1. 雑学
    2. これで迷わない!中学英語の「冠詞」の使い方

    これで迷わない!中学英語の「冠詞」の使い方

    冠詞の世界は、それだけで1冊の辞書ができちゃうぐらいに奥深いです。でも、中学英語では、基本と少しの応用をおさえておけば心配ありません!

    ここでは、知っていると役立つポイントに沿ってお話をしたいと思います。

    冠詞の基本のお話

    英語を勉強していると、名詞や形容詞って覚えきれないぐらいたくさん出てきて困りますよね。でも、冠詞は<a/an/the>の3つだけです。

    そのうち、<a/an>の2つは不定冠詞と言われていて、数えられるものが1つあることを表すときに使います。その次にくる単語が<a/i/u/e/o>の母音で発音するものである時はan、それ以外の時はaを使います。

    1個のレモン → a lemon
    1個のリンゴ → an apple
    日本語では数えられるものが1個あるときに、わざわざ“1個の~”とは言いませんが、英語の場合は必ず<a/an>をつけます。日本人が英作文でミスしやすい点なので気を付けましょう。

    では、残りの<the>はどんなものかというと、これは定冠詞といって基本的には一度出てきた特定の名詞につけ、「その」と訳します。会話例を見て下さい。

    私は犬を飼っています。 → I have a dog.
    その犬はとても大きいです。 → The dog is very big.

    会話の初めに犬が出てきたときは、<a>がついていますよね。これでどの犬の話か特定されたので、次のセリフでは<the>に変化しているわけです。

    ただ、<the>に関しては、色々注意が必要です。例えば、この世に一つしかないもの(地球、太陽、月など・・)は、もう最初の段階から特定されているので、いつでも<the>をつけます。「その」と訳す必要はありません。

    地球 → the earth
    太陽 → the sun
    月 → the moon

    それから、「楽器を演奏する」と表現したいとき、英語では“play the 楽器”という決まった形を使います。これもtheは訳しません。

    私はピアノを演奏します。 → I play the piano.

    ここに気をつけて!冠詞の使い方

    1:不定冠詞<a/an>の間違えやすいポイント

    数えられる名詞が1つあるときに使う<a/an>ですが、その直後に来る語の発音が母音(a/i/u/e/o)で始まるときがan、それ以外はaと習っても、結構ミスしがちです。例えば、次の( )にあなたなら<a/an>のどちらを入れますか?

    例)一人の少年 → a boy
      一人の親切な少年 → (  ) honest boy

    ( )の直後に来る“honest(=正直な)”は、hは発音せず母音で発音する語になるので、anが正解です。hで始まる他の注意語に、“hour(=時間)”があります。1時間は“an hour”になりますので、英作文の時に気をつけて下さい。

    2:定冠詞<the>の意外な用法

    これは中学では上級レベルになりますが、定冠詞theには「the+形容詞(~)」という形で「~な人々」という使い方があります。よく見かけるのは、次の4つです。

    例)若者たち → the young
      年配の人たち → the old
      金持ちの人たち → the rich
      貧しい人たち → the poor

    それぞれ、young people、old people、rich people、poor peopleというのと同じことなんですが、知らずにいると訳し方が分からないと思うので、これを機会に覚えて下さい。

    3:冠詞がつくかつかないかで意味が異なってくる注意点

    「theは特定を表す」というのはすでに説明しましたよね。建物にtheを使う場合は「その建物そのものに焦点を当てる」感じがするのに対して、theを使わない場合は「その建物の中で一般的にすることに焦点を当てる」感じになります。

    例)I went to school.(私は授業を受けに学校へ行った)
      I went to the school.(私は授業を受ける以外で学校へ行った)

    例えば、参観日に父兄が学校に行くような場合は、theをつける必要があるわけです。

    例)I went to church.(私はお祈りをしに教会へ行った)  
      I went to the church.(私はお祈り以外で教会へ行った)

    これも、上と同じように考えてくれたらOKです。

    4:冠詞をつけないでいい名詞の注意点

    次のような場合、冠詞は不要です。

    • 季節(spring/summer/autumn/winter)
    例)Spring has come.(春がやってきた)
    • by+乗り物(bike/car/taxi/plane/trainなど)
    例)I go to school by bike.(私は自転車で学校に行く)

    交通手段を表す場合、乗り物の前に冠詞はつけません。

    • 食事(breakfast/lunch/dinner)
    例)I had dinner at seven.(私は7時に夕食を食べた)

    他に、人名や地名などの固有名詞、持ち主の分かっている(myやyourなどがついている)名詞にも、冠詞は不要なので気を付けましょう!

    おわりに

    冠詞の勉強について、少しは参考になったでしょうか。しっかり使い分けられるようになって、他の困っている人にも教えてあげて下さいね!

    (image by 足成)

    このライフレシピを書いた人