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学芸員を目指すあなたへ!美術館・博物館で働く方法

学芸員とは、美術館や博物館で多くの美術品や歴史的価値のある遺物などを扱い、さまざまな貴重な経験ができる職業です。

著者はそんな学芸員の仕事に憧れ、学芸員を目指し、大学で学芸員資格を取得した後に嘱託学芸員として博物館で3年間働きました。

ここでは、学芸員として美術館・博物館で働くにはどうしたらよいかを紹介したいと思います。

学芸員として働くには

STEP1:芸員資格を取る

学芸員資格は文部科学省が所管する国家資格です。文部科学省では学芸員資格の取得方法として以下の3つを挙げています。

1.学士の学位を有し、大学で文部科学省令の定める博物館に関する科目の単位を修得したもの。
2.大学に二年以上在学し、博物館に関する科目の単位を含めて六十二単位以上を修得したもので、三年以上学芸員補の職にあったもの。
3.文部科学大臣が、文部科学省令で定めるところにより、上の二つにあげたものと同等以上の学力及び経験を有すると認めたもの(学芸員資格認定を合格したもの)

著者は1.の方法で大学で「博物館概論」や「博物館情報・メディア論」などといった博物館に関する授業の単位を19単位、専門分野の単位(著者の専門はは歴史系だったので)「考古学」や「民俗学」の授業などを10単位取りました。

また、「博物館実習」として4年生の夏に一週間前後、博物館へ実習に行きました。そして、卒業と同時に資格を取得しました。

1.の方法では試験などはなく、大学で必須単位を取るだけで資格が取得できます。

最短で学芸員資格を取得するには、1.の方法が一番です。
2.の方法では一度、美術館・博物館で3年以上学芸員補として働かなくてはなりません。また、3.の方法では学芸員資格認定の資格を受け合格しなければなりません。この試験を受けるにも、やはり学識や業績(学士号を有すことや学芸員補として四年働くなど)がなければいけないので長い時間がかかると思います。また、美術館・博物館で働くには、学芸員補としてでも学芸員資格があった方が有利なので無資格では難しいです。

STEP2:学芸員として美術館・博物館に就職する

学芸員として美術館・博物館に就職には以下の方法が多いと思います。

  • 大学で紹介してもらう

大学は研究機関として美術館・博物館とのつながりが深いです。大学の就職課に求人が出ていたり、教授が美術館・博物館に出入りし求人状況を知っているかもしれません。

  • ハローワークや求人情報誌などで探す

稀に求人が出ています。著者もハローワークで嘱託学芸員の求人を見つけました。

  • 美術館・博物館がある県・市・町の職員になる

公立の美術館・博物館は役所の生涯学習課や文化財課が管轄していることが多いです。なので、役所の職員になり希望を出し以上の課に就ければ学芸員として働けるかもしれません。

著者が出会った学芸員の方にも、そのような方が何人もいました。

学芸員として働くためにやっておいた方がよいこと

学芸員の仕事は、美術品や歴史的な遺物の展示を通して、来館者に多くのことを伝えることです。人に物事を伝えるたり教えたりする能力を非常に必要とします。

人に物事を上手く伝え、教える能力を付けるには様々な美術館や博物館の展示を見たり、美術書や図録の解説を観て勉強することが大切だと思います。

実際に自分が展示をする時を想定して、「どのくらいの人を対象にどんなことを伝えたいか」、「それを伝えるにはどんな物を展示し、どんな解説を付ければいいか」をイメージしてみるのもいいでしょう。

学芸員を目指す人へ

学芸員は狭き門です。研究職でもあるが故に、一人の人が専属で一つの美術館・博物館に就いているような形態になっており、中々次の人へと引き継がれないのが現状です。

学芸員を目指してる人は、そのことを知り覚悟しておく必要があります。

でも、著者のように棚ぼた的に(嘱託ですが)学芸員の仕事ができるかも知れませんよ!だから希望は捨てないでください!

おわりに

学芸員の仕事は本当に楽しいです。様々な貴重品を扱えたり、有名な先生と会えたり、来館者から「素敵でした」と褒められたり…感動がたくさんあります。

著者は嘱託として雇われていたため契約終了とともに辞めてしまいましたが、とてもいい経験ができました。

この文章を読んだ方が学芸員となり、充実した仕事ができることを祈っています。

(Photo by 著者)

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