バルト三国のひとつ、エストニア。長きにわたり他国の支配下にあり、占領されてきた歴史があります。ロシア革命を機に独立を果たしましたが、それまでの歴史を色濃く残す旧市街は一見の価値があります。
今回は、著者がまだユーロが遣えなかった頃に訪れた際のエストニアで観たものをご紹介します。
旅行概要
2007年5月初旬に友人と2人、観光目的でフィンランドのヘルシンキから日帰りでエストニアの首都タリンへ。船で行きましたが、会社によって料金や制度が違います。価格はあがっても高速船だと1時間半程度、安ければフェリーで3時間以上です。著者は高速船で往復5,000円弱だったと思います。
タリン観光
世界遺産の街タリンは、城壁に囲まれた旧市街に歴史と見どころが詰まっています。旧市街を見て廻るだけであれば一日でも十分堪能できる広さと、観光地は物価や宿泊費がどうしても高くなるので日帰りにしました。
城壁
歴史を感じさせる、石造りの強固な城壁が続きます。著者は船でタリンにアクセスしたため、港から旧市街に向かうと15分くらい歩くのですが、途中から長い城壁が見えてきました。
トームペアの展望台
ちょっとわかりづらいところにありますが、案内を見ながら行けば素晴らしい景色がパッと広がります。
旧市街は赤い屋根が多く見られるのですが、遠くには近代的な建物も見えて新旧入り交じった景色が時代の経過を感じさせます。
ラエコヤ広場
旧市街の中心となっているので、適当に歩いていると何度もこの広場に出て行きました。オープンカフェも多く、主に観光客だと思いますがたくさんの人で賑わっていました。この広場の周辺に、おみやげ屋も集中してあります。
良かったところ・イマイチだったところ
- トームペアの展望台以外でも、街の至る所で坂を登った高台から眼下に美しい街並が広がりました。
- どこを歩いても素敵な街並が続き、1本小径を入ってみたり、寄り道すると色々な発見がありました。歩く石畳の道もとても風情があり素敵でした。
- フィンランドより物価が安いはずのエストニアですが、旧市街のお店はどこも高く、ご飯やお茶をするのが気軽にできませんでした。
アドバイス
- 見どころは本当にたくさんあります。街全体が芸術です。気になった場所や物はとりあえず足を運んでみてください。
- まずは高台から街を見渡してみてください。
- 石畳で急勾配が結構あります。歩きやすい靴で行きましょう。
- 宗教施設での言動には注意しましょう。
おわりに
エストニアは世界遺産が2つありますが、そのうちの1つである首都タリンの旧市街地は1日あれば十分堪能できます。ヘルシンキからも気軽に行けるので、機会があれば是非!
(Photo by 著者)