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土地っていくらで買えるの?「地価」の基礎知識

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家を建てる上で重要な「土地」。しかし、いざ購入するときに気になるのが値段ですよね。

今回は、日本の土地事情から「地価」に関する基礎知識をまとめてみたので、疑問をお持ちの方は参考にしてみてください。

本記事は、株式会社ザ・ハウスのご協力により、2013年に執筆されたものです。

「地価」の基礎知識

日本の土地市場は「売り手」市場

日本は地勢上の特徴から、土地の絶対数が不足している上に、狭い国土に対して人口が多いため、土地の需要が圧倒的に強い状況にあります。景気の浮き沈みにかかわらず、住宅地の手ごろな土地はいつでも不足している状況にあり、これは都市部においてより顕著な傾向です。

つまり、日本の土地市場は完全な売り手市場であり、買主はなかなか土地の情報を入手することができず、取引上も不利な立場に置かれがちです。

少し特殊な「地価」

地価も他の商品と同じように、需要と供給のバランスによって価格が決まります。

しかし、土地がパソコンや車などの量産品と大きく違うのは、土地は「一点物」だという点です。

パソコンや車などは同じ製品をたくさん生産できますが、土地はパソコンや車と違って、人気があるからといって量産できるものではありません。1つ1つの土地が唯一無二であり、人気に比例して地価も高くなります。

また、土地は優れた資産であるため、地価は土地そのものの評価とは別に、取引の中で生じる売主の事情によっても左右されます。

地価を決める需要と供給のバランス

需要と供給に影響を与える個別の要素は以下のものです。

1:地域性

地価は、街のイメージや利便性、住環境など、「その地域の持つ地域性」によって異なります。交通の便や買い物の利便性がよく、環境に恵まれた地域は価格が高く、そうでない地域は価格が安くなります。

2:その土地の持つ固有の特性

地価は、生活の利便性、方位、形、道路条件、高低差、その地域の建築法規など、その土地が固有に持つ特性によっても大きく異なります。一般的には、駅から近く、間口が広く、形が整い、広い道路に面し、道路との高低差がない土地は高くなります。

3:流通量

人の出入りが少なく売り出される土地が少ない地域では、相場そのものが成り立ちづらいために、たまに土地が売りに出されると高値で取引される傾向があります。

逆に流通量が多く相場が成り立ちやすい地域では、地価を形成する要素が互いに影響し合い、比較的こなれた価格で取引されます。

4:業者の動向

業者がどの地域に魅力を感じるかは「1」とほぼ同様ですが、金利や土地政策によって特に建売業者が活動しやすくなる環境が整うと、元々人気のある地域の相場をさらに押し上げることになります。

5:売主の事情

特に急いで売却する事情のない売主は、少なくとも相場値で売却できるまで待とうとしますが、何らかの事情ですぐに資金が必要な売主の場合は、価格を安くしてでも早く売りたいという動機が働きます。

掘り出し物はあるの?

残念ながら、掘り出し物はないといってよいでしょう。

万一、掘り出し物があったとしても、不動産業者やデベロッパーなどが市場に情報が出ないうちに購入してしまいますので、表に情報が出るころにはすっかり掘り出し物ではなくなってしまいます。

表に出た時点で相場より安い土地には、必ずそれなりの理由があります。相場より安い価格だったら、「何かあるかも?」と疑問を持つくらいの気持ちが必要です。

おわりに

気になるお値段の理解に、少しは力になれたのではないでしょうか?

土地購入は人生のビッグイベント。しっかりと知識を身につけて臨みましょう!

(image by 筆者)

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