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有機栽培で安心!家庭菜園で空豆を育てる方法

美味しい空豆をたくさん収穫するためには化学肥料、殺虫剤を多用するのが当然と思われていますが、有機栽培で空豆を育てる方法をご紹介します。

筆者の菜園の概況

  • 所在地:茨城県つくば市
  • 土:関東ローム層の畑作適地で20年以上野菜栽培歴有り

準備するもの

1:農具

鍬、スコップ等畑を耕す農具です。

2:種子

種苗店で購入することができます。

3:肥料

  • 鶏糞:養鶏農家から出る産業廃棄物です。本来は空豆作りには不要ですが今回だけ使用します。
  • 草木灰:植物を焼却した灰です。種苗店でも売っていますが自分でもつくれます。豆類の栽培には多用します。
  • 堆肥:野菜屑、わら、残飯、食品工場の廃棄物、牛糞、豚糞等を発酵させ下水汚泥等も加えた肥料兼土地改良材です。種苗店でも売っていますが、自分でもコンポスト利用で作れます。
  • 腐葉土:落ち葉を発酵させ、何度も積みなおして堆肥に近付けたものです。肥料分は少ないですが、保水性があり粘土質、砂地等の畑の改良に有効です。種苗店でも売っていますが自分でも作れます。

手順

STEP1:畑作り

空豆は連作を嫌います。理想的には5年以上、少なくとも3年間はエンドウ、インゲン等の豆類を作っていない畑地に、草木灰を1平方メートルあたり300グラム、堆肥、腐葉土を1平方メートルあたり各2キログラムを混ぜて深さ30cm耕します。種子100粒を蒔く予定ならば1mx5mの区画を耕します。

砂地、荒地の開墾で地中の肥料分が乏しければ、鶏糞を1平方メートル当たり100グラムを混ぜます。野菜作りを繰り返している畑であれば元肥としての鶏糞は不要です。

STEP2:種蒔き(11月下旬)

90cmx5mの平畝を作り、両側20cm空けて2列に株間40cmで種蒔きします。種の上に堆肥と腐葉土を混ぜて1cm位かけます。土が乾いていれば水をたっぷりかけます。

「平畝」は野菜を植えたり、種を蒔いたりする平たい畑です。周りの通路兼排水溝よりも5cm~10cm高くします。

おはぐろを下にして、土の中に押し込みます。

10日~2週間で発芽しますが、寒さが厳しくなるので成長は遅々としています。

STEP3:間引き、摘芯

2月になり日照時間が長くなり気温が高くなると伸び始めます。

1ヶ所に3本発芽していたら、本葉2枚の頃丈夫そうな2本を残して間引きします。間引き苗は発芽の少ない株や株間に移植します。

本葉が4枚出たら摘芯して脇芽を伸ばします。「摘芯」とは双葉の間から伸びる茎の先端を切断することです。空豆は本葉4~5枚で摘芯すると、脇芽が伸びて収量が増えます。

「脇芽」は茎の本葉の付けねから出る新芽です。空豆の脇芽は摘芯後にぐんぐん伸びて花芽を付けます。

STEP4:整枝

脇芽が何本も出てきたら、元気の良い脇芽を5本残して他の脇芽を切除します。7~8本も元気の良い脇芽があっても、全部伸ばしたら混みすぎて、着花が少なくなる,莢、実が小粒になる、アブラムシが発生しやすくなる等の不具合が生じます。

株元に堆肥、草木灰、少量の鶏糞を置いて土寄せします。

STEP5:収穫(5月末~6月)

莢が下に垂れ、鮮緑だった莢が少し黒ずむ頃が収穫適期です。下部の充実した莢から収穫します。

ポイント

種を撒く時期について

空豆はほぼ同時に蒔くエンドウよりも、耐寒性、耐暑性に劣ります。適期蒔きを誤ると収量が期待できません。

水遣りについて

表土が凍結する間は水遣りはしません。堆肥、腐葉土が入れてあれば、自然の降雨、降雪で十分です。水分補給の必要は無いと思われます。

害虫について

空豆ゾウムシ、ハモグリバエの幼虫が付くので見つけ次第駆除します。アブラムシは牛乳を4~5倍に薄めてスプレーし窒息させます。

葉や莢は食用にしませんから防除が面倒ならば殺虫剤も使用できますが、害虫の天敵であるてんとう虫や足長蜂なども減らすことになってしまいます。

おわりに

空豆が一番美味しいのは収穫後3日間と言われます。家庭菜園ならではの新鮮な空豆を味わいましょう。

(photo by 筆者)

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