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建築家が教える!建築家を選ぶためのチェックポイント5つ

自分の家を持つことは、一生に一度とも言える大きな買い物のひとつです。

建売住宅やマンションを購入するのも手段のうちですが、理想の家を手に入れるには、建築家にお願いしてつくってもらう「注文住宅」が一番納得がいきますね。

ここでは、建築家が教える「建築家選びのチェックポイント」をお教えします。

1:パーソナルな部分で見極める

建築家選びは、単に家をつくってもらう相手を選ぶだけではなく、「マイホームを持つという夢を一緒に創っていく相手を選ぶこと」とも言い換えることができます。

大事なことは、建主の要望や希望を叶えるために、専門知識をもとにサポートしてもらえるか、上手くコミュニケーションがとれるか、相性が合うかどうかです。

知名度の高い建築家というだけで選ぶのでなく、人間性で見極める必要があります。

約束を守れるか

打ち合わせの時間に遅れてくる、などは論外です。いくら専門知識があっても、一緒に家をつくっていくパートナーに選ぶのは不安ですよね。

人としての最低限のマナーを守れる人を選びましょう。

コミュニケーションがしっかり取れるか

建主のワガママを聞き、整理してまとめあげる能力があるかどうかもチェックしたいポイントです。部分変更の際も、嫌な顔をせずに対応してくれる建築家の方が安心ですよね。

自分との相性が良く、意思疎通がスムーズに出来る建築家とでなければ、理想の家づくりは実現しません。

一生付き合っていけると思える建築家を選ぶようにしましょう。

2:設計能力で見極める

建築家によって、その人の得意とするデザイン(シンプルモダン・ナチュラルモダン・和風など)があります。自分の理想としている家が、依頼する建築家の得意なデザインと一致しているかどうかも、建築家選びのポイントです。

しかし、大事な要素はデザインだけでなく、考慮しなければならないポイントは他にもあります。

ここでは、デザイン以外の点で見極めなければいけないポイントをご紹介します。

経験と技術があるか

設計には経験と技術が非常に大切です。その建築家の経歴を見て、経験と技術を持った建築家かどうか判断しましょう。業界では、40歳はハナタレ小僧と言われていますよ!

住宅設計と公共施設の設計とでは、公共施設の設計の方が、より高度な技術と経験が要求されるので、ホームページ等で経歴を見て、できれば公共施設の実績がある建築家を選ぶようにしましょう。個人住宅しか実績がない場合は要注意です。

住宅性能まで意識しているか

デザインが素晴らしいだけでは建築物としては不十分あり、耐震性能や気密性能、断熱性、遮音性なども十分に吟味しなくてはなりません。

耐震性・気密性は「中高層建築の設計」に、また、遮音性能は「放送局・音楽ホール等の設計」で必要とされる知識です。より高度なものを知っていれば、その応用範囲も広がり、住宅設計の随所に適用できるようになります。

建築家の経歴の中に「中高層建築の設計」や「放送局・音楽ホール等の設計」が含まれているかも、合わせて確認してみると良いでしょう。

3:設計監理能力で見極める

設計監理とは、その設計図にもとづき、品質・性能・工程・コストが、間違いなく施工されているかどうかを、指示・確認・承認する業務です。

これに加え、建主の意向による、現場段階での変更事項の指示や、変更によるコストの調整及び清算、確認変更申請、手抜き工事がないかの確認等も含まれてきます。

現場段階の変更に柔軟に対応できるか

設計段階での多少の変更は、追加設計料もかからず、予算調整も十分に可能なので、大きな問題にはなりにくいです。

しかし、現場段階での変更は、すべて建設工事費の清算対象となるため、予算をオーバーしてしまう場合があります。

一度決定をして進行してしまうと、そのまま完成形となり、後戻りができなくなってしまいます。

建主の要望と向き合い、他の部分を削る提案をするなどの柔軟な対応が出来る建築家のほうが、より信頼できますね。

施工者との力関係

設計者は、建主と話し合い、決定したものを現場に指示していきます。現場は、設計者の指示に基づいて施工するのです。

設計者が施工者に対して、指示や確認、承認していくものは膨大にあるので、設計者には建築現場の隅から隅までを把握し、細部まで見逃さない技術、知識、経験が必要とされます。

監理能力のない設計者が現場を監理すると、施工者まかせとなり、設計図に基づく性能が発揮されなかったり、施工者主導の現場となってしまい、結果として、手抜き工事に繋がっていきます。

4:コストマネジメント能力で見極める

建設工事費が決定するのは、設計完了時でも工事契約時でもなく、建築の完成時なのです。

設計段階でも面積・構造・設備機器・仕様などを予算に合わせて調整していき、現場段階での変更を含めて、最終的に予算から漏れないように計算しながら設計監理を進めていきます。

このようなコストマネジメントが出来る建築家かどうかが、非常に重要です。

コストマネジメント能力が高い建築家の場合、予算オーバーしても予算の5%以内だと言われています。

5:過去の作品を見せてもらう

作業量・労働時間に比べて設計料が安すぎるが故に、建築家は住宅設計だけを請け負っていても、とても商売になりません。

なので、住宅以外に設計受注の機会がない建築家(=住宅専門屋)を除いて、通常は、住宅設計以外のマンション・オフィス・商業施設等の設計も請け負うことになります。

ホームページの作品集または実績集を見て、住宅以外の作品もある建築家を選んだ方が、住宅専門屋に頼むよりも、技術・知識・経験の点で安心です。

また、作品傾向がいつも同じ建築家よりも、バラエティーに飛んでいる建築家の方が、建主の意見が反映されやすいでしょう。

おわりに

上記のポイントを参考にして、パートナーとして最適な建築家を選んでくださいね。

(photo by 筆者)

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