甘露煮とは、小魚をしょうゆ、砂糖、水飴などで甘辛く、つや良く煮詰める料理法で、飴煮とも言われます。筆者は滋賀県のモロコの甘露煮を、お土産にいただいたことがあります。
それともう一つ、しょうゆを加えずに、果実を砂糖と水で甘く煮詰めたものも、甘露煮と言われます。お正月前には「栗の甘露煮」の瓶詰めをよく見かけますね。
ここでは、後者の「金柑の甘露煮」の作り方をご紹介します。
材料
- 金柑 300グラム
- 砂糖 80グラム
- 焼酎 2カップ
作り方[調理時間(80分)]
STEP1:金柑を洗う
金柑の皮を、流水でよく洗います。この時にへたも取ります。
STEP2:切れ目を入れる
金柑1個に4~6カ所切れ目を入れます。深く入れすぎて、皮を切り離さないように注意してください。
STEP3:下ゆでする
沸騰したお湯に入れ、1分ほど茹でます。理由としては、皮を軟らかくして、種を取り出しやすくするためです。
STEP4:種を取り出す
金柑の上下を軽く持ち、開いた切れ目に竹串を差し込み、中の種を取り出します。
STEP5:形を整える
左のようにつぶれた形を、右のように整えます。
STEP6:焼酎を煮立たせる
鍋に焼酎を煮立たせます。
STEP7:金柑を鍋に入れる
金柑を鍋に並べ入れます。
STEP8:あくを取る
あくを取りながら、5分ほど煮ます。
STEP9:焼酎を足す
焼酎が減ったら、ひたひたになるまで足します。(分量外)
STEP10:砂糖を加える
再び煮立ってきたら弱火にします。砂糖を、その都度しっかり溶かしながら、2~3回に分けて入れます。
STEP11:煮詰める
とろみがつくまで煮詰めます。
完成
出来立てはまだ色が浅いですが、蜜につけ込むことで色に深みも艶も出てきます。
きれいに仕上げるためのコツ
金柑の大きさ
出来れば大きめの金柑を選んでください。種が取り出しやすくなります。小さいものだと、ついつい種を出すときにつぶしてしまいます。
金柑の分量
このくらいの量で作ることをお勧めします。鍋の中で重ならないので、形がつぶれません。それに、これより多いと種を出すのに疲れてしまいます。
おわりに
いかがだったでしょうか。おいしそうな「金柑の甘露煮」が出来上がりました。材料も少ないのでパパっと作れてオススメです。ぜひ今回の記事を参考にしていただけると幸いです。
(photo by 著者)