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高価な1台よりほどほどを2台?デジカメ選びで大事な5つのポイント

カメラを趣味や仕事にしていると、「今度カメラを買いたいんですが、良いカメラありますか?」という質問をよく受けます。しかし、世の中に「悪いカメラ」が存在するのかというと、まずそんなカメラはありません。

カメラは道具ですから、「良し悪し」よりも、コストまで含め、「使用目的に合っているのか?」が大切です。なので、先の質問を受けた方には、必ず「何をどういう風に撮りたいんですか?」と聞きます。

使用目的よって、その人にとっての「良いカメラ」は大きく変わってしまうからです。

この記事では、現在7台のデジタルカメラを所有している筆者がデジカメの選び方のポイントをご紹介していきます。

デジタルカメラ選びのポイント

ポイント1:自分の使用目的を明確にする

まず、何をどう撮りたいのか、どう使いたいのか、それを明確にすることが第一です。1つではないかもしれませんが、何を最優先で考えるのかハッキリさせましょう。

例えば、小さな子供の成長記録や、旅行などで持ち歩く場合、嵩張る一眼レフよりも、常に持ち歩けるコンパクトカメラが良いでしょう。

子供が大きくなり、運動会や発表会など、遠くで激しく動くものを撮りたいシチュエーションが増えれば一眼レフと望遠レンズが欲しくなるでしょう。

花を撮りたいならマクロ機能が充実したものが良いですが、山歩きをしながら記録的に撮るのに使いたいなら軽量なことを優先したいでしょうし、作品的に撮っていきたいなら、一眼レフとマクロレンズ等になるかもしれません。

自分が何を一番に優先したいのか、他のことはどの程度まで妥協できるのかをハッキリさせてから、カメラを選び出すと良いでしょう。

ポイント2:1台のカメラにすべてを求めない

記事冒頭で「カメラは道具だ」と書きました。道具には、それぞれに最適な使い道があります。

カメラの場合、初心者の人ほど1台のカメラにすべてを求めてしまいがちです。もし、デジタル一眼の中級機を1台だけ買うつもりなら、デジタル一眼をワンランク下げて、浮いたお金でコンデジを1台追加するようにアドバイスしたいです。

なぜなら、その方がより多くのシチュエーションに対応できるからです。高価なカメラが、すべてに対して万能というわけではありません。

もちろん、一気に揃える必要もありません。優先するものから徐々に揃えていきましょう。最初に大きくつぎ込み過ぎて、身動きが取れなくならないように、きちんと予算のやりくりをすることをおすすめします。

複数の性格の違うカメラに、それぞれ役割を分担してあげましょう。

ポイント3:オーバースペックに気を付ける

日常的に気軽に使いたいのに、プロ仕様の重く高価で扱いも難しいものを選ぶより、ある程度の期間で買い替えて更新していくことも考え、余裕を持って付き合っていけるカメラを選ぶことが大切です。

極限撮影でもない限り、スペックの不足はテクニックを勉強したり工夫することでいくらでも補えます。しかし、いくら高価なカメラを持っていても、カメラ任せに撮っているだけであれば宝の持ち腐れにしかなりません。

デジタル製品の進歩は早いので、無理に高価なものを買うより、ある程度の期間で買い替え、余裕のあるものと付き合っていく方がベターです。

ポイント4:アクセサリー類の予算をケチらない

よく見られるケースが、予算のほとんどをカメラ本体に充ててしまう人です。これは大変な落とし穴で、アクセサリーにこそ予算を割いてほしいと思います。

プロはカメラやレンズはもちろんですが、三脚やカメラバッグ、照明機器やフィルターはもちろん、その他のアクセサリー類などに予算をしっかりかける人が多いです。なぜなら、写真の良し悪しはカメラそのものよりもそうしたアクセサリー類によるところが大きいからです。

まず、必要になるのは三脚とカメラバッグでしょう。ファミリー用途が主であれば、三脚は旅行などにも使えるように小型のもので構いませんが、作りのしっかりしたものを1つは持っておきましょう。カメラバッグも使いやすいものをしっかりと選ぶのがポイントです。

メモリーカードもノーブランドのものではなく、サンディスクなどの信頼性に定評のあるブランドのものを選びましょう。

予算的にしっかりとアクセサリーを揃えられないのであれば、カメラ本体のランクを1つ下げましょう。

ポイント5:数字に踊らされない

最近の携帯電話やスマートフォンのカメラ機能はどんどん進化していますが、残念ながら画素数とは画質を表す数字でも、解像度を表す数字でもありません。それらに関与する数値の1つでしかないのです。

今の1600万画素のスマートフォンのカメラと、10年前の800万画素のデジタル一眼なら、一般的には800万画素のデジタル一眼の方が遥かに高画質です。

ISO感度にも同じことが言えます。「このカメラはISO6400まで使えるから高感度に強い」は誤りです。メーカーが「常用ISO感度」として設定しているのは、あくまで「そのカメラの主な出力先であろうサイズ」をターゲットして設定しているだけで、絶対的な性能の基準を示す数値ではありません。

例えば、コンデジやスマホのカメラ機能からのプリント先は、多くの場合はL判かハガキサイズでしょう。これで問題なく見える程度を「常用」としてターゲットにしていると考えると良いです。

対して、デジタル一眼はA4やA3、全紙やそれ以上のサイズへのプリントも考えられます。その程度をターゲットとしているかはメーカーによって、機種によって違ってくるでしょうが、そうした大きなサイズへプリントしても耐えうるという程度を「常用」としていると考えれば分かりやすいでしょう。

つまり、同じ「常用ISO感度上限がISO6400」だとしても、実際の性能は大きく違うということです。

もちろん、他の数値に関しても同じです。それぞれに意味はありますが、正しく理解していないと数値だけを単純比較しても意味をなしません。

今はサンプル画像も多く出ているので、数字や噂に踊らされず、実際に自分の目で見て納得できたものを選びましょう。

購入時のアドバイス

家電量販店の店員さんなどは、話してみると結構勘違いをしている方も多いので、詳しいカメラ知識を持っている場合は稀です。

それに比べ、カメラ店の店員さんはしっかりと教育されている場合が多いです。仮に多少高かったとしても、それは相談料として考えるくらいが良いと思います。購入後も、色々な相談に乗ってもらえますよ。

カメラは、持っていて楽しいこと、常に持ち歩きたいと思えることも大切です。選ぶ際には、感覚的なフィーリングも大切にしてあげてください。

おわりに

合う、合わないはあるにしても、その商品がその価格で成立して流通しているということは、その価格に見合っただけのものはあるということですので、「一度手にしたカメラとはとことんまで付き合ってみる」「そのカメラの良いところを引き出すように工夫してみる」ことが大切です。それができれば絶対に後悔はしないと思います。

筆者も正直、最初に「何だこのカメラは」と思ったカメラもありますが、使い込んでいくうち、使いこなせるようになっていくうちに愛着が湧き、自分のスキルも一段階懐が深まったように感じます。

是非、手にしたカメラを「愛機」にしていってほしいと思います。皆さんのフォトライフが、より良いものになることを願っています。

(photo by 筆者)

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