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もっちりさに自信アリ!四里をくだる飯能銘菓「四里餅」の紹介

はじめに

地元埼玉県民の休日のハイキングスポットでもあり、今放映中のテレビアニメ「ヤマノススメ」舞台でもある、展覧山のある飯能市

都心、池袋から西武線で一時間、ノスタルジー溢れる市街地を数分も歩けば、様々なアウトドアスポットや観光名所へと出られます。

そんな秩父、名栗への入り口飯能で、毎日すぐに売り切れてしまう大人気の名物銘菓を、地元民の筆者が紹介します。

こだわりの毎日つきたて飯能銘菓「四里餅(しりもち)」

四里餅とは

しりもち、なんて聞くとおかしい印象がありますね。何故そんな名前なのかというと、由来が実はその名前のまま。

この餅を食べれば岩の多い難所でも、しりもちをつかずに四里の川(名栗川)を下れるという、筏に組んだ建築材をせっせと江戸の町まで運んでいた、川下りをする筏師さんたちが験担ぎに食べていたお餅なのです。

元をただせば百年以上前のこと。江戸の建物が火事で焼けてしまうと、再建築に必要な材木が沢山必要になりました。そもそも紙と木で出来ていたといっても過言ではない江戸。

火事と喧嘩は江戸の華なんて言葉もあるくらい、火事は珍しいことではありませんでした。そんな江戸から一番近い林業産地だったのが、名栗(旧名栗村、後に飯能と併合)です。

江戸で火事が起きる度、大工さんたちは家を建てるのに必要な材木を大急ぎで調達しなければなりません。

交通手段など馬か徒歩、そんな時代に活躍したのが川下り。筏に組んだ建築材を竿一本で操りながら、沢山の筏師さんが西川材と呼ばれた名栗の材木をせっせと江戸へと運んでいたのです。

狭い激流を竿一本で操りながら下るのは至難の技。特にその上流四里(16キロ)は最も流れが厳しい渓流です。

特に岩が多いあづま渓は凄腕の筏師ですら唸るほどの難所で、筏師達はあづま渓の入り口にあった小さな茶屋でこのお餅を食べ、「四里の川でもしりもちつかず」にいかなる難所をも乗り越えたという逸話が伝わっているのです。

駅ビルの専売所で。真っ白なお餅に入った焼き印が縦のものは中身がつぶあん、縦長の餅に対して印字が横のものがこしあんです。

食べられるお店

この四里餅は飯能銘菓として商標登録されており、大里屋さん本店で毎日つきたての四里餅を限定数で販売しています。

おすすめの理由

そんな由緒あって人気もあるお餅ですが、筆者は単純にのびーるつきたてのお餅食感がとっても美味しく、他所へ行ってあれこれ食べてみても、やはり上位の美味しさだと思えるので、自信を持ってオススメしちゃいます。

おわりに

地元民にも人気のこのお餅はお昼前には売り切れてしまうくらいの人気の西川名物。

西武線飯能駅に直結した駅ビルでも買うことが出来ますが、ほぼお昼過ぎには完売してしまいます。

確実に手に入れるならばお昼前に。気軽なお土産として、お茶請けとして、喜ばれること間違いありません。

岩だらけの川のような難所でも、しりもちをつかず(失敗せずに)進みたい、なんて場面は人生でも多々あるもの。そんな時には、障害だらけの激流を竿一本で乗り越えていた筏師さんのように、四里餅で願をかけてみるのはいかがでしょうか?

飯能へお立ち寄りの際は、是非つきたての四里餅を食べてみてくださいね。

(photo by 足成)

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