉を操れるようになり、赤ちゃんだった私が、16歳くらいまでに成長、まだまだ勉強中ですが、ニューヨークライフを楽しめるようになれたのです。
ステップ1:「Can I ...?」
これはアメリカ等英語圏の国にいると日々多く耳にするフレーズです。「Can」の意味は誰でも知っていますね。疑問文にし、動詞を足すだけで、たくさんの場面で「Can I」 が使われています。「a Coffee, please.」と言うよりも、なんだかアメリカ人に近づいた気分ですよね。
コーヒーショップやレストランで何かを注文したい時
- Can I have a coffee(,please)?:「コーヒーを下さい」
- Can I get a menu?:「メニューをもらえますか?」
日常で自分の意志を伝えたい時
- Can I sit here?:「ここに座っても良いですか?」
- Can I take this?:「これもらってもいい?」
- Can I smoke here?:「ここでタバコ吸ってもいい?」
- Can we order now?:「注文してもいいですか?」
ステップ2:「Can you...?」
これは海外旅行のガイドブックによく載っていますね。
- Can you speak Japanese?:「日本語が話せますか?」
- Can you say that again?:「もう一度言ってもらえる?」
- Can you take a picture of us?:「写真をとってもらえませんか?」
- Can you hear that?:「聞こえる?」
- Can you pass me that?:「それとってくれる?」
- Could you tell me where it is?:「それがどこにあるか教えてくれませんか?」
- Could you give me a ride?:「車で送ってくれませんか?」
- Could you give us extra plates?:「取り皿をもらえますか?」
- Could you give me a chopsticks?:「お箸をもらえますか?」
ステップ3:「How can I...?」
「Can+主語+動詞~...?」の文の最初に「How」や「What」(5W1H)をつけて活用する事ができます。
- How can I do this?:「どうしたらいいの?」
- How can I get to the airport?:「空港にはどう行ったらいいのでしょう?」
- How can I say this in English?:「これって英語でなんて言うの?」
- What can I use?:「何を使えばいいの?」
- When can you come?:「いつ来られるの?」
- How can I say...:「なんだっけ...えーと...」
おわりに
英語初心者の方、海外旅行が初めての方、信じて「Can I」を口癖にしてみて下さい。本当にたくさんの場面で使えます。本当に通じるのかしら?と思っても大丈夫です。使ってみて下さい。
日本にいると、英語を使えるチャンスがあまりありません。それはつまり、生きた英語を耳にするチャンスも少ないという事です。教科書でみて勉強しても、本当に日常で使っているのが確認できない限り、不安で使えませんよね?この「Can」は本当に日常のあらゆる場所で聞く事ができます。
たくさんの場面で使える言葉をまず覚える→他人が使っている場面を目にする→使ってみる→通じた!!この喜びが、自身につながり、英語上達への第一歩になります。
「Can」に慣れたら、「may」「should」「would」にも挑戦してみて下さい。自分が安心して使える言葉を覚えたら、難しく感じた他の言葉だって、すんなり理解できるようになるのです。魔法の言葉を使って、世界を広げましょう。「You can do it!」
(photo by 筆者)