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米国ホームステイで経験したトラブルと対処法

筆者は21歳のときに、アメリカにホームステイをしました。今となっては良い思い出ですが、当時は、いろいろ困ったことが起こりました。その体験をご紹介します。

ホームステイの詳細

時期:夏休みに約一カ月滞在

1992年です。筆者は当時21歳の大学3年生でした。

形式:短期ホームステイツアー

20名ほどの学生が、各家庭に1~2名に分かれて滞在する形式でした。筆者は1人で滞在しました。

ホストファミリー

  • パパ(29歳)
  • ママ(31歳)
  • 長男(2歳半)
  • 長女(9か月)
  • さらにペットが、犬2匹、猫2匹、カメ・金魚が数匹いました。

場所

ロサンゼルス近郊の閑静な住宅街でした。

目的:英会話とアメリカ文化の体験

授業

平日は集会場で英会話の授業を行いました。9時半~14時くらいでした。テキスト2冊、プリント数枚を使って、先生を囲んでのディスカッション形式でした。英語力で2つのレベルに分かれました。

送迎は、ホストファミリーの運転係がスクールバスのような役割をしてくれました。ランチ持参で行きました。

イベント

  • 歓迎会
  • ハロウィンパーティ
  • 日本食パーティ
  • さよならパーティ など

観光

  • ディズニーランド
  • ラスベガス
  • グランドキャニオン
  • ユニバーサルスタジオ
  • サンタモニカ など

トラブル1:ボディーソープが分からない

ホストファミリー宅に到着した初日のことです。筆者はシャワーを浴びることにしました。浴槽の周りには、いろいろなボトルが10本くらい並んでいます。シャンプー類だと思うのですが、男性用、女性用、子供用などあるらしく、どれを使っていいのか分かりませんでした

子供を寝かしつけるため、ホストマザーは寝室に行ってしまい、聞けませんでした。ボディソープならどれでもいいと思い、手に取ったものを使って髪から全身を洗いました。

その後、どうもおかしいのです。髪がやたらにゴワゴワするし、体も突っ張った感じがします。アメリカのボディソープは強力に油分を落とすのかと思っていました。

筆者が全身を洗ったものは、風呂を洗うための洗剤だと知って、ショックでした。

対処法

次の日は、どれが筆者の使ってもいいボディソープなのか、ホストファミリーに確認しました。洗剤で全身を洗ってしまったことは、内緒にしました。

ホストファミリー宅に置いてあるものを初めて使うときは、どれを使ってもよいか、または使ってはいけないものはあるのか、確認しましょう。

トラブル2:猫アレルギーで鼻炎発症

筆者のホストファミリーは、とにかくペット好き。犬2匹・猫2匹が室内で飼われていました。飼い主の言うことを忠実に守り、猫でもトイレなどのしつけがよく行き届いていて、感心しました。ペットで困ることはないと思っていました。

しかし筆者はアレルギー性鼻炎ということを忘れていました。日本では、動物で発症したことがなかったのですが、それは普段、筆者が動物に接していなかったから、知らなかっただけでした。

ペットといっしょに寝ることが夢だった筆者は、猫と一晩同じベッドで寝ました。そうしたら、あくる日は酷い鼻炎を発症してしまいました。目も猛烈に痒かったです。

対処法

残念でしたが、ペットと一緒に寝るのはすぐに止めました。その日から鼻炎と目のかゆみは収まり、やはり猫の毛が原因だったようです。日中にペットを抱いたり、触れたりするだけでは発症しませんでした。

ホストマザーに話したら、病院に行こうといってくれました。数日様子を見て、治らなかったら行くと答え、治ったので病院は行かずに済みました

ホームステイ先で体調を崩し、病院にかかる場合も想定しておきましょう。筆者は、海外医療保険に入っていました。

トラブル3:2歳児に手を焼く

子育ての経験がなかった筆者は、2歳児の子守がどれだけ大変かを全く知りませんでした。2歳児は、イヤイヤ期といって、とても手のかかる時期なのです。そうとも知らず、お手伝いの一環として、子守を買って出てしまったいました。

2歳児の子守は思った以上に重労働でした。

対処法

2歳児というものに慣れてきたら、なんとかなってきました。9か月の妹を叩いた時だけ、強く「NO」と叱りました。あまりに言うことを聞かないときは、ホストマザーに助けを求めて、バトンタッチをしました。お母さんですら、やはり2歳児のワガママには、手を焼いていました。

無理をせず、ホストファミリーに助けを求めます。できないことは、はっきり伝えます。できる範囲を、自分から提示するのも良いかもしれません。

トラブル4:お弁当づくり

英会話学校はランチ持参という話だったので、「お弁当を作りたい」とホストマザーに伝えたところ、「食パンとリンゴ、オレンジ、マスカットは、いつもあるから、好きなだけ持って行って」と言われました。

日本のお弁当のように、いろいろなおかずを持っていくつもりだったので、味気ないランチにショックでした。

しかし、それを言ったら失礼すぎると思い、何も言えませんでした。日本のお弁当文化はすばらしいと改めて思いました。しかし、キッチンを使わせてもらったり、食材をもらえることに、もっと感謝をしなければいけませんでした。反省しています。

対処法

バター、マーマレード、ジャム、ピーナッツバターなど、食パンに塗るものがたくさん常備されていたので、毎日、違う味を楽しみました。レタスとハムでサンドイッチを作ったこともあります。

リンゴやマスカットは、皮をむかずにそのまま食べるのが普通のようでした。日本の味と多少違って、甘みが少ない気がしました。オレンジの産地なので、オレンジが一番おいしかったです。

毎日過ごしていると、現地の習慣になれてしまうので、最初は戸惑っても大丈夫。「郷に入っては郷に従う」が基本です。

これからホームステイをする人へ

小さい子供、ペットの有無をチェックしよう

小さいお子さん、赤ちゃん

まず、ホストファミリーには、赤ちゃんや小さいお子さんが居るのかチェックしましょう。子供嫌いでなくても、一緒に暮らすとなると、思いのほか大変です。でも、幼児の話す英語はとてもかわいらしく、幼児英語も体験できました。

室内で飼われるペットたち

ペットの有無もチェックしましょう。動物が苦手ならば、なおさらです。しつけが行きとどいていれば大丈夫ですが、自分自身のアレルギーの問題もあります。アメリカは室内で飼うのが一般的なので、ずっと一緒に過ごすことになるので注意しましょう。

しっかりコミュニケーションを取ろう

「お願いします(please)」の気持ちが大事

ホストマザーが自分のお子さんに、「ありがとう」と「ごめんなさい」は必須、さらに、「お願いします(please)」という言葉をしっかり使えるよう、何度も言っていました。それほど、この3つは、アメリカ社会で暮らすには重要なのだと思いました。

特に、ホストファミリーは、他人である日本人学生を、ほぼボランティアに近い形で受け入れてくれています。当たり前と思わず、お世話になることを感謝しましょう

おわりに

トラブルも失敗も、経験としては貴重なものです。そこから学んでいけば、自分の力になっていくと思います。ホストファミリーとたくさんコミュニケーションをとって楽しく乗り切りましょう。できるかぎりの事前準備もお忘れなく。有意義なホームステイとなることを願っています。

(photo by 足成)

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