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    中学生向け!「竹取物語」をサクッと読解できるポイント

    中華人民共和国四川省では、アバ・チベット族の、仏教文化の色濃い民間伝承である「斑竹姑娘(はんちくこしょう)」の物語にそっくりと言われている竹取物語。

    国内においても、先行の「丹波国風土記」、竹野姫の物語にも天の羽衣伝説として登場しているのです。

    当時の巷間にバリエーション豊かに溢れる幾多の民話が、集大成されたものです。

    作者について

    そういうわけで作者不詳です。

    識字率と、貴族の館の主としての生活や帝の行動が、詳細順を追って滑らかに筆致されています。

    そのため、紀氏など多くの土着系豪族の高位高官の一部であり、彼らが政界を離れた時期である8~9世紀頃の人物、と目されています。

    文人として和歌の才を発揮しながら、民俗話の固有名詞を示し直しつつまとめて国内で好評を得たようです。

    おおまかな内容

    • 竹中生誕説話(異常出生説話)…かぐや姫は竹の中から生まれた。
    • 急成長説話…かぐやが3か月で大きくなった。
    • にわか長者説話…かぐや姫同様の竹の金によって竹取の翁が富み栄えた。
    • 求婚説話…難題を課された幾人かの求婚者が全員失敗。帝の求婚も拒否。
    • 羽衣昇天説話…かぐや姫が月へ戻る。
    • 地名起源説話…オチとして富士山の地名由来を説明。
    非常に多様な要素が含まれているのです。

    文体

    そもそもは口伝形式なのです。口調に独特のものが在ったのでしょう。

    そのうち、中華人民共和国の書物である『後漢書』の影響などから、漢文で一時完成し、時代と共に仮名になっていったとされています。

    特徴

    昔、竹が月の浮かぶ空へ向かって急に成長していくので、竹を用いる人々に喜ばれていた様子がほのぼの伝わってくる、自然に密着したファンタジーです。

    読み下しやすいですが、非現実な描写が次々と出てくるため、多少意訳しながら読んでいくとスムーズに訳せます。

    姫は一瞬のうちに姿(実体)を影(光)と化した、というくだりでは、本当に地上の人間ではない高貴な存在であるという姫を描写する真骨頂のシーンです。

    非常に現代的SF要素が強くて古代物語なのがポイントです。

    読解のポイント

    今は 昔、竹取の翁といふ者有り けり。
    • けり…過去をあらわす。

    今からいえばもう昔のことですが、竹取のおきなという者が居ました。

    野山にまじりて、竹 を取り つつ、よろづのことに使ひけり。
    • つつ…『~ながら』。

    野山にはいって竹をとりながら、それを色んな用途に使いました。

    『いふ』、『使ひ』、などの歴史的仮名遣いに慣れてそのままの意味で訳せるようになれるようになるかがポイントです。

    全体的に一文一文は短めで読みやすいです。

    古文単語も推測しやすいですが、注記や単語帳でよく確認するのが一番ですね。

    助詞の意味合いを確かめるだけで、現代語訳が完成に近づくほど、敬語や主語のねじれの少ない、簡易な古文で読み下しやすいです。

    おわりに

    有名すぎるお話ですね。

    仲の良い家畜を連想させる鬼退治のお話とは一線を隠した、純粋な本格ファンタジー小説である点が、とても異彩を放っています。

    このライフレシピを書いた人