生涯で最も高い買い物といえば、やっぱり住宅ですよね。妥協はしたくない、でも少しでも安く買いたいというのが、本音です。ここでは、新築マンションを値引きしてもらいやすいタイミングについて、筆者の実体験を元にご紹介します。
値引きのタイミングは竣工から半年以上と決算前
筆者の新築マンション購入の条件
今回のお話は、東京都心、駅から10分以内、予算3000万円内、ワンルーム~1DKで探した筆者の経験談です。
竣工から半年で2割引きも
新築マンションは竣工から1年を過ぎると、中古扱いになります。だから、売り手はこの1年を過ぎてしまう前になんとしてでも売り切りたいようです。
ですので、竣工から6ヵ月すぎたぐらいから大幅な値引きを開始するようです。筆者が実際に提示された中には、竣工から6ヵ月で2900万円が2400万円、2割近い割引きというものがありました。
しかし、ここで注意したいのは竣工から時間が経っている=人気のないマンションということです。筆者が値引きを提示されたマンションも、倉庫街のような町、周りにスーパーがないなど、ちょっと暮らしづらそうなものでした。
人気物件でも決算前なら値引きの可能性も
人気物件でも値引きしてもらえる可能性が高いのは、3月、9月の決算前です。売り手が決算に向けて少しでも売り上げを伸ばしたい場合、交渉がしやすいようです。
筆者は、まだ建築中でほとんどが売約済みであったマンションで、2400万円の物件を60万円引きにしてもらえました。営業マンさんとやり取りした感じでは、決算前であれば人気物件であっても、売り価格の1~2%の割引きは可能なのかな、という感じでした。
おわりに
筆者はマンションを探しはじめてから購入するまで1年以上かかりました。数百万円の値引きを提示された際には、めがくらんで「購入しちゃうかっ!」と思いましたが、自分の希望とあまりに違ったので断念しました。
結局、決算前に60万円引きでの購入となりましたが、結果は大満足です。得した60万円で家具、家電を買って、希望どおりのお部屋に住んでいます。
(photo by amanaimages)