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習慣の違いから学ぼう!ホームステイ先で「合わない」と感じた時の対処法

2000年に訪れたニュージーランド。習慣の違いから学んだホストファミリーとのコミュニケーション

筆者がはじめに滞在したオークランドで、語学学校に通いながらお世話になったホームステイでのホストファミリーとの間に起きた様々な問題とその対処方法をご紹介したいと思います。

ホームステイ先の紹介の経緯

以前に筆者の友人がお世話になっていたホームステイ先を紹介されて決まりました。知らされていたのは、家族構成が40代のお父さんとお母さん、6歳の男の子、4歳の女の子、2歳の男の子の5人家族だということだけでした。

知り合いの紹介だからということで、安心感から特に詳しい情報も聞かず即決した筆者でしたが、家ごとのルールなどなるべく細かく確認しておくことがおススメです。

問題発生

1.子供たちに関するルール

子供たちはのびのびと自由に育てられている印象でしたし、筆者も特に何も気にせずに生活をしていたある日のこと。いつものように子供たちと一緒におもちゃや本などを見ながら遊んでいたときに一番上の男の子が「テレビを見よう」と言いました。

子供が遊ぶ部屋にテレビがあるため、何の疑いもなくテレビをつけ、子供向け番組を一緒に見ていました。

そこに外出していた両親が帰ってきていつものやさしい表情のまま、少し困った顔で「今日はもう見ちゃいけないのよね。」と言いました。

この家族には子供たちに関するルールに

「テレビは一日30分まで」

というものがあったのです。

「なぜそのことを教えてくれなかったのだろう…」

とさみしい気持ちになりました。

2.食事に関して

食事は、3食付きにするか全て別で自分で用意するかを選べるようになっていました。それによってもちろん料金が変わってくるのですが、初めてのホームステイでしたし、みんなと同じものを一緒に食べたいという思いから筆者は3食付を選んでいました。

いつもおいしい食事をみんなで楽しくいただいていたある日のこと

「今日の夕飯は私が作りたい。」

とお母さんに提案してみたことがありました。

筆者が作った夕食をみんなで食べようと考えていたのですが、その日の夕飯は筆者とホストファミリーは別々のものを一緒の食卓で食べることとなりました。

状況を把握できず

「なぜ私が作ると言ったのにわざわざ別のものを作ったのだろう…」

と複雑なおもいでした。

3.食器の洗い方

あとからわかったことですが、ニュージーランドでの食器の洗い方は洗剤の付いた食器を水で洗い流さないのが一般的なようです。

シンクに熱湯をはり、その中で洗剤を泡だてて食器を全て入れ、汚れを落とした後、自然乾燥させるか布巾で泡をふきとります。

筆者が初めてこの洗い方を見たとき、

「ここで生活していけるのだろうか…」

と不安になりました。

原因と対処方法

1.子供たちに関するルール

  • テレビは一日30分まで

この日の夜、両親に時間をもらい、子供たちに関するルールが他にないかを確認しました。

普段から子供たちはこの約束を破ることはほとんどなかったようで、両親も筆者に特別伝えておく必要もないと自主性を大切にしていたようでしたが、筆者が同居し今までと違う新しい環境のもとでの生活が子供たちに少なからず影響を与えていたのだと思います。

2.食事に関して

  • 私の作った日本料理を食べてもらえない

数日後、何気ない会話の中で「日本食は嫌い?」とあの日のことを聞いてみました。そこではじめてわかりました。

「今日は私が作るので、それをみんなで一緒に食べたい。」

と伝えたつもり

「今日は自分のものは自分で作りたい。」

と伝わってしまっていたようです。

この日の夕飯は筆者が担当し、みんなで同じものを食べながら楽しい夕食となりました。

3.食器の洗い方

  • お皿の泡を洗い流さずそのまま使用。

はじめは我慢していたのですが、やはり泡の付いたままの食器を使うことに抵抗があったため、その気持ちをそのまま伝えました

するとホストマザーは、体や環境に負担のない成分で出来ている洗剤を使っているため、気にしなくても大丈夫だということを教えてくれました。

「それでも気になるようであればあなたの食器はあなたの好きな洗い方で洗っていいのよ」

と言ってくれました。

それからははじめのうちは自分の洗い方をしていましたが、洗剤の安全性を知ってからいつの間にかこのニュージーランド流の洗い方が好きになっていました。
このとき以来、子供たちを寝かしつけた後、リビングでゆっくり話す夫婦の時間に時々筆者も入れてもらい、定期的に話をする機会をつくってもらいました。

アドバイス

それからもすれ違いやうまく伝わらずもどかしい思いをすることがありましたが、自分から積極的にコミュニケーションをとり続け、何度も何度も会話を繰り返すうちにどんなことも

「まただね。」

笑い合える日常となり、失敗を恐れず楽しめるようになりました。

もしも「話す」ということを積極的にしようとせず、受身のままでいたとしたら「このホストファミリーとは合わない」と思いこみ、わかりあえないままお別れすることになったのではないかと感じています。
自分の語学力に自信がないからこそ、ゆっくりじっくり会話をし気持ちを伝えることで本当に言いたいことと相手の思うことがきちんと理解し合えたように思います。

おわりに

筆者はこのときの経験からコミュニケーションの大切さを身を持って強く感じています。

小さなすれ違いや思いこみで「合わない」と誤解が生じてしまうことはとても残念なことです。

母国語同士であっても難しいコミュニケーション。言葉の違いがあればなおさらですが、失敗を恐れずに積極的に想いを伝え、楽しんで会話をすることが一番だと感じています。

たくさんの人たちがたくさんの文化に触れ、交流できる機会がもっともっと増えるといいですね。

(photo by 著者)

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