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挙式スタイルの基礎知識【神前式編】

三三九度や玉串奉奠などの儀式、雅楽や和装をはじめとする日本古来の凛とした伝統美が印象的な挙式スタイルです。ホテルや式場の中にある仮神殿でも行えるほか、神社での本格的な式も可能で、年々、人気が上昇しています。

ここでは、挙式スタイルのひとつ「神前式」の基礎知識について解説していきます。

本記事は、ゼクシィnetにより、2013年に執筆されたものです。

神前式の基礎知識

古くさい、和装が似合わない、親族しか列席してもらえないなど、先入観で敬遠されがちだった神前式。実はかわいい和装も多く、会場の広い神社などでは友人や知人が列席可能のところもあります。近ごろは伝統を重んじるスタイルが逆に新鮮と、神前式は静かなブームにもなっています。

神前式を挙げる場所は?

本格的な神前式は神社で行う挙式ですが、式場やホテルでも館内神殿での挙式が可能です。

神前式が親族しか列席できないものと思われているのも、ホテルや式場の仮神殿では、スペースの関係で40名ほどの収容人数となってしまうことが多いからだそう。

収容人数が多ければ友人や知人の列席もできます。

神前式の起源とは?

現在のような神社で行う形に整えられたのは、明治33年に行われた大正天皇のご成婚が最初です。一般に広まったのは第二次世界大戦後。それまでは新郎の自宅に身内の者が集まり、床の間に祀られた神様の前で行うスタイルでした。

神前式の式次第

神前式では三三九度や玉串奉奠など独特の所作がたくさんあります。もちろんそれぞれに決まった作法はあるものの、いちばん大切なのは素直な気持ちで臨むこと。式の流れについては前もって斎主や巫女さんが手取り足取り説明してくれるし、式中もきちんと指示を出してくれるので、心配しなくても大丈夫です。

神前式の流れ

1:参進の儀(さんしんのぎ)

結婚の儀を告げる雅楽が演奏される中、斎主・巫女に先導された“花嫁行列”が本殿・御社殿まで進みます。

2:入場

斎主、新郎新婦、仲人、親、親族が入場。神社では楽人が先頭。神前に向かい右側に新郎、左側に新婦が座ります。

3:修祓(しゅうばつ)

一同起立、斎主による祓詞(はらいことば)に続き、清めのお祓いを受けます。

4:祝詞奏上(のりとそうじょう)

斎主が神前にふたりの結婚を報告し、幸せが永遠に続くよう祈ります。

5:誓盃の儀(せいはいのぎ)

三三九度の盃。新郎新婦が大中小3つの盃で交互に御神酒をいただくことで、永遠の契りを結びます。

6:神楽奉納(かぐらほうのう)

巫女が神楽に合わせて舞を奉納します。神社によってはない場合も。

7:誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が神前に進み出て、誓詞(=誓いの言葉)を読み上げます。

8:玉串奉奠(たまぐしほうてん)

新郎新婦が神前に玉串を捧げ、「二拝二拍手一礼」。仲人夫妻、両家代表が続きます。

9:指輪の交換

結婚指輪の交換をします。

10:親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)

親をはじめ両家の親族が、順に御神酒をいただきます。

11:斎主あいさつ(さいしゅあいさつ)

斎主が、結婚の儀がとどこおりなく終了したことを報告します。

12:退場

全員が退場します。

結婚式での和装のいろいろ

一生に一度という意味ではウエディングドレスも和装も同じ。最近は手軽に着脱できる着物もあるのでお色直しの時間は短縮が可能です。洋髪や洋花ブーケと和装をコーディネートする、新しいスタイルも続々登場しています。

白無垢

唐織り、刺繍柄などさまざまなタイプがある白無垢。伝統的な綿帽子を合わせられるのは白無垢の時だけですが、角隠しを合わせても良いでしょう。

黒引き振袖

明治・大正時代の良家子女が着ていたとされる花嫁衣裳の引き振袖は黒が人気!松竹梅や鶴といったおめでたい柄が多いです。文金高島田に角隠しを合わせて。

色打ち掛け

色や柄のバリエーションも豊富でいちばん華やかな和装です。挙式は角隠しでコーディネートするのが良いでしょう。白無垢からのお色直しなら、5分程度でできます。

オーガンジー打ち掛け

軽やかに透けるオーガンジー素材の打ち掛けはキュートでソフトな雰囲気に。他の和装に比べて軽く、長時間着用していてもラクなのも嬉しいです。

日本男児の和装・紋服

新郎の和装は黒羽二重の羽織に、黒もしくは茶色の縞柄の袴を合わせたものが正装です。他に色無地の羽織に縞や無地の袴を合わせてもOK。

おわりに

和装は気持ちも引き締まります。正統派からモダンなスタイルまで選べるので、好みに合わせてアレンジしましょう。

(image by 筆者)

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