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株式投資にかかわる指標PER(株価収益率)の基礎知識

PER(株価収益率)とは、会社の利益と株価の関係を表していて、割安性を測る指標です。PERの数字が小さいほど割安といえます。

ここでは、株式投資でかかわる指標「PER(株価収益率)」について解説していきます。

本記事は、やさしい株のはじめ方のご協力により、2013年に執筆されたものです。

PER(株価収益率)の求め方

【時価総額÷純利益】で数字を出すことができます。PERを出すことで、 時価総額(=株価×発行済み株式数)が純利益の何倍まで買われているか?を示すことになります。

仮に以下の条件の会社があったとします。

  • 時価総額:1兆3696億3800万円
  • 純利益:1086億2400万円

この2つの数字を用いてPERを計算すると、

1兆3696億3800万円÷1086億2400万円=12.46

となり、PERは12.46倍と出すことができました。

しかし、こんな面倒な計算をしなくてもPERを知る方法があります。「株価収益率」がPERの数字と同じになります。

同じように、【株価÷1株利益(EPS)】で計算しても同じ意味になります。時価総額÷純利益を両方とも発行済み株式数で割った場合、株価÷1株利益(EPS)となるからです。

PERの読み方

次に考えたいのは、PERという指標を使って、どうやって割安性を計るかです。

単体で読む

1つの例として、純利益と時価総額の関係から、PERが10倍と出たとしましょう。このときのPER10倍を、この会社だけで絶対的に考えると、純利益10年分で時価総額と同じになるという意味になります。

つまり、投資家がこの会社の株を時価(今の株価)で買うと、広い意味で10年間で投資額分が稼げるということを示しています。PERが5倍であれば5年間で、20倍であれば20年間で投資額分が稼げるということを示します。

PERが低い株は、投資額の回収までの期間が短いという意味で、「割安」と言われています。

平均や他社と比べて読む

PER(株価収益率)という数字を全体の平均や他の会社と比べる、相対的な視点で考えてみましょう。例えば、先ほど使ったPER=10倍という会社があったとします。仮に、この会社は東証1部に上場していて、電力会社(東京電力や中部電力など)だったとします。

相対的に比較できるのは、所属する業界全体から見たPERです。この場合は電力会社を例に取っているので、【電気・ガス業】という欄を参照してください。さらに東証1部と仮定していますので、【東証1部】の欄を見てください。業界全体のPERが15倍だった場合、この電力会社のPER10倍というのは割安という判断になります。

具体的に東京電力や中部電力など個別の電力会社のPERをいくつか持ってきて、それと比較をし、PERが高いか低いかを判断することもできます。このやり方は、「電力会社に投資をしたいけど、どの電力会社にしようか迷う」というときに役に立つと思います。

おわりに

丸暗記するのではなく、PER(株価収益率)という数字の意味を理解しましょう。絶対的にも相対的にも利用できるので、いろいろな角度から活用してください。

(image by amanaimages)

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