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住まいづくりで知っておきたい!換気設備の基礎知識

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快適な住まいを実現するために換気設備は重要度を増しています。

昔の住宅では換気設備を設置するのは台所とトイレ、それに浴室くらいでした。それがシックハウス対策などの影響もあり、平成15年から新築住宅に24時間換気が義務付けられ、現在では台所の局所換気と、居室等の建物全体のための全体換気の2種類を適切に設置しなければなりません。

10年前の住宅と現在の新築住宅では、換気に関しての考え方はまったく違ったものになりました。
本記事は、OZONE家designのご協力により、2013年に執筆されたものです。

水廻りの換気設備

キッチンの換気

システムキッチンを設置する場合にはシロッコファンを備えたレンジフードがセットされているかをチェックしてください。

昔よく見たプロペラファンは現代の住宅では、ほとんど見られなくなりました。レンジフード自体も油煙や蒸気を捕集する能力が年々高くなってきているので、各メーカーの性能や機能を比べてみるのも面白いでしょう。

IHクッキングヒーターの場合、IHを使えば燃焼による酸素濃度低下の心配がないので、換気扇が必要ないと思うかもしれません。しかし、油煙や蒸気・臭いの排気のためには換気機器を設けた方がいいでしょう。

トイレの換気

戸建住宅の場合、トイレの換気扇を24時間換気対応にする例が多く、換気扇のスイッチを切った状態でも常に動いている換気扇になります。

常時換気ではない場合には、人感センサー付きの換気扇が便利です。

浴室の換気

浴室の換気が不十分だと、湿気がカビの原因になります。

タイマー付きの換気扇を選んだり、浴室の換気扇を常時換気にすることが大切です。

換気機能以外に、浴室・衣類乾燥機能や浴室暖房機能、ミストサウナなど非常に高性能なものが多く、用途に合わせて選んでみるといいでしょう。

24時間換気

気密性が向上した住宅では新たにシックハウス症候群という問題が発生しました。

それを防ぐ目的で、シックハウス対策となる24時間換気システム(常時換気)の設置が改正建築基準法で義務化されました。

新築住宅の場合、下記の3種類の方式いずれかで換気しなければならなくなりました。

第3種換気

住宅では最も多く採用されている換気方式。

各居室に給気口を設け、トイレや浴室の換気扇により排気されるもの。イニシャルコストが一番安いシステムです。

第2種換気

一般の住宅ではあまり採用されていません。

給気側で機械的に外気を取り入れ、排気は自然排気にするシステムです。

第1種換気

給気、排気共に機械でコントロールする換気方式。

室内の圧力を常に一定に保つことができ、換気計画も立てやすいメリットがありますが、ダクトなどにカビが発生しやすいというデメリットもあります。

全熱交換型換気システム

24時間換気が導入されて以降、室温低下という問題がおこりました。

この弱点をカバーするのがこの換気システムで、上の3種の換気システムに併せて利用します。

排気する暖かい室温を利用して新鮮な空気を暖めることにより暖冷房のロスを防ぐので、寒冷地などに向いています。

どのシステムが優れているのか?

単純に安価な第3種換気より第1種の換気システムすぐれているとは言えません。適切な選定ならば第3種換気でも快適な室内環境を実現できます。

掃除も大切

いくら優れた換気システムも掃除を怠らない事が重要です。

  • キッチンのレンジフードのフィルタ
  • 浴室やトイレにある換気扇のルーバー
  • 外気に排気されている所にある排気ガラリ など

定期的な掃除は、運転効率やカビ予防になります。

おわりに

ここでは、換気設備の基礎知識についてご紹介しました。

近年の住宅において換気は、冷暖房とセットで重要な設備になりました。断熱や冷暖房機器の能力を生かすために、適切な換気システムの選定が欠かせません。

しっかり検討してみてください。

(image by 筆者)

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