棒針編み「滑目(すべり目)」の編み方
2013年01月05日公開しました/2017年04月26日更新しました

編み物を始めると、普段見慣れない編目記号と接することになります。
ここでは「滑目(すべりめ)」の編み方を説明します。
必要なもの
- 編みたい毛糸
- 棒針 2本
CHECK:毛糸玉には、糸の太さに適した針の号数(数が大きいほど太い)を示した紙が巻いてあります。それを参考に針の太さをえらんでください。
「滑目」の編み方
記号

V字のものが、「滑目」の記号です。よく似ているものに「浮目」があります。編み糸が裏に渡った場合が滑目、表に渡った場合が浮目です。
###STEP1

これから左の針の最初の目を、滑目します。これから編む段は色を替えてあります。
CHECK:筆者の編み方はアメリカ式です。右の人差し指に糸をかけて編んでいきます。
###STEP2

糸を向こう側におき、右側から針を入れます。
この針を入れた目が、記号の尖った部分です。
STEP3

そのまま編まずに右の針に移します。これですべり目の出来上がりです。
STEP4

次の表目も編んでみました。滑目が両隣の目より長く伸びているのがわかります。

裏から見ると、編まなかったので裏側に糸が渡っています。
操作したのはこの段だけですが、下の目を2段分使っています。ですから記号は2段になっています。
滑り目を裏から編む場合
記号図

滑り目の記号が3段になっている場合で説明します。3段目は裏側から編むことになります。


糸は手前におき、右側から右の針に移して出来上がりです。

表から見ると、こうなっています。
上手に編むポイント
目を滑らせるとき、表目を編むときのように手前から針を入れて移すと、目の根元がねじれてしまいます。気を付けましょう。
おわりに
操作は簡単ですが、大きい目立つ模様になります。
(photo by 著者)