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5分で学べる!国語・文法「助動詞」(まい)の学び方

助動詞「まい」について、まずは、実力チェック問題から。

【問題】 次の文の中で、「まい」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) 明日、雨は降るまい
    (2) 二度とあの人には、たのむまい
    (3) 今日は、月は出まい

いかがですか。正解だけでなく、その理由も自信を持って答えられますか。以下の文章を読めば、5分で自信を持って答えられるようになると思います。一緒に学びましょう。

助動詞「まい」の2つの意味(用法)

助動詞「まい」には、2つの意味(用法)があります。

1.打ち消しの「推量」 (たぶん~ないだろう)

「推量の意味」+「打ち消しの意味」です。

【例】 雨は、降るまい。(←たぶん雨は降らないだろう。)

2.打ち消しの「意思」 (~しないつもりだ)

「意思の意味」+「打ち消しの意味」です。

【例】 二度と失敗するまい。(←二度と失敗しないぞ。)

意味の区別

頭で「たぶん、(こうじゃない)だろうなあ」と想像しているのが「打ち消しの推量」の意味。それに対して、心の中で「決して、(こう)しないぞ」と決心しているのが「意思」です。

助動詞「まい」の意味は、「打ち消しの推量」と「打ち消しの意思」の2つ

ここで、冒頭の【問題】の答え合わせです。

【問題】 次の文の中で、「まい」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) 明日、雨は降るまい
    (2) 二度とあの人には、たのむまい
    (3) 今日は、月は出まい

(1)の文の意味は「明日、雨は降らないだろう。」という意味なので「打ち消しの推量」の意味です。「雨が降らない」ことは、心の中では決心できません。

これに対して、(2)の文の意味は「二度とあの人にはたのまないぞ」ですね。これは、心の中で決心しているので「打ち消しの意思」の意味です。

最後に、(3)の文の意味は、「今日は、月はでないだろう」です。「月がでるかどうか」は、心の中で決心できることではないので、「打ち消しの推量」の意味となります。したがって、答え(仲間はずれ)は、(2)となります。

助動詞「まい」の「活用」

助動詞「まい」は、無変化型と呼ばれ、「終止形」しかなく、ほとんど活用しません。(「まい」は、そのままの形で使えるので、心配いりません。)

ただし、限られた体言(「こと」「もの」)につらなる場合のみ「連体形」が用いられます。

【例】 あろうことか、あるまいことか。 

上の例文の「まい」は、「連体形」になります。

助動詞「まい」の「接続」

助動詞「まい」は、語によって接続する活用形が異なります。

【五段活用の動詞】 = 終止形に接続

(例) すぐ 終わる。  ⇒ すぐ 終わるまい。(終止形)

【上一段活用の動詞】= 未然形に接続

(例) 背が のびる。  ⇒ 背が のびまい。 (未然形) 

【下一段活用の動詞】= 未然形に接続

(例) 家を 建てまい。⇒ 家を 建てまい。 (未然形)

【カ行変格活用の動詞】=未然形に接続

(例) 彼は 来る。   ⇒ 彼は まい。 (未然形)

【サ行変格活用の動詞】=未然形に接続

(例) 母は 安心する。⇒ 母は 安心しまい。(未然形)
「まい」は、五段活用の動詞のときだけ、終止形に接続します。(他は未然形接続)

おわりに

どうでしょうか。「まい」は2つの意味を覚えておけば大丈夫です。あとは、自身の問題集を使って練習をしてみて下さい。

(photo by amanaimages)

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