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5分で学べる!国語・文法「助動詞」(た)

助動詞「た(だ)」について、まずは、実力チェック問題から。

【問題1】 次の文の中で、「た(だ)」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) 波平さんも、以前はモテモテだっ
    (2) 「ただいま。いま帰っよ。」
    (3) 昨日は仕事が忙しかっ

【問題2】 次の文の中で、「た(だ)」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) エジプトにある、壁にかかっ絵。
    (2) 曲がりくねっ道を走る。
    (3) いっぱい食べので、おなかが苦しい。

いかがですか。正解だけでなく、その理由も自信を持って答えられますか。以下の文章を読めば、5分で自信を持って答えられるようになると思います。一緒に学びましょう。

助動詞「た(だ)」の3つの意味(用法)

助動詞「た(だ)」には、3つの意味(用法)があります。

1 「過去」 (昔は、~だった。)

すでに動作がすんだ意味を表す。

【例】 きのうは、九時にね

2 「完了」 (今~したところだ。)

ちょうど動作が終わったという意味を表します。

【例】 いま、宿題がすん

3 「存続」 (昔から今まで、ずっと~し続けている)

動作はすでに終わっているが、その結果が現在もずっと存在しているという意味です。

【例】 かべにかけ絵。(←かべにかかっ「ている」絵、という意味)

意味の区別

「1 過去」と「2 完了」と「3 存続」の3つの意味は、「1 過去」は、昔の話です。「2 完了」は今(現在)の話。「3 存続」は、「1 過去」+「2 現在」で、今もずっと~し続けている、という意味と覚えておくとよいです。

助動詞「た(だ)」の意味は、「1 過去」と「2 完了(今)」と「3 存続」の3つです。

ここで、冒頭の【問題】の答え合わせです。

【問題1】 次の文の中で、「た(だ)」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) 波平さんも、以前はモテモテだっ
    (2) 「ただいま。いま帰っよ。」
    (3) 昨日は仕事が忙しかっ

(1)の「た」の意味は、「過去」ですね。(2)は、今なので「完了」。(3)は、昨日なので「過去」です。したがって、正解(仲間はずれ)は、(2)となります。

【問題2】 次の文の中で、「た(だ)」の性質の異なるもの(仲間はずれ)を選びなさい。
    (1) エジプトにある、壁にかかっ絵。
    (2) 曲がりくねっ道を走る。
    (3) いっぱい食べので、おなかが苦しい。

(1)の「た」の意味は、「存続」です。絵を壁にかけたのは、昔の話です。今も、壁にかかっているので、「存続」の意味となります。(2)も、「存続」です。道が曲がりくねったのは昔の話でしょうが、今も曲がりくねっているはずなので「存続」となります。(3)は、「過去」です。いっぱい食べたのは昔の話です。(昔と言っても、10年も前ではなく、1時間前でも「過去」の意味となります。)したがって、正解は、(3)となります。

助動詞「た(だ)」の「活用」

助動詞「た(だ)」の活用は、特殊なものです。

  • 【未然形】・・・ 「たろ」(だろ)
  • 【連用形】・・・ (なし)
  • 【終止形】・・・ 「た」(だ)
  • 【連体形】・・・ 「た」(だ)
  • 【仮定形】・・・ 「たら」(だら)
  • 【命令形】・・・ (なし)
「た(だ)」の活用は、「連用形」と「仮定形」がない「特殊型」である。

助動詞「た(だ)」の「接続」

助動詞「た(だ)」は、連用形に接続します。

【動詞】 = 連用形に接続

(例) 朝 起きる。  ⇒ 朝 起き「た」。(連用形

【形容詞】= 連用形に接続

(例) 勉強は 楽しい。  ⇒ 勉強は 楽しかっ「た」。(連用形) 

【形容動詞】= 連用形に接続

(例) 彼は 元気だ。⇒ 彼は 元気だっ「た」。 (連用形

【助動詞】=連用形に接続

(例) 彼は 見た。 ⇒ 彼は 見られ「た」。 (連用形
助動詞「た(だ)」は、「連用形」に接続する。

おわりに

どうでしょうか。「活用形」や「接続」は、試験にはほとんど出ませんので、「た(だ)」は3つの意味(用法)を覚えておけば大丈夫です。

あとは、自身の問題集を使って練習をしてみて下さい。

(photo by amanaimages)

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