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小笠原・父島旅行の体験談

小笠原の父島へ初めて旅行したのは15年位前、1冊の雑誌がきっかけになりました。その当時ボディボードにはまり、トリップ雑誌に東京から約1000km離れた太平洋の真ん中にある離島、色彩が濃くまるで外国のような写真を見て確かめに行きたくなりました。

あれから数十回と渡航することになるとは夢にも思っていませんでした。ここ数年は冬の小笠原へ少しでも寒さから逃げるためと波を求めて、クリスマスから正月まで友人ともしくは一人で行って島民の友人と年末年始を主に父島で過ごします。

まずは乗船

小笠原諸島へ行く方法

小笠原諸島に行くには約週1回の定期便、東京竹芝発のおがさわら丸、通称「おが丸」で父島へ行くか、年に数回大型観光船、貨物船で行くことができます。

母島へは父島で乗り換えして約3時間かかります。行こうと決めましたら船のチケットと宿を必ず予約しましょう。

旅行会社ではパックツアーも組んでいます。

船内の過ごし方

船の弱い方にしてみれば、船旅に不安はつきものです。まして、父島に定刻で入港した場合でも25時間半、夏の台風時期、冬の爆弾低気圧の航海は、大時化になり1~2時間遅れて入港することもあります。著者は32時間乗ったこともあります。

船内での過ごし方としては、楽なスエットなど体を締め付けない格好に着替えてることをおすすめします。

2012年に世界遺産に登録されたので、現在は毎便たくさんのお客さんが父島、母島へ来島しています。

準備万端にしておこう

東京を出港して約3時間位は東京湾内の航行なので、船はほとんど揺れません。外の景色を見たいのを我慢して、まずは寝床を整え、着替えて25時間半の間に必要なモノは枕元に用意しておくことをおすすめします。

乗り物に弱い人は、船が外洋に出てからは揺れるのでカバンから何か出したりすることさえ辛くなります。水分とウィダーインゼリーなどの栄養補給ができ、寝てても口に入れられるものを持っていくとよいと思います。

天気予報乗船前はNHKの天気予報で波の状況をチェックしておくのも大事です。目安は伊豆七島から父島まで2m以下でしたら凪、3m以上ですと弱い人はちょっと辛いかもしれません。風も黄色や赤マークが付いていると波がなくても揺れるかもしれません。

酔い止めは、船員さんも使うと言われている24時間効く「アネロン」がおすすめです。3錠入り、6錠入りと販売しているので、島で観光船に乗りドルフィンスイムやホエールウォッチング、母島へ行かれる方は6錠を購入していくといいでしょう。

ははじま丸やウォッチング船は定期船より小さい船なので波があると乗り物に弱い方は酔います。

島での買い物

定期船と貨物船で島民の物資も運んでいる父島、母島は毎日往来していないので物価は高めです。

島へ行って何か足りないモノを購入したいとお店へ行くと、内地で激安ドラックストアでしか買い物しない旅行者にとっては、とてもじゃないけど購買意欲を失い我慢せざるえないことも多々あります。

たとえばシャンプーや歯磨き粉、風邪薬や酔い止めなどは少し多いくらい持参するのがベストです。以前、長く滞在した時に生協に歯磨き粉を買いに行ったら600円くらいしました。風邪薬も2000円くらいします。

天候

小笠原諸島の気候は亜熱帯、冬でも日中で太陽が出ていれば日差しが強く、20度以上の日もあります。

夏は木陰に入ると心地いいですが、日差しが強烈なので木陰のないビーチで遊ぶときは脱水症状・熱中症に気をつけて水分を持って出かけてください。

ビーチには自動販売機もありません。

真冬は風が強い日はやはり肌寒いので、秋口から冬にかけてくらいの10月、11月前半くらいの服装を目安にしましょう。ウィンドブレーカーなどは重宝します。

冬だといっても日差しは痛く感じる時もあるので、紫外線対策はばっちりして用意していきましょう。もちろん日焼け止めなども高価ですから持参しましょう!

宿泊施設

父島での宿泊施設は主に素泊まりでキッチンが部屋についているコンドミニアムタイプや、相部屋でキッチン共同タイプがあります。

食事付きの宿を選べば問題ないと思いますが、前者を選ぶと自炊、もしくわ外食、3食弁当を購入する感じです。最近はお弁当屋さんも増えていますがお店は日中メインで夕方にお弁当を購入するのは困難です。

船が出港している期間はお休みするお店もあります。

自炊するのであれば、調味料などはやはり高いので小さいものを持参すると重宝します。袋有料スーパーもありますのでエコバックも便利です。

定期船で物資を運搬しているので入港日には生鮮品はありますが出港前日になると店頭からなくなる事もお忘れなく!

グルメ

海に囲まれている島国なのでもちろん魚介類やフルーツがおいしいです。

亀肉の煮込みや刺し身、数kgある特大伊勢エビ、まぐろやカジキ、穴タコやアオリイカ、ムロアジなど——フルーツは南国なのでパパイヤやグアバ、島バナナ冬はかんきつ類、じゃがいもやオクラ、トマトなどが有名です。

外食やスーパーで食べることはできますが、時期もあるので毎回食べられるものではありません。まして猛烈な台風が直撃した年には収穫ができないというときもあり、天候に左右されやすい事を念頭においてください。

産地ものを買う時のお勧め店は大村にあるJAです。

母島から送られてくる野菜や果実は、夕方は「はじま丸」が入港して1時間位で店頭にならびます。地元の飲食店の人も買いに来ますので、この時間に買い物へ行かないと翌日にはなくなっています。

欲しいものがあったらためらわず買いましょう! 量り売りがほとんどなので決して安くはありません。

おすすめスポット

世界遺産に登録された関係で、登山や戦跡巡りには遊歩道以外有料ツアーガイドが同行するルールになっています。 この記事ではガイドが必要ない場所をピックアップしてみました。

現地ではレンタバイクか路線バスなどで移動します。レンタカーは高価でレンタルしている会社も少ないようです。

長崎展望台

バス停なし。東側にある兄島瀬戸が見える展望台です。

釣り浜から遊歩道を登って行くルートもあります。とても急な箇所もある遊歩道ですが、30分程度で登れ、途中街がある西側も見えるのでおすすめです!

サーフポイント

「サンセットビーチ」通称「焼き場海岸」です。リーフポイント(中級者向き)で、バス停はなく主に原付きで港から15~20分です。

小港海岸

いつもは穏やかな海岸です。うねりによってはサーフ可能(初心者もOK)で、バス停はありますが濡れた格好はNGなので、着替え持参必須です。

サンセット・夕日ポイント

天気がいいと水平線に大きな太陽が沈む姿が見れます。おすすめは人によって違いますので好きなポイントを探してみては?!

写真は西側の海岸道路、海洋センター上と境浦の先で撮影しました。

小笠原水産センター

雨が降ると室内観光しかなく、行くところが限られてしまいます。 その際のおすすめは水産センターです。港から徒歩で5分程で無料です。

小笠原諸島に生息する生物を展示するミニ水族館で、アオウミガメやサメ、モロコ(クエ)などが見れます。小笠原の漁法の紹介や調査結果もあります。

それぞれのシーズン

12月~GWまでザトウクジラが丘から肉眼で観測できます。初夏からは沖に出るとマッコウクジラが観測ができますが、ウォッチング船に乗船が必須です。

6月頃は比較的海が静かで、内地では梅雨期間でも島は明けていることが多いです。

事前に何がしたいのかを調べて旅行計画を立てましょう。

行く心構え

都会に比べると想像以上に不便なところも多々ありますが、25時間半かけてたどりついた離島には今までに見たことのない風景が広がっています。

ただ先にも書きましたが、行くにも島で過ごすにも天候に大きく左右され、滞在中ずっと時化(しけ)で海レジャー、登山など何も楽しめないで帰る人もいます。

船が比較的揺れずに渡島できる時期は春から初夏にかけて、台風シーズンの時は太平洋を通過するコースだと、欠航やとんぼ返り(着発)など予定通りに運航できないこともあるので、「自然相手」ということを忘れず時間に余裕を持って準備万端で渡島しましょう。

(Photo by 著者)

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