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    個人事業主の確定申告の流れとコツ

    筆者は5年前に個人事業主になりました。個人事業主として開業している場合、確定申告の義務がありますので、毎年申告しています。

    申告の種類

    白色申告

    • メリット

    所得が300万円以下の場合は正式な帳簿作成義務がありません。白色申告にする場合でも、経費を計算するために帳簿が必要になりますが、簡易的な物で済ませられるので、簿記の知識がない場合はこちらの方が簡単です。

    • デメリット

    所得控除が10万円までしか受けられません。帳簿作成義務がある300万円以上の所得があるのであれば、青色申告した方がお得になると思います。

    青色申告

    筆者は開業した際に、「青色申告承諾申請書」も提出したため、初年度から青色申告をしました。

    • メリット

    所得控除が65万円まで受けられるため、所得税が節約できます。帳簿の作成は「義務」になりますが、正確に収支を把握できれば、無駄な出費を抑えたりと経営上のメリットにもなります。

    • デメリット

    筆者は簿記2級を持っていたので自分で記帳することができましたが、全く知識がない人にとっては、会計ソフトを使ってもなかなか難しい作業になります。自分で記帳するのが難しい場合は、税理士などの専門家に依頼することになり、その分の費用が発生します。

    青色申告をするには、事前に「青色申告承認申請」を提出しておく必要があります。
    「青色申告承認申請」はインターネットで書類をダウンロードして印刷し、記載したものを最寄りの税務署に郵送しても大丈夫です。詳しくは国税庁の「所得税の青色申告承認申請手続」ページを参照してください。

    確定申告の流れ

    • 申告書を作成する
    • 一緒に提出する資料を用意する
    • 確定申告書を提出する

    申告書を作成する

    開業届けを提出してあると、申告の時期に必要書類が郵送されてきます。
    もしも2月になっても書類が来ない場合は、最寄りの税務署に電話で問い合わせれば郵送してくれます。

    申告書を手書きする場合も、詳しい手引きが同封されているので良く読んで記載していけばわかるようになっています。2度目の申請時などで、手元に手引きがない場合でもインターネットでダウンロードできます。

    >> 確定申告などの様式・手引き

    毎年少しずつ改正されていて、控除が増えている場合などもあるので、2度目以降も目を通すと良いです。

    確定申告書の種類

    確定申告書にはAとBの2種類ありますが、個人事業主の場合は申告書Bを使用します。

    e-taxについて

    e-taxはネット上で確定申告書や収支内訳書等を作成できるサービスです。申告書などは手書きでも提出できますが、e-taxを利用すると、手順どおりに数字を入力していくと書類が作成できて便利です。

    >> e-taxトップページ

    一緒に提出する資料を用意する

    帳票類

    確定申告書の他に、白色申告であれば「収支内訳書」、青色申告であれば「損益計算書」と「貸借対照表」を提出する必要があります。各書類を作成するには、領収書や所得額がわかる書類が必要ですが、それらを提出する必要はありません。

    控除のための証明書

    健康保険や国民年金、自分で加入している保険の他にも、寄付金控除など受けることができます。それぞれ控除対象額を証明するための書類が1月下旬までには届きますので、のりづけして提出します。

    源泉徴収票

    個人事業主の場合、取引先から支払われる際に源泉徴収をされた額が振り込まれている事があります。その場合は、1月下旬ごろまでに支払調書が送られてくるので、のりづけして提出します。

    支払調書の添付は義務ではないようなのですが、受付窓口で添付していないことを指摘されるケースもあるので、手元にある場合は添付しておいた方が無難です。

    確定申告書を提出する

    正確な日付は毎年異なりますが、2月5日~3月15日ごろが申請期間になります。申請期間中に最寄りの税務署へ必要書類を持って行きます。

    • 確定申告書
    • 帳票類
    • 控除のための証明書

    全ての書類が揃っていれば提出するだけなので、待ち時間を除けば1分程度で終わります。

    e-taxの場合、書類の提出自体もネット経由で行えるのですが、ICカードリーダーと言う機械が必要で事前の登録作業もあります。詳しくは「e-Taxをご利用になる場合の準備等」のページをご参照ください。 

    特設会場

    地域によっては確定申告の時期に「確定申告特設会場」が用意される場合があります。
    特設会場の場合、書類の書き方を無料で相談できたり、会場にあるパソコンを利用して確定申告書を作成することもできるので便利です。

    詳しくは「国税庁:確定申告会場等のお知らせ」ページをご参照ください。

    還付がある場合

    支払の際に源泉徴収されている場合など、還付金として戻ってくる場合は、申告書に記載した口座に振り込まれます。
    申請後1カ月前後で振り込まれ、「振込通知書」と言うハガキも郵送されてきます。

    支払がある場合

    金融機関又は所轄の税務署等で現金納付します。

    詳しくは「納税・還付の手続について」のページをご参照ください。

    申請のコツ

    筆者のおすすめは、e-taxを利用して必要書類を作成し、プリントアウトしたものを特設会場に持って行く方法です。

    e-taxを利用すると、税制改正も適用されていますし、各欄に金額を入力していけば正しい税率で、計算ミスもなく書類が作成できます。申告の最終日辺りは混雑するので、筆者は2月の最終週か3月の最初の週に行くようにしています。

    おわりに

    難しい、面倒臭いと言う印象のある確定申告ですが、その分手引きなども充実しているので、まずは1ページ目から順に進めてみると、思っていたよりは簡単に出来上がると思います。

    (photo by 筆者)

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