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高校・現代文(小説)読解のための基本となる3つのポイント

小中学生の頃と違い、高校の現代文は格段に難しくなりますよね。書かれている事をそのままに読み解けばよかったものが、書かれていることの中に隠されている意味を読み取らなければ、答えられない問題が増えていきます。

今回は「小説」を読み解くための、基本のポイントについてご紹介します。

ポイント1:登場人物の人物像を掴む

まず、一番大切なのは、登場人物…特に主人公の人物像を把握することです。人物像が正しく把握できていないと、「◯◯の時の主人公の思いに一番近いものを選べ。」といった設問に答えるのが難しくなります。

では、どういった文章から読み解けば良いのでしょうか?例を使ってご紹介します。

人物像を直接説明している文

  • 「私は昔から怠惰な生活を送っていた。」…だらしない性格。
  • 「私は人と話すのが苦手なのだ。」…人付き合いが下手、人見知り。

など、直接人物像を説明している文章の事です。これは簡単に見つけることができますよね。

行動から読み取れる文

  • 「僕は雨に濡れた子犬を抱いて、家へ連れ帰った。」…動物好き、優しい性格。
  • 「俺は怒り狂って、手当たりしだいに物を投げつけた。」…乱暴で怒りやすい。

など、行動から性格が読み取れる文章です。

一見簡単に読み取れそうですが、その行動には裏の意味が隠されている場合もあり(例えば、暴れたのは誰かを守るためだった、等)、前後の行動なども参考にして読み取る必要があります。

他の登場人物からの評価

  • 「貴方って本当に情け深い人ね。」…優しくて情に溢れた人。
  • 「お前ってヤツはどうしてそう迷惑ばかりかけるんだ。」…トラブルメーカー。

など、他の登場人物からの評価で、人物像が読み取れる部分です。

ただ、これはあくまで他の登場人物から見た評価であるため、正確とはいえません。たとえば、優しいと見せかけて他の人には酷いことをしている等です。

裏の顔がある場合もありますので、他の視点からの人物像と併せて把握するようにしましょう。

ポイント2:情景が連想させるものを掴む

情景は読み飛ばしがちですが、実は深い意味を持っています。作者は情景をつかって、読み手に「雰囲気」や「予感」などを伝えている場合があるからです。

雰囲気を表す情景

「このところ続いている雨は、今日も変わらずシトシトと窓を濡らしている。」

例えば、この文章からはどのような雰囲気が読み取れるでしょうか?

停滞…退屈…どんより…物憂げ…等々、連想することができます。

これらの雰囲気が主人公の周り、もしくは心の中までを取り囲んでいる、ということを読み解くことができます。

展開を予感させる情景

「一歩踏み出して空を見上げると、雲ひとつ無い空が広がっていた。」

例えば、この文章からはどのような展開が予想できるでしょうか?

何か始めようとしたときに見上げた空が快晴だったなら、なんだかこの先うまく行きそうな予感がしますよね。

もし仮に、見上げた空が「今にも雨が振りそうな曇天」だったのなら、なんだか嫌なことが起こりそうな気持ちになりますよね。

このように、情景がこれからの展開を暗示している場合があります。

特に、主人公が何か行動を始めた時の情景には、こうした暗示が含まれていることが多いので、注目して読み解きましょう。

ポイント3:普段から一般常識に通じておく

小説を読解してゆく中で、その読んでいる小説以外の知識がなければ読解することが出来ないものもあります。

「私は、◯◯教の教えにしたがって生きている。」

例えば、この文章の場合、◯◯教というのが、どのような戒律なのかを知っておかなくては、登場人物を正確に読解することができません。

あまりにも一般的で無いものについては、基本的に注釈が付くため問題はありませんが、それでも基本的な一般常識は抑えておく必要があります。

おわりに

以上の3つの基本ポイントを抑えておけば、読解がかなり楽になります。

ポイントを押さえて読解をすることに慣れるためにも、普段から是非新聞や小説、雑誌のコラムでも構いませんので、文章に親しんでみて下さい。

(image by amanaimages)

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