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登山のトラブルを事前に回避する方法【体験談】

登山にトラブルはつきものだと思います。この場合、トラブルとは転倒や滑落から雷に遭遇するといったような、さまざまなケースが想定されます。

今回は避けるための「処方箋」を紹介したいと思います。

筆者の登山歴は45年になります。しかし、大きなトラブルにも遭遇せず、今も山登りをしているのは、「処方箋」のお蔭かもしれません。

トラブルを事前に察知するコツ

1:データや傾向を把握する

トラブルが多い山はある意味では有名になっています。谷川岳の遭難者は過去800人以上を数え、エベレストより断然多いです。その多くはロッククライミングですが、新潟県と群馬県の県境にあるため、荒れた気象から道迷いになることもあります。

こうしたことから、過去のトラブル事例を把握すれば、そこから何に注意すれば良いかわかると思います。

2:気の緩みに気を付ける

転倒を例に取れば、下降時に多いのが実情です。登山途中のアップダウンの時も然り、登頂後の喜びに浸っている時も然りですが、上りよりも気が抜けることが多いようです。

無論、疲れがないわけではありませんが、日頃の体力強化を図れば、膝や腰の脆弱化はある程度防げるはずです。

3:常に危険を意識する

下界と異なり、山はある意味特殊な世界です。熊と遭遇することも、本来は山で生息する熊の「領域」であるわけです。例え熊と出会っても変な刺激せず、後ずさりして逃れる方法がベストです。

こうした例だけでなく、山は危険な要素が満載であることを意識として植え付けることは、トラブルを事前回避できる大きな手段になります。

筆者のトラブル体験談

2004年5月の思い出したくない体験です。ゴールデンウイークに福島県の奥会津にある七ヶ岳の登山計画をしました。仲間4人と一緒でした。春山ですからアイゼンとピッケルは必携のはずですが、仲間の一人がアイゼンを持参してきませんでした。

それでも、その年は積雪が多くなかったですので、「何とかなるだろう」の気持ちで歩き始めました。しかし、山中に入ってから雪も深くなりました。アイゼンなしの不安定の足場でステップを切りながら上ったのですが、ルート探しも苦労しましたので、登頂は諦めることにしました。

下山の途中で事故

下山の途中で「事故」が起きました。アイゼンがないことから、足場が悪く、急斜面を5m以上も滑落してしまったのです。仲間は腰を強打し、足首も骨折しました。仲間のひとりが登山口まで急いでヘリの要請をして無事に帰還することができました。

「何とかなるだろう」は山では通用しないことを実感しました。

おわりに

最近は山で「ダニ」に遭うことが珍しくありません。以前は「ヒル」の被害に遭ったニュースが賑わいました。こうしたことも事前にデータを把握すれば、遭わずに済みます。実際、「ヒル」は神奈川県の丹沢地域に多く、秋から冬に掛けて現れます。首筋や足元を気付かずに襲われたケースがほとんどです。

本来、山登りは楽しいですが、トラブルに遭っては元も子もありませんので、目的の山を事前調査することも計画の中に入れると良いと思います。

(image by 筆者)

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