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上高地の感動的な朝に出会う方法

夏の上高地の朝をひとり占めできる方法、それは最近すっかり快適になった夜行バスを利用することです。

上高地旅行

旅をしたのは2012年の夏でした。グルメ仲間と言えば聞こえはいいですが、単に地方の美味しい物を食すという食いしん坊な3人と一緒でした。

元々、山が好きで各地の山々に登ったのですが、ピークハンターと呼ばれる頂上を極める最近の登山傾向に違和感を覚え始めました。上高地も穂高岳や槍ヶ岳など日本有数の山岳地帯の拠点として過去に度々訪れていましたが、詰まった日程から上高地はいつも素通りでした。

そんな時、見過しがちだった朝の上高地を堪能したい気持ちに駆られました。清冽な朝の上高地と『会話』することだけを目的とした旅をしたかったのです。

上高地の朝は清冽の言葉が似合う

朝の時刻を具体的に言うなら午前7時前になるでしょうか。

河童橋から仰ぎ見る穂高連峰は感動的です。他にもさまざまな形容詞があてはまるでしょう。朝、河童橋の上にいるのは周辺の旅館に滞在した浴衣姿の人達が中心です。

多くの登山者は少ない日程を有効的に使うために夜行バスを使用しますが、その美しい景観をチラッと見ただけで通り過ぎることが多いのは以前の私同様です。

河童橋の上に30分いるだけでも穂高連峰や梓川は様々な景観を提供してくれます。雲の流れひとつで違う景観を見せてくれます。

また、穂高連峰だけが注目されがちですが、写真のように穂高連峰と反対に位置する焼岳の景観も穂高連峰に劣らず素晴らしいです。時々、噴煙を上げています。こうした劇的、且つ、斬新な感動は朝限定と言っても過言ではないでしょう。

夜行バスは窮屈のイメージが一新されています

上高地を訪れるアクセスは、東京在住の場合、新宿駅から特急『あずさ』に乗車して、松本電鉄とバスを乗り継いで午後イチに上高地に到着するパターンが一般的でしょう。

しかし、その時刻は河童橋の上は多くの観光客で溢れています。河童橋の上で押すな押すなの状態で記念写真を数枚撮っただけでオシマイの感も否めません。

観光地を巡るありがちな旅行パターンとして、現地に足跡を印したことは確かですが、もっと上の感動を求めるなら夜行バスの利用をお薦めします。

快適な夜行バスで

夜行バスのイメージは「眠い・狭い・遅い」のイメージがありますが、通常料金より千円程度加算するだけで、飛行機のファーストクラス並みに快適さを得ることができます。

座席は180度近くまで倒すこともでき、左右は3席ですから狭さからも解消されます。前夜23時出発が多く、途中から一般道を走るのは上高地到着時間を計算しているのが理由です。

トイレ休憩も2、3時間に1回取りますが、快適座席から多くの人が熟睡していますので、バスから降車する人はあまりいません。こうした快適な睡眠環境から清冽な上高地の朝に出会うことができます。

上高地のルーツは神が降り立った明神池の奥宮に

大正池や田代池、河童橋からの穂高連峰が上高地の代表的風景であることは疑いがありませんが、時間と体力的余裕があるならば、明神池まで足を延ばすことをお薦めします。

河童橋から梓川の左岸沿いを徒歩1時間程度です。

明神池は一之池と二之池の大小2つの池があり、池畔には穂高神社奥宮が鎮座して『神域』になっています。そこは穂高神社の御祭神が北アルプスの総鎮守として鎮座しているからです。

以前、上高地は神降地、神合地、神河内などと呼ばれ、神々を祀るにふさわしい神聖な場所とされてきました。

神が降立った地の上高地のルーツを確認するのも旅の一興でしょう。朝の上高地なら体験かもしれません。

終わりに

朝の上高地、明神池を堪能したら、観光客で賑わう場所から離れ、早目に松本に移動してそばの名店で信州そばを味わうと旅の印象もグッと深くなります。そばがきで一献なんて最高ではないですか。

夏の夜行バスは、多くのバス会社が7月中旬から8月下旬の観光シーズン限定になってしまいますが、敢えて時期を外して観光客が多くない9月が狙い目です。10月は紅葉シーズンで観光客も急増しますので避けた方がいいかもしれません。

バス会社の夜行バスは夏期限定が多いようですが、仮眠を取りながら同じ夜行で車移動する方法も検討する価値があるでしょう。

(photo by 著者)

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