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    大学受験用古文単語20選<頻出名詞編>

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    古文はお好きでしょうか。

    調べさえすれば読みこなせるのが、日本人としては英語より楽な点でしょう。それでもピンとこないのは、世相がわからないせいですから、ネットや関連書籍などを参考にしてください。

    さて、今回は…有名な随筆、長編小説などから引用文を拝借し、生活の想像できそうな頻出古文単語名詞編を作成してみました。

    両方で、だいぶ古典世界に楽しめます。画像と共にぜひ楽しんでください。

    大学受験用古文単語20選

    1:てんじやうびと

    • 意味…5位以上の殿上人と言われ、清涼殿に昇殿を勅許された人
    • 例文…紫式部日記より
    「いみじうなむ才ある」と、てんじゃうびとなどにいひちらして
    • 訳…「たいそう学識があるのだ」と殿上人などに言い振らして

    2:つとめて

    • 意味…早朝
    • 例文…枕草子より
    冬はつとめて
    • 訳…冬は早朝が趣があっていい

    3:ふるさと

    • 意味…旧都。
    • 例文 古今集より
    ふるさとなりにし奈良の都にも色はからず花は咲きけり
    • 訳…旧都になってしまったならのみやこにも季節の風情は企み事無く花は咲いたことよ

    4:しるし

    • 意味…前兆
    • 例文…徒然草より
    かの鬼の虚言は、このしるしを示すなりけり
    • 訳…あの鬼についてのうその御話は、この前兆を示すものだった

    5:て

    • 意味…文字
    • 例文…枕草子より
    てよく書き、歌よく詠みて
    • 訳…文字をうまく書き、歌も上手に詠んで

    6:くま

    • 意味…秘密
    • 例文…後撰集より
    人の心のくまは照らさず
    • 訳…人の心のなかの秘密は照らさない

    7:ふみ

    • 意味…手紙
    • 例文…金葉集より
    大江山(おほえやま)いく野の道の遠ければまだふみもみず天(あま)の橋立
    • 訳…大江山を越え生野を目指す道は遠いため、まだ天橋立に足を踏み入れていないのと同じように、手紙を見ていません

    8:いそぎ

    • 意味…仕度
    • 例文…徒然草より
    公事どもしげく、春のいそぎに取り重ねて催し行はるるさまぞ、いみじきや
    • 訳…宮中行事の絶え間なく、新年を迎える支度に重ね開催され行われるようすが、実にすばらしいことだなあ

    9:ひま

    • 意味…すきま
    • 例文…古今集より
    谷風に解くる氷のひまごとにうち出いづる波や春の初花
    • 訳…谷間に吹く風で解けた氷のすきまごとに吹き出してくる波が春の初花なのだろうか?

    10:あない

    • 意味…事情
    • 例文…大鏡より
    かくとあない申して、必ず参り侍らむ
    • 訳…これこれと事情を申し上げ、きっと参上致しますよ

    11:あした

    • 意味…翌朝
    • 例文…徒然草より
    野分(のわき)のあしたこそをかしけれ
    • 訳… 台風のあった翌朝は興味深い

    12:としごろ

    • 意味…長年の間
    • 例文…土佐日記より
    としごろよくくらべつる人々なむ、別れがたく思ひて
    • 訳…長年の間、親しく付き合ってきた人々は別れにくく思って

    13:ほい

    • 意味…かねてからの願い
    • 例文…徒然草より
    ゆかしかりしかど、神へ参るこそほいなれと思ひて、山までは見ず
    • 訳…行ってみたかったが、神へお参りすることがかねてからの願いであると思って、山までは見ない

    14:ことわり

    • 意味…道理
    • 例文…平家物語より
    沙羅双樹の花の色 盛者必衰の ことわりをあらはす
    • 訳…沙羅双樹の花の色は栄えた者が必ず滅亡する道理をあらわす

    15:覚え

    • 意味…目上の人からよく思われること
    • 例文…源氏物語 桐壺の帖より
    いとまばゆき、人の御おぼえなり
    • 訳…とても見ていられないほどの御門というひとの桐壺更衣に対するご寵愛である

    16:かたみ

    • 意味…思い出
    • 例文…奥の細道 平泉より
    しばらく千歳(せんざい)のかたみとはなれり
    • 訳…少しの間、千年の昔を思い出す記念物となっている

    17:おこなひ

    • 意味…勤行(ごんぎよう)
    • 例文…更級日記 宮仕へより
    などて、多くの年月をいたづらにて臥ふし起きしに、おこなひをも物詣でをもせざりけむ
    • 訳…どうして多くの年月を手持ちぶさたな状態で暮らしている間に、仏道修行も寺参りもしなかったことか

    18:さが

    • 意味…性質
    • 例文…源氏物語 椎本より
    いと隈(くま)なき御心のさがにて、おしはかり給ふにや侍らむ
    • 訳…たいそう抜け目のないお心の性質であって、推量なさるのでございましょうか

    19:かち

    • 意味…徒歩
    • 例文…徒然草より
    ただ一人、かちより詣でけり
    • 訳…ただ一人、徒歩でお詣りした

    20:そのかみ

    • 意味…その当時
    • 例文…土佐日記より
    さて今、そのかみを思ひやりて、ある人の詠める歌
    • 訳…さて今、その当時を想像し、とある人が詠んでしまった歌

    おわりに

    時間については特に現代語と同音異義語になっている点からもわかるように、どちらも同時に覚えておくのはたいへんですが、代表的なものに数を絞って、問われるポイントとして押さえておきましょう!

    (image by 筆者)

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